コロナワクチン接種始末

22.03.24

3回目のコロナワクチン接種から体調悪く1週間近く寝込んでしまいました。
一段落というかホット一息ついた今、老化は少しずつ進むのでなく、病気やケガや心労で一挙に進むと実感する。過去1年の間より、ここ1週間で歳を取ったなあ〜、体が弱くなったなあ〜という感じです。

毎日、事故や事件が報道されています。そんなことは自分に縁がないだろうと思って居りましたが、何が起きる変わらないと今更のように驚きました。
この経験を楽観的にみれば、ジャンボ宝くじも今年当たるかもしれません。悲観的にみれば、コロナ怖くない! ワクチン恐れるな! と発言していた罰でしょうか?

とにかくあれよあれよというまに症状が悪化して、夫婦してフーフー言っていたわけですが、主たる流れは次のようでした。


先週
曜日

夫婦仲良く遠足気分で第3回目のワクチン接種を受けました。接種後、数か月ぶりに二人でケンタッキー・フライド・チキンに入って仲良くチキンサンドを食べポテトをつまんだのです。 ワクチン接種
このときはこれから副反応があるなんて全く予想していません。まさに楽しきは楽しめ明日知れぬ人の命ぞであります。
我々は1回目と2回目はファイザー製でしたので、今回も同じが良いだろうという根拠ない考えでファイザーを選択。いやそれが悪かったのか良かったのか全く分かりません。


曜日

接種翌日、我々も一応法を守り隣人を愛する真面目な人ですから、ワクチン接種時に配られた「接種の注意」に従い、スポーツを自粛しておとなしく家におりました。
久しぶりに夫婦で家でお茶なんぞ飲み、注射した箇所が痛むねなんて夫婦で話しておりました。特段支障なく時は過ぎ……


曜日

朝、家内は布団から起きられず、命より重要な卓球クラブに行くのを断念しました。これは家内にとっては大事件です。症状としては体中痛むこと、そして嘔吐と下痢です。

私も体中痛むのは同じでしたが、ワクチン接種するとこんなものなのかと思った程度で、10日ほど前に受けた胃の内視鏡検査の結果を聞きに病院を予約しており出かけました。
後から思えば私もこのときから不調だったのです。


曜日

家内は寝込んだまま、飯も食えずただポカリスエットをすするだけ。すするというのはちゃんと意味があります。 スポーツドリンク ゴクゴクと飲むと、数分後に下痢が来るのです。ほんの少しすする程度ですとなんとか…
家内にワクチン接種のとき配られた資料にある病院に電話しようかとかいいましたが、家内が言うには「家内の友人たち(複数)もワクチンの副反応になって、皆下痢と嘔吐で苦しんだ」という。その人たちから聞いた症状と全く同じだから、数日は我慢するしかないという。
本人が拒否するのですからどうしようもありません。もっとも家内の友人たちが資料にあった医療機関に電話したときは、我慢してねと言われておしまいだったそうなので、そもそも対症療法がなくお手上げなのかもしれません。

その頃、私は倦怠感がありましたが熱もなく腹の調子も悪くなく、気のせいだと思いました。それでアホなものですからプールに行って泳いだのです。今から考えると本当にアホでした。
1000mも泳ぐと完全にフラフラ、疲れたというよりも病気で数日寝込んだような脱力感というか、平衡神経が狂ったというかそんな感じです。なんとか帰宅しました。
帰宅すると即 布団に潜り込みました。その後、夕飯を食べる食欲も風呂に入る気力もありません。


曜日

家内は今だ回復せず、スポーツドリンクのみで延命中。体重が3キロ減ったといいます。

私は朝はトーストを1枚食べミルクを飲んだだけ。別件でまた病院に行かねばならずなんとか診察は済ませたものの、行き帰りの電車では酩酊状態。帰宅するともう立っていられません。お昼も夕飯も食べるどころではありません。
夕方から、嘔吐と下痢が始まりです。
その夜はもう嘔吐と下痢の繰り返し。体中が痛み、もう死ぬかと思いました。
ものすごくのどが渇くのですが、水でもスポーツドリンクでも飲めば数分で下痢です。寝ている暇がありません。


