911テロ

2018.09.10
ニューヨ−クWTCビルに、テロリストが乗っ取った飛行機で自爆攻撃をしたのは、2001年9月11日であった。あれから17年が経った。
「10年ひと昔」という。辞書を引くと「世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。十年という年月を区切りとして、それ以前は昔のように思われること」とある。
「10年ひと昔」なら911テロ事件は、ふた昔も前の出来事である。そして「昔」とは「現在と違った過去」の意味だから、今はあのときとどれくらい違ったのだろうか? 何が変わったのだろうか?

私がこのウェブサイトを作ったのは2001年8月14日、あのテロ事件が起きるわずかひと月前だった。当時、私は福島県の地方都市で会社員をしていた。私の世界は、小さく情報も少なく、新聞やテレビも信用していた。


Oh, No!

そして私はノンポリであり、靖国参拝問題について当時の日本国民の意識、中国や韓国の干渉、そして首相の対応にイラつきを感じる程度だった。自分の主張を大声で唱えることもなく、現状に甘んじたサイレントマジョリティーの一人であった。

しかしあれからの17年は、世界的な激動に巻き込まれ、その中で生きようともがいてきた。
まずリストラという状況に直面したが、これは世界とか思想という問題ではない。当時従事していた製品がライフサイクルの末期となったにすぎない。
その結果、都会に出てきたわけだが、これが私にとってはものすごいショックというかパラダイムシフトをもたらした。

それは特別なこととかイベントではなく、日々の暮らしの中で感じることだった。
勤め先の近くではサヨクが赤旗をもって大声を出してデモをしていたし、仕事で霞が関あたりに行くと、ジャンジャンと軍歌を流す右翼の街宣車が走り、官公庁前にはズラッと機動隊が並んでいる。仕事でその付近を通行するときは、サラリーマンの私も緊張した。勤め先から歩いて5分ほどの有楽町駅前では、サヨクも右翼も週末には演説をしていてよく見に行った。支持するということではなく、テレビでは見たことはあるが、田舎では見ることができない首相とか大臣とか野党の党首たちを見ることができた。報道でしか見たことがない人や物が、手を伸ばせば届くところにあるのだ。

この17年間に、世の中の動きとして何があっただろう?
私が都会に来てから、小泉首相の一強政権だったが、その後安倍さんになりマスコミの攻撃で敗退してしまい、それからの4年間はまさに悪夢だった。 日本に左派政権が興ると国家の危機になるというのは過去からの伝統だ。三木も左派と言えるだろうし、細川、羽田、村山とサヨクが出てくるとろくなことがない。極め付きは鳩山であり、菅直人である。

彼らがしたことは、中国・韓国に対する弱腰政策、科学技術力をそぎ、道路などのインフラ整備を怠け、なによりも円高というアホなことをして日本の産業を弱らせたということを咎めなければならない。ここ最近、東芝とかシャープとか大きな企業が破綻したが、粉飾とか経営のミスの前に、想像を絶する円高という事態で体力を消耗していたという事実がある。

円ドル為替レート
民主党政権は2009年9月16日から2012年11月16日までだった。まさにグラフの急激な下り坂に一致する。
なお、2008年からの下り坂は9月15日に起きたリーマンショックである。 最低最悪の首相

ドル高で体力が消耗した企業に、とどめを刺したのは東日本大震災である。東芝が原子力に賭けたのは正しかったかどうかは分からない。だけど大地震がなければ、今はウハウハだったろう。シャープも太陽光に賭けたのはどうかと思うが、まあ、今となってはすべて過去の話だ。
しかし東日本大震災は災難ではあったが、国民の目を覚ましたという効果がある。サヨク政権じゃダメだ、まっとうな政党でなければ我々の生活が破綻する、そう多くの人が感じたから保守に入れた。
おかげで円高は2012年末に終わり、日経平均は民主党時代の8000円からすぐに1万円を超えた。日経平均1万を超えたとき、私の職場の面々が「日本はまだ大丈夫だ」と声を掛け合ったのを覚えている。

しかしこれほどのサヨク政権による塗炭の苦しみを受けたのに、まだ立憲民主党や国民民主党、共産党、社民党を支持する日本人がいるのが信じられない。
もし民主党政権時代がなければ、東芝もシャープも違った歴史を歩んでいたことは間違いない。その会社の組合)は今も連合にいて立憲民主党を支持しているのだろうか? アホとしか言いようがない。それを見れば、我々はものすごい激動の17年を過ごしてきたのに、そこから何も学ばない人が国民の2割もいるという事実である。民主党時代の悪政、蓮舫の魔女裁判である仕分け、コンクリートから人へと耳障りがいいことを語ったが、一旦事が起きれば、東北の被災者救助も復興も、結局は道路と空港というインフラなくてはなしえなかった。こんなええかっこしいのサヨクが無能であることに気づきもしなかったのか?
「安倍政治を許さない」とは共産党のキャッチフレーズであるが、その伝ならば「立憲民主党に天誅を」であり、「共産党に破防法適用せよ」であろう。

安倍政治を許さないを許さない

地球温暖化だ! 台風が大型化してきた! 大地震が連続して起きている! 熱帯の動物が、害虫が、病原菌が! 17年間の間に自然界がこれほど変化をしているのに、20世紀半ばの政治意識を持っている人は時間が止まっているとしかいいようがない。
適者生存という言葉がある。ダーウィンは強いものが生き残るのではない、環境に適合したものが生き残ると言った。時代が変わり、我々を取り巻く環境が大きく変わっているのに、100年前の考えで判断し生きている人は生きながらえないだろうが、彼らだけでなく、私もその他の日本人を巻き込まないで欲しいと切に願う。
サヨクの皆さん、「安倍政治を許さない」なんて思考停止をしないで灰色の脳細胞を使ってみませんか?

革新も保守も昔と今では違うのです。
いま日本の最大の保守政党は日本共産党でしょう。
なにしろ1960年代から少しも変わっていません。まさにシーラーカンス政党です。
安倍首相
日本を取り戻す
それに対して最大の革新政党は自民党です。なりふり構わず変身を繰り返します。
そして保守であろうと革新であろうと国民はどうでもいいんです。国民の生命財産を守ってくれる政党が一番なのです。
中国の利権を守ろうとか、韓国経済に寄与しようとする政党は、ゴミ箱に捨てるだけです。
国民は政党のためにあるわけじゃなく、政党は国民のためにあるわけですから。

失敗は成功のもとといいます。911はテロ事件、311は自然災害です。でもそれによる被害の大小は我々の行動の結果であり、反省しなければなりません。反省することによって次に問題が起きたときは以前より少しは良い対応ができるようになる。それを繰り返すことが人間というもの。それができないのは人間じゃなくて動物 ぞうさんです。
毎年911になるとそう思います。

 本日の思い
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」とは、ドイツの宰相ビスマルクの言葉。
しかし、世の中には自分が辛い目にあった経験からも学ばない人がいる。そういう人は愚者どころでなく、本能で生きている動物かもしれない。
民主党とその後継政党は日本国民ではなく、動物園 お馬さんを支持母体としているらしい。
2009年に民主党が政権を取ったとき、私の友人は民主党と自民党のマニフェストの対照表を作って比較検討した結果、民主党を選んだと言った。
バカか! アホか? そんなことせずとも、それ以前に鳩山とか菅直人がしたことを振り返れば彼らを選択するということはありえない。今、その友人は何を考えているのだろう。せめて反省してくれればいいが、今でも民進党を信仰しているかもしれない。マルクスは宗教をアヘンと言ったが、共産主義もアヘンだと言わなかったのはさすがに詐欺師だ。


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