ウェブ開設9年-原点は靖国にあり 2010.08.12

驚くことに、このウェブサイトを開設してから、明日で10年目に入る。つまり今日で満9年ということだ。
9年前にこのウェブサイトを開設したのは、靖国問題である。今の日本人の7割は靖国なんて中国や韓国から文句を言われる喉に刺さったとげという認識かもしれない。私自身、戦後の生まれであり、戦争はもちろん知らないし、靖国神社がいかなる意味を持っていたかを知っているわけではない。
靖国神社

しかし、私のおじ二人は戦死し、靖国に祭られている。実は、私の靖国はそこが基点であった。
田舎にその二人のおじのお墓はある。しかし未婚で戦死したおじたちに子孫がいるわけはない。そして父の兄弟の長男は東京に出てしまい、生きている間にも田舎のおじ二人の墓参りには来なかった。その息子も田舎のおじの墓参りには来たことがない。父には弟もいたが戦死したおじ(つまり兄)の墓参りには来なかった。田舎にいた父はお彼岸、お盆、命日に墓参りに行き、私はいつも同行していた。おじたちも鬼籍に入り、私のいとこの代になるともう戦死したおじのことなど気に留めないだろう。そりゃそうだろう。だって私を含めていとこたちが生まれる何年も前に戦死しているんだ。みな日々の暮らしに追われ、顔を見たこともない人より、生きている人を大事にするのは当然だろう。
30年前父が亡くなりましたが、私は義理というか習慣というか、おじ二人のお墓を掃除し、花を上げてきました。私が死んだら、私の息子に大叔父のお墓の守りをさせることはむずかしいでしょう。私が生きていても、遠くに移り住んだりすれば、お墓参りにくるにも大変だろう。そして、間違いなくいつかは誰も墓掃除もしなくなってしまうでしょう。お彼岸にもお盆にも誰も線香上げにも来ないのだろう。そしてさらに何年もたてば無縁仏になってしまうのだろうか?

悲しいことじゃないですか。
日本の国のために、命を奉げて、子孫もなく、忘れられてしまうなんて
いったい何のために生まれてきたのか、何のために戦ったのか、何のために死んだのか
あなた、疑問を感じませんか?

私は疑問に思ったのです。
国のために戦い、戦死した人を祭るのは国家の義務であるということです。
それは怪しげな戦没者慰霊とか千鳥ケ淵戦没者墓苑ではありません。れっきとした戦死者を祭っているところがあるでしょう。そして兵士は死ねばそこに祭られ、いつまでも国家と国民から敬われると信じていたはずです。
じゃあ、国家の象徴である天皇と、代表者である国家首脳と国会議員は靖国神社に参拝し、国のために戦い命を落とした人たちの冥福を祈るのは当然ではないか。

代議士とは国民を代表して国会に出ているという意味である。

しかし現実は違う。中国や韓国に気兼ねどころか、彼らの命令に従っているかのように靖国から遠ざかることに一生懸命だ。

だから、私はこのウェブサイトを作ってインターネットで発信した。
首相、国務大臣、国会議員は、靖国神社に参拝すべきであると
別に終戦記念日にこだわらなくても良い。元日、例大祭、海軍記念日、陸軍記念日、あるいは毎日でも良い。それが国家を代表するものの責務である。
あなた、そう思いませんか?

お断りしておきますが、政治思想とか、反戦主義とか、第二次大戦は間違っていたとか、どんなお考えであってもよい。
しかし、今のあなたが今の暮らしができること、そういう日本を作ってくれた、守ろうとして命をかけて戦ってくれた先人を、貶めること、忘れ去ることを私は決して許さない。
中国であろうと、韓国であろうと、どこに国でも国家のために戦った人は国家が祭るのが当たり前だ。アメリカは戦死しなくても参戦した人は国営墓地に眠る権利を持つ。
なぜ日本が戦死した人を忘れようとするのか、靖国を忘れようとするのか、
日本人は恥を知らないからか?
日本人は中国の、韓国の僕になったのか?

広島の記念日にアメリカ大使が参拝したとかアメリカ大統領がくるべきだとか、語る人は多い。
広島の犠牲者を貶める気はないが、広島の犠牲者は14万人といわれている。しかし、靖国にはその20倍近くの日本のために戦った246万柱が祭られているのだ。中国の国家元首、韓国大統領、アメリカ大統領が参拝してもおかしくないし、参拝すべきなのだ。
そんなことはぜんぜんおかしくない
外国の首脳が他国の無名戦士の墓を詣でるのはグローバルスタンダードだ
中国と韓国がグローバルスタンダードではなく、特定アジアスタンダードなのだ

そういう理屈さえ理解できない人たちが増えているということが日本崩壊の一症状であろう。
靖国なんて忘れたい、中国から文句を言われたくない。韓国併合には永遠にお詫びをしなくては・・
はっきり言う、それは間違いだ。
そんな思想では、いや思想なき妄想では、己の祖国を失ってしまうだろう。
戦争に負けたことと、中国とのもめごと、韓国のだだこね、そんなものと戦死者を祭ることはまったく別次元のことなのである。

