マスゴミ許さず 2010.01.24

私の仕事は環境関係・・といっても地球温暖化を考えるような高度なことではなく、環境配慮設計をしようなんて技術があるわけでもなく、自然保護なんて高尚なことでもない。
公害を起こさないように排水処理装置を点検したり、マニフェスト票を書いて廃棄物を業者に引き渡したり、省エネをしてお金を節約しようとか、そんな低レベルのことしかしていない。
だからダイオキシンが史上最強の毒性のある危険なものなのか、そうでもないのか、私が知るはずもない。あるいは環境ホルモンが本当に存在するのか? あるいはゴアとか井口センセイの脳内にのみ存在するのかは見当もつかない。

しかし環境に限らず好奇心は貪欲であるから、そういった本をたくさん読んでいるといっても言い過ぎではないと思う。
不思議なことに、20世紀末にはマスゴミも国会でもちまたでも、あれほどダイオキシンで大騒ぎしていたのに、今では流行が過ぎた流行歌のように誰も歌わない。
2009/11/30に環境省が「廃棄物焼却施設の排ガス中のダイオキシン類濃度」というのを発表しているが、話題にもならなかった。
多くの研究者が日本(に限らないが)のダイオキシン濃度は70年代が最高で、それ以降ずっと減少していると報告している。20世紀末の久米宏をはじめとするマスゴミの大はしゃぎで日本にはダイオキシン特措法という悪法ができ、自治体は大変な費用をかけ、それはそのまま税金の無駄使いとなり、廃棄物処理はままならないという状況が続いている。
悪法と言えど法なりなんてソクラテスの真似をすることなく、民主党であろうと、自民党であろうと、早いところ法律を廃止してほしい。
ダイオキシンだ!怖いぞ
環境ホルモン!
ホルモン焼きならどこでも見かけるが、最近は環境ホルモンなんて記事も報道もみない。環境ホルモンとは人体をかく乱するのではなく、人心をかく乱する物質だといわれるようになった。
ところで最近はダイオキシンとか環境ホルモンの本は出版されているのだろうか?

ダイオキシンがタイトルについた本の出版数
5
31
32
14
14
4
3
2
1
1
1
2
0
97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
*ダイオキシン公害防止管理者試験テキストと問題集を除く。

環境ホルモンがタイトルについた本の出版数
0 35
33
6
5
5
6
5
1
1
0
1
0
97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

ダイオキシンも環境ホルモンは同時にはやり、そして同時に2004年で流行は終わったようだ。
人間は神様と違う。誰にでも間違いはあり、失敗もする。マスコミだって、騒ぎすぎとか、誤報というのは避けられない。しかし、それが間違いだったら、間違いと発言すべきではないのだろうか? しかしマスコミが「ダイオキシンはあまり危ないものではなかったようです」と訂正報道したのをみたことがない。あるいは「環境ホルモンって、大問題ではないようですから、ご安心ください」と社告を出したのを見たことがない。
マスコミとは実際にはマスゴミだったということなのだろうか?
何かそんな気がしてきた。

話はパット変わる。
毎日新聞が日本の母親は息子の性処理をしているという、変態報道をしていたのが発覚したのは2008年であった。変態報道をしたのが2008年ではない。捏造した変態報道をしていたのは発覚するまでの7年間とも10年間とも言われている。
まさに日本国民を侮辱したふとどきな新聞社である。みなさん、決して毎日新聞を購読してはならない。
しかし、さらなる問題がある。この毎日変態報道と称される歴史的大事件を伝えたのは、2ちゃんねるをはじめとするインターネットであった。マスコミと称されるテレビも新聞も報道しなかった。事件を広く報道しないで、マスコミでもなかろう。それじゃ、ミニコミなのか、コミュニティ紙なのだろうか?
日本のマスコミは、この瞬間にマスゴミであることを暴露した。
お間違えないように
その瞬間にマスゴミに堕落したのではない。
もともとマスゴミだったのが、一般に知られたのがこの時であるにすぎない。
読売とか朝日とか、マスコミを自認するなら、毎日の悪事を報道しなければならないはずだ。政治的なスタンスを持って、その主義思想に基づいて報道しても、それは犯罪でもなければ、誰に恥じることもない。しかし、明確な犯罪を報道しないことは不作為の罪である。事後従犯である。事後従犯は正犯同様犯罪者だ。
罪一等減じられるようだが・・