曜日

家内はなんとか起きられるようになり、お粥を作って食べるようになりました。

その代わり私は食べるのはもちろん飲むのもできず、寝たきり老人です。
スポーツドリンクを舐めるくらいしかできません。数ミリリットルでも飲めば即下痢です。水はもっと悪い。浸透圧の違いでしょうか。スポーツドリンクに比べ、水が異質に感じます。
ただ嘔吐は止まりました。というか飲んでも吐くので飲むのを諦めたからかもしれません。
この日は私が食べたものはまったくなし。スポーツドリンクを数ミリリットルずつ数回飲んだだけ。人間水を飲まなければ二日くらいで死ぬといいますが、数ミリリットルでも大丈夫のようです。
また目ヤニがひどい。家内に聞くと家内も目ヤニが出たという。ただ調べるとどんなウイルスでも一般的に目ヤニが出るそうだ。ワクチンも同様なのだろう。


太陽
曜日

幸い家内は寝たきりを脱し、朝昼晩の三度お粥を茶碗半分食べる程度。あとはこたつでゴロゴロしています。布団に寝ていても眠れないし、体はだるいし、こたつでゴロゴロしているしかありません。

私は下痢も止まらず。朝飯食べず、昼飯食べず、夕飯食べず。
とはいえ、布団の中でゴロゴロしているのではありません。いつ下痢するか心配で常にトイレに駆け込めるようスタートダッシュ体勢をとっておりました。
いくら私がパソコン中毒・ネット中毒でもどうしようもありません。スマホもミニノートも手に取る余裕はありません。
夜風呂に入る。何日ぶりかと数えると4日ぶり。頭と体を2回洗いましたが気分はすっきりしません。


曜日

家内は家事ができるまでに回復してきました。

私も下痢も少し落ち着いてきて、いつスタートの号砲が鳴るのかと駆け出す用意をしなくなりました。とはいえ水分を取ると数分後に下痢するのは相も変わらず。
夜になって、家内が一緒におかゆを食べようというので食べました。三日ぶりの水以外の食べ物です。


曜日

朝起きると冷たい雨、気温が2℃しかない。あげくに9時頃には小雨から雪に変わる。
巷に雪の降るごとく 我が心にも雪ぞ降る。いや関係なくないです。体は痛いし心細い……

朝から消化に良いと言われて、家内と一緒にポトフを食べました。シチューは脂分が多いから消化が悪いけどポトフは大丈夫だと言われた。とはいえその違いはよくわからない。
まだ胃腸は落ち着いてないけど、突発事故の不安はなくなりました。


下痢の心配がなくなり少し落ち着いてから、副反応とはどんなものなのかと調べました。

ワクチンの副反応

発現割合症状
コミナティ(ファイザー社)モデルナ(武田薬品)
50%以上接種部位の痛み
疲労、頭痛
接種部位の痛み
疲労、頭痛、筋肉痛
10〜50%筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、
接種部位の腫れ
筋肉痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、
発熱、接種部位の腫れ、発熱、紅斑
1〜10%吐き気、嘔吐接種後7日以降の接種部位の痛みなど

出典:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A


なんだ、半数の人が嘔吐とか下痢が起きて当然というワクチンなのだ。しかも驚くことに1週間くらい症状が続いても異常ではないようだ。
しかし半分くらいが下痢と嘔吐症状が起き、1割が1週間続くとはまったく予想していませんでした。接種のとき配られた資料に書いてあっても、ひどい人はそうなるのかなと思いましたが、こんなにひどい目にあうとはお釈迦さまでもご存じありません。
もっとも表中にある発熱は、家内も私も全然起きませんでした。ですから悪寒もありません。

