失敗から学ぼう 2011.02.13

人間は誰でも間違いや失敗をする。間違いも失敗もしない人間は、チャレンジしない人間なのだろう。新しい仕事をするとき、はじめはうまくいなかいのは当たり前、もしスイスイといっていまったら、それは難しい仕事へのチャレンジではなかったのかもしれない。
よく言われるように、失敗は成功の母である。失敗なくして大きな成功はない。
おっと成功からも学ばなければならないのはもちろんだ。人間は成功から学び、失敗から学び、経験のすべてを吸収して成長していかねばならない。
個人レベルではなく、集団レベル、あるいは国家レベルでも失敗から学び、成功から学び、成長していくということは十分ありえる。
もちろんなにごとからも学ばず、失敗を繰り返す人がいるように、なにごとも学ばない国家もある。

さて、日本人は過去いかなる失敗をしてきたのか?
私は日本史なんて学校で習ったことはない。まず思いつくのは元寇の神風である。
事実か否かわからないが、思いも寄らぬ勝利というか負けをしなかったことで、日本は神に守られているという誤解、あるいは慢心が発生した。
当時の日本人が世界各地の情報を持っていたはずはないが、モンゴルが欧州東部まで攻め入って占領しちゃっていたという事実を知っていれば、日本がすごいということをいっそう感じたに違いない。

名将、野村監督のことばに「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのがある。もし、当時の日本人が謙虚にこの勝利は偶然であり、不思議の勝ちであると認識し、実力のなかったことを認識し、元寇の対応へのレビュー(再検証・反省)と対策を行ない、そうする習慣を後世に伝えたなら日本史は大きく変わったかもしれない。
もちろん、変わらなかったかもしれない

さて、55年体制と呼ばれた安定状態が、自民党と社会党の制度的陳腐化によって終焉し、それ以降20年近く日本は漂流している。2009年に民主党が政権をとって、漂流はおわったが状況は一層悪化し、漂うことも止めてもはや沈没寸前である。 2年間は授業料としてあきらめてもいい。せめて何かを学んでほしいものだ。
その成果として、エセ民主主義を標榜する政党をたたき出してほしい。

一刻も早く民主党を排除しよう
これ以上日本を悪くする前に

本日はチョー短文であるが、私の心底からの思いである。


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