小沢一郎という人がいる。聞くところによると民主党の幹事長とのこと。過去に自民党の大臣や三役などが、政治資金規正法違反で疑われたときは、マスコミは大騒ぎをした。
ところがこの小沢さん、検察の取り調べを受ける事態になっても、マスコミは小沢幹事長を無実であるかのような報道をしている。このダブスタはなんだ!?
../2009/hato.jpg
そう言えば、鳩山首相・・本名はハトポッポ首相というらしい・・が母親から数十億のお金をもらっていたのがばれても、いいじゃないという報道であった。
麻生首相が高級バーで飲んだ時は、倫理的に問題だ!犯罪と同じだと声高に叫んでいたのは同じマスコミである。
いや違った、マスコミではない、マスゴミであった。

かようにマスゴミはおかしな報道しかしない。そしてマスゴミは今日も偏向報道をし続けている。
何のために?
お金のため? 中国様のため? 主義思想のため?
あるいは、何も考えず、盲目の殺戮者なのかもしれない。

本日の気がかり
法務大臣! 指揮権発動なんてするなよ



外資社員様からお便りを頂きました(10.01.26)
佐為さま
かようにマスゴミはおかしな報道しかしない。そしてマスゴミは今日も偏向報道をし続けている 理由は判った上で書かれているのでしょうけれど、お誘いに乗ります。(笑)
売れてナンボの「会社」ですから、主義も主張も、売上の前には無いのだと思います。
ですから、偏向報道は結果であって、結局は 主義も主張も、売上あってのことと思います。
これは、今に始まったものではなく、明治の頃から そうしたものだと思っています。
萬朝報は、日清戦争の時に 始め非戦論の立場をとったが売れなくない、主戦論に転じたのは有名な話です。
それに反対して内村鑑三は退社、幸徳秋水・堺利彦は退社し、平民新聞を出します。
NHKドラマ「坂の上の雲」(これは面白かったので受信料を払う気に少しなりました)でも、秋山弟が兄の下宿で新聞を読もうとすると「頭の出来ていない若者が新聞を読むと誤った価値観を持つ」と禁止されます。
ということは当時でも、新聞とはその程度のものという見方があっただと思いますし、私が好きな山本夏彦氏も、昭和の時代までは「新聞を子供に読ませない」のが常識だったと書いています。
太平洋戦争で惨敗した後、戦争はいつのまにか「軍部の責任」になり、更に転じて 戦前は全て真っ暗だったと平気でうそを書くようになりました。
実際は、「草の根 軍国主義」の言葉があるように、当時の新聞が 泥沼の中国戦線で厭戦気分が増えないように、「百人切り」のような実現不可能な景気の良い記事を書いて煽ったのは少し調べれば判る話です。
もう一つ面白いのは、朝日新聞グループが全て左が大好きな訳でもなくて、アサヒグラフは「皇室グラフ」などを出してお金を稼ぎ、朝日ソノラマ文庫は、良質な戦記ものを出していましたし、「宇宙戦艦ヤマト」まで出しているのですね。
再度まとめますと、マスコミは 売れてナンボ 儲かれば主義に関係なく出版(子会社から出す程度の配慮あり)都合の悪いことは忘れて 誰かのせいにする(編集、記者が変わりましたは絶好の口実)
知らないふりして嘘を書く(故意よりも勉強不足の場合が増えているかも)
という所でしょう。
これらは、今までも変わらないし、これからも変わらないのだと思います。
だからこそ、硬骨の記者は右だろうが左だろうが希少であり、普通は転職を繰り返すことになります。

外資社員様 毎度ありがとうございます。
亀井 静は「今の国民は相当数が大脳皮質で冷静に判断する能力をお持ちでない。新聞が『けしからん』と書いたりすると、その人(小沢氏)が何を言っても耳を貸さない」と述べたそうであります。
これも言い過ぎというか、空気を読まないというか、アホというか、悩むところですが、まあそれも一理あるのでしょう。
ともかく、この日本をまっとうにする・・という大きなことでもなく、私の暮らしをもう少し良くし、日本人の権利を確実にするには、アホ新聞をまっとうにしなければならないようです。
因果なことです。

ひとりごとの目次にもどる