北朝鮮危機

2017.04.27
毎週、駄文を書いているが本日はというかこの半月書く気にならない。そりゃそうだ、今にも戦争になるかどうかという危機、ノーテンキなことを書く気にならないのは当たり前だ。
独裁者金正恩
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テレビなんてめったに観ない私だが、状況が状況だけにニュースは見ている。新しい出来事はネットでチェックしている。日本のものだけでなくCNNやBBCとか英文ニュースも観ている。テレビのニュースを見るのは、そのニュースをどう伝えているかを知りたいから。
テレビを観ていて朝鮮危機を報じた後に、復興大臣の失言による辞任とか電車内のわいせつ行為(痴漢)などが報道されるとその落差にガクッとくる。そういうのも重大なニュースではあろうけど、どう考えても朝鮮危機とは比べにならないだろう!?
まして民進党とか共産党の国会での質疑とか行動をみると、驚くと同時に怒りが沸く。大きな問題から目をそらし、どうでもいいことをグジグジ騒ぐ韓国のような思考と行動だ。アメリカ、中国、ロシアの軍隊が半島を取り囲んで北朝鮮に対応しているのを見て、韓国のマスコミは「外国は騒ぎすぎだ、冷静になれ」と語っている。お前が第一人者だろうと首根っこをつかんでさとしたい。民進党の考えは韓国の考えと全く同じだ。民進党には朝鮮危機は見えないのだろう。

民進党は政治というものを知らないのではないか?
政治とは不倫を騒いだり失言をネタに審議拒否をするようなことではない。北朝鮮の核ミサイル対策を考えること、中国の侵略を止める方法を考えること、デフレを解消すること、景気活性化を図ること、国会議員に二重国籍者がいるのかどうか明確にし二重国籍者や日本に忠誠を誓わない国会議員を除名処分することである。
日本が日本国籍所有者以外によっておもちゃにされてはたまらない。日本から逃げ出そうという国会議員に日本の行く末を決めてほしくない。

お断り
私は東北人を軽視した失言は問題じゃないとか、不倫は男の甲斐性なんてことをいうつもりはさらさらない。
そんなことを国会で騒ぐことではないと考える。失言した大臣は任命者である首相が判断し処罰なり更迭なりすればよいことであり、不倫した議員にはそれなりの身の振り方をしてもらえばよいと考える。
おっと菅直人も不倫をしたし、蓮舫も失言をしたが、それはどうなのだろうか?
蓮舫は2016.12.16年末に大火にあった糸魚川市に視察に行くのに「こんな日程をありがとう」と講演で語った。彼女の暴言と今村復興相の暴言も似たり寄ったりではないかと愚考する。それよりも重大な蓮舫の二重国籍問題の決着がついてないはずだ。
私の言いたいことは、国会は失言を取り締まったり不倫を批判する場ではないのだ。

私が生まれて68年、危機と言えるようなことはもちろん何度もあった。
朝鮮動乱、これからは第一次朝鮮動乱とか第一次朝鮮戦争と呼ばれるのだろうが、そのときはまだもの心つく前で正直覚えていない。私よりふたつみっつ年上の同僚は子供のとき米軍基地近くに住んでいて、当時日夜米軍の飛行機が飛んで自分の住んでいるところも戦争になるのかと怖かったと言っていた。
私の記憶にあるのは60年安保闘争で、あのときは明日にでも共産政権が樹立されるのかと子供心に恐ろしかった。あのころ騒いだ連中が今も存命で彼らが中年サヨク、老人サヨクとして活動している。永六輔、井上ひさし、小田実は死んだが、まだまだ連中の世代の多くは存命だ。あの世代がいなくなるには、あと10年かかるだろう。

おっとサヨクの話ではなかった。
その次はキューバ危機だ。あれは世界的に危機だったと思う。ケネディというよりフルシチョフの英断で戦争にならなかった。あれから50年かよ
その後もオイルショック、ニクソンショック、いろいろあったけど日本が関わる戦争の危機というのはキューバ危機とレーガン時代かなと思う。