くしくも私がこのウェブサイトを開設して半年後、私は事情があって田舎を去り都会で働くことになった。現在住んでいるところから田舎の墓参りに行くことは、もう大変な仕事である。新幹線、在来線を乗り継ぎ、最寄のJRの駅から、何キロも離れたバスも走っていないところにおじ二人のお墓はある。
申し訳ないが、過去何年も靖国神社にお参りすることで勘弁してもらっている。
そして私は、おじだけではなく、戦死しなかったが日本のために戦った亡父のためにも靖国で祈る。

おじを知らなくても、日本のために戦ってくれた先人を思って靖国を訪れてくれる人がいる限り、おじは自分の人生に誇りを持ち、そして安らかに眠ってくれるだろう。
そして246万柱の英霊は我が祖国を守ってくれるだろうと信じる。

9年前、靖国参拝で日本中が大揺れに揺れた。
私は何もできないが、インターネットにホームページを作って発信しようと思い立った。ホームページについてまったく知識もない私がhtmの解説本を読み、数日で作り上げた稚拙なホームページである。
開設時のデザイン
開設時はこんなデザインでした。
8月12日昼過ぎ、私は台風の影響で雨がぱらつく靖国にお参りしてきました。
サヨクもおらず、えせ右翼もいない、静かで参拝者はパラパラしかいません。
さびしいくらいでしたが、これくらいがいいのかもしれません。
セミがうるさいほど鳴いていました。



WPP様からお便りを頂きました(10.08.16)
お久しぶりです
10年間ご苦労様でした。時々、HPをみています。何せ4年前から、ISO14001をすることになり、参考にさせてもらってます。でも今年で終りですが。。。
我が家は、叔父が3人戦死しているので小さいときから、靖国神社に参拝しています。
不思議な事に参拝した首相は人気がでますが、参拝しないとすぐ潰れますね。
「参拝できない=根性なし」ですね。だから何やってもうまくいかないのです。
祝日に国旗を見るのは丸の内と都バス、交番です。三菱と都庁だけです。
霞ヶ関は用事がないので分かりません。
昨日も暑いのに多くの参拝者が来ていました。汗でタオルまでグシャグシャでした。
倅も元気で2度目の中東です。潰れかけているアメリカに負けない様日本人も頑張ってほしいです。
暑い最中、面白い記事をアップしてください。いつも応援しています。

WPP様 ご無沙汰でございます。
いつお便りを頂いたのかと調べましたら、なんと2004年、6年ぶりでございます。
お互いに定年でございますか・・

不思議な事に参拝した首相は人気がでますが、参拝しないとすぐ潰れますね。
「参拝できない=根性なし」ですね。だから何やってもうまくいかないのです。

おお!そうでございましたか、
では鉋音のいやな音を聞くのはあと少しですか、よかった、よかった、
お互いにまだ若い、バリバリと行きましょう。
息子さん、がんばってきてください。
二度中東に行った我が同志もいます。
無事を祈ります。


ぶるむん姫様からお便りを頂きました(10.09.06)
佐為様
「日本人よ!誇りを持て」がウェブ開設10年目に入られましたこと、まことに、おめでとうございます。
ラジオ体操を毎日しようと思いながら、たった二日でダウンした私は、三日坊主は三日も続けられて豪いと思いました(汗)。
ぶるむん姫
ぶるむん姫様
のご真影
そんな私のラジオ体操などとは比べられない(トウゼン)
憂国の思いから始められた、遥かな道程の10年目は大変素晴らしい偉業だと思います。
自称、支那共産党野戦軍司令官という者が日本国の代表になるやも知れぬ状況でわが国はどうなることでしょうか?
「日本人よ!誇りを持て」はその対極にある日本人の良心として、私たち鼓舞し続けていただきました。
難しいことも分かりやすい言葉で解説していただきました。
他の保守系でお見掛けするHNもここで拝見します。
皆様の思いは同じなのでしょう。
長野の惨状が再来しないように祈るだけですが、銃の知識もない一般日本人が対応できるのか甚だ疑問です。
今の混迷の時代に巡り合わせられたのは本望です。
ささやかながら自分ができることをして、行く末を見届けたいものです。
事あるときは…、今でしょうか?自分も何か出来る事をと考えています。

20年目突入、200万アクセス目指して、ご自愛の上続けられてくださいませ。
二百十日も過ぎたというのに異常な暑さが続いています。
心は若く、ハートは温かく、体調も少しは気をつけられて(#^.^#)…。

blue moon拝

PS.八月はなんとなく、心静かにとはいかない月ですね。。
  少しは心静かになってからと……暑〜〜い!
  9月に入っても、ちっとも心静かじゃないですね(笑)

ぶるむん姫様 まことに身に余るお言葉、感謝いたします。
200万アクセスは可能かもしれませんが、20年は無理でしょう。
あと数年でウェブサイトなんてものはなくなってしまうかもしれません。既に掲示板なんてものは消滅しました。ブログをしようかとおもっているうちに、ブログもすたれ、今じゃツイーターです。
諸行無常・・オザワもあっというまに平家物語になるのかも・・

ひとりごとの目次にもどる