2012年お正月

12.01.04
お正月である。
とはいえ、この歳になると、お正月と言えど、私にお年玉をくれる人もなく、私があげる人もいない。
家内と二人、なにもすることがない。

../nenga.jpg 元日に来た年賀状は、昨年の半分もない。去年の暮れに、喪中につきというはがきが何枚も来た。地震のために避難した先で病気になった方とか、壊れた家を直そうとして具合が悪くなって、そのまま亡くなったとかいろいろだ。80にもなって家の修理などすることもないのにと、亡くなった方のことを言う人がいたが、せざるをえないこともあるだろう。
地震で家が壊れたので建てなおしましたという人が一名、この方のお宅は築数十年経っていたはずだから、惜しくはなかったろうと思う。もっとも全壊ではなく風呂場とか台所が壊れた程度だったはずだが、思い切って建てなおしたらしい。
もう一方からは、家が壊れてしまったので借家に引っ越しましたという年賀状が来た。うーん、こちらはまだ新築して数年のはずだが、地震保険などに入っていたのだろうか。複雑である。
年賀状をながめた後、電車で二駅先のお寺に初詣に行く。行きは電車で行ったが、帰りは歩いてきた。4キロ近くあるのだが、寒くもなく気持ちがいい。
夜はお酒を飲んでおしまい。4合瓶が空になった。

二日目は皇居に一般参賀に行く。天皇陛下の健康が気になったが、遠めには病人には見えなかった。万世一系とか天皇が国の中心とは思わないが、昨年の大地震のときから、天皇陛下が日本人の心の支えという意味でシンボルだと実感する。首相が行こうと、大臣が行こうと、天皇陛下がテレビで語りかけることの偉大さにはかなわない。
その足で靖国神社に行って参拝。昨年の暮れ、どこかのテロリストが門に放火した後を見る。門の柱が黒くこげていたが、大したことがないようでよかった。
夜はまたおせちを肴に酒を飲む。また4合瓶が空になった。

../sake.jpg 三日目は、朝雑煮を食うと、健康のために歩こうと電車で三駅分歩いてみた。少しは体重が減ったかなと、ありえないことを考える。
とはいえ、夜はまたおせちを肴に酒を飲む。また4合瓶が空になった。

本日は4日目、することもない。家内の買い物に付き合う。特段福袋とかではない。食料品、雑貨など日用品の補充である。
今年の抱負など特段ないが、日本が無事平穏でありますように、そして自分自身も来年の正月を無事迎えられることを祈るのみ。
また、酒でも飲むか・・・もらい物の酒はまだある。


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