そして今だ。
民進党や共産党、朝日新聞や毎日新聞は語る。「北朝鮮と話し合え」と、
北朝鮮と話し合うことはもちろん大事だ。だが相手が6か国協議も出てこず、テロはする偽札は作る誘拐はする、援助をもらっても約束を守らないという現実を踏まえると、北朝鮮と話し合うことが可能なのか? かの国と話し合うことに意味があるのか?
私の小中学校時代、クラスに一人か二人、当たり前のことを語って先生に賢い良い子だと評価されたヤツがいた。そういうやつは口は達者で先生が言ったことを暗記しレコードのように繰り返すが実行力はからっきし、ましてや現実の問題に対応することはまったくできない。でも子供の世界だから困難な事態になれば先生が解決できる。そして連中は褒められ我々ガキどもはビンタというのが相場だった。
民進党や朝日新聞をみていると、まさにそんな子供を思い出す。かっこいいことを言うが現実的ではない。具体的には憲法9条を守れというが、憲法9条は日本を守ってくれない。でもその矛盾に気が付かない。朝日新聞は以前「外国からミサイルが飛んできても一発だけなら誤射かもしれない」と書いた。

一発だけなら誤射かもしれない 2003年4月20日の朝日新聞に掲載された、"有事法制ここが分からない「武力攻撃事態」って何" という、反有事法制記事に書かれたフレーズである。
まさに歴史に残る言葉だろう。実際に15年後の今も広く知られ何かに連れて引用されている。

北朝鮮が核開発をし、弾道ミサイルをジャンジャンと発射テストをし、日本を沈没させる、韓国を火の海にする、アメリカ本土も攻撃対象だと声明を出している今、これを放置しては置けないだろう。
そもそも北朝鮮が日本から無実の人を誘拐したとわかったとき日本が軍事制裁をすればよかったはずだ。今から20年前なら日本の兵力でも北朝鮮を圧倒できたはずだ。
ご注意: 「日本では平和憲法が禁じている」と子供みたいなことを言ってはいけない。
憲法改正すればいいじゃないか

10年前でも核ミサイルが実用化される前にアメリカは北朝鮮を無力化できたはずだ。ジミーカーターなんてぼけ老人が北朝鮮に行くのを禁止すべきだったし、6か国協議を守らなかった時に軍事制裁をすればよかったはずだ。
数学的帰納法ではないが、今この危機に、手を打たなければ3年後、5年後は西太平洋は中国どころではなく北朝鮮の支配下になるだろう。
そのときも朝日新聞は「一発だけなら誤射かもしれない」と書くのだろうね、

さて、ここまで来てしまって個人的に何をしたらよいのだろうか?
核爆弾 ミサイルが飛んできたときの対策を考えてもどうしようもない。北朝鮮の核弾頭が数キロトンならば、その範囲は数キロ四方だろう。仮に50発飛んできたとして、その被害面積は1000平方キロくらいだろう。それは日本の国土面積に0.5%くらいになる。直撃を食らう確率はたいしたことはなさそうだ。もちろん奴らは都市部を狙うだろうが北朝鮮ミサイルの精度がわからないから逃げた方が良いのか逃げない方が良いのかわからない。
対北朝鮮への行動としてはできることはなにもない。せいぜいが安倍政権を支持し北朝鮮に負けないぞというメッセージを送ることだろうと思う。間違っても話し合いとか不倫とか失言の追及を国会ですることではない。

そんなことを考えていると、能天気なことを書く気持ちになるはずがない。
この危機を日本はうまく乗り越えてほしいと願うだけだ。
個人的に自分が全く傷を負わず解決できるなんて僥倖を期待するべきでないと思う。皮を切らせて肉を切る、肉を切らせて骨を切るという覚悟がなければだめだろう。
北朝鮮の核爆弾で死ねば、今まで憲法改正せずに座視(座死)したことを反省すべきだろう。責任はすべて日本国民全体にあるのだ。憲法9条に罪があるはずはなく、それを放置してきた日本国民がばかなのだ。
結果としてそうなったとき、それを与党の責任だと責めるようでは無責任だろう。幼稚というべきか。
民進党と朝日新聞がその無責任行動をとることに1000円賭けよう。

核ミサイル本日の提言
民進党が政権をとろうとするなら、今回のような国家の一大事には挙国一致政権でも提案し実行できなければ政党ではない。まあそれができないから政権をとれないんだけど
日本が滅んで民進党でもあるまい。


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