ワクチン接種する・しないと今でも議論されていますが、ワクチン接種者の感染率は非接種者の30%くらいらしい。
非接種者の6%が感染し、感染者の1%が死亡していること(3/20時点)、ワクチン接種すれば感染する危険が3割に減るということ。つまりワクチン接種しないと大体こんな感じになるのだろう。

非接種ワクチン接種
感染割合5%1.5%
死亡割合0.022%0.007%(非接種と同じ割合として)

要するに、ワクチンを打たずに感染率が5%、死亡率が0.022%と、ワクチンを接種することにより感染率が1.5%、死亡率が0.007%に下がると同時に、ワクチンによる副反応が重症率10%、軽症率50%となることを天秤にかけてどちらが得かということになる。

死亡割合を見ると、ワクチン接種しないと4500人に一人が死ぬ、接種する14000人に一人が死ぬ割合になる。ワクチン接種すると死亡確率は更にその3割になる。

私が愛するジャンボ宝くじの当選確率は、1等7億の場合

等級当選金額本数(1ユニット)確率
1等7億円1本0.000005%
1等前後賞1億5千万円2本0.00001%
1等組違賞10万円199本0.001%
2等1000万円4本0.00002%
3等100万円40本0.0002%
4等5万円2千本0.01%
5等1万円6万本0.3%
6等3000円20万本1%
7等300円200万本10%

ワクチン接種しない人が死ぬ確率は、ジャンボ宝くじで5万円当たる確率の半分になる。
私の知る限り、親戚や知人で5万円当たったという人がいない。ということは4500人に一人ならまず当たらないと考えてよいのだろう。

ワクチン接種すると、ほぼ漏れなく副反応が付いてくる。今回の私たち夫婦レベルの副反応が1割としても、コロナ感染した平均の人よりは重症なんじゃないかなという気がしてならない。
となるとワクチン接種しないで感染する割合が5%だが、ワクチン接種して副反応が強い場合10%発生するとなると、ワクチン打たないほうが良いという発想もある。

お断り 上記は私の考えであり、ワクチン接種するなというメッセージではない。私自身は3度ワクチンを接種して、そのおかげか単なる確率か、いまだ感染していないのは事実である。
それにワクチンなどの効用を評価するには、個々ではなく全体を考える必要がある。結核検診とかワクチンの効果は、検査や予防接種による個人のメリットと全体のメリットが一致しないこともある。結核検診によってがんになった人にとっては100%で重大だ。だが検診によって発見するメリットががん発生確率のデメリットより大きいなら、大きいほうを採用することは妥当だ。

もっと情報公開を
私は交友関係が狭いというか浅いというか、あまり個人的な情報が入らない。
他方、家内は卓球やバレーボールよりも、練習や試合後のランチとかティーの方が重要というかメインである。
ランチといっても、朝9時から3時間公民館や私立体育館の一区画を借りて練習した後、ファミレスに行って12時から4時過ぎまで食べてだべっている。
そしてメンバーがお孫さんを幼稚園に向かいに行くとかなると友人が一緒に行ってまたファミレスに戻ってきてだべる。個人的な付き合いも濃厚で、田舎から野菜が送られてきたとか、庭のカボスをあげるよ、もうらうよ、とかとにかく付き合いが濃い。だから個人的情報も病気の状況も入ってくる。

悪夢だ 我々が寝込んでからのことだが、家内は○○さんはワクチン接種後何日後から何日寝込んだとか、○○さんは摂取した翌日からどんな症状だったとかということを話してくれた。
それによると副反応で寝込む人は2割か3割いる感じだ。とても接種会場で配った1割程度というイメージとは違う。
そして家内はそういう副反応が普通なのだから、我々も心配ない、数日経てば回復するという。
私は自分の友人の話と会場で配られた資料しか情報源はないから、自分が異常なのか否か、回復の見当もつかなかった。

副反応が強いとか多くの人に起こるということが知られると、接種を受ける人が減ることを恐れたのか、あるいは知らしむべからずという方針なのか、行政は実態を知らせていないと感じる。

副反応の解説のウェブサイトでも、「1〜10% 接種後7日以降の接種部位の痛みなど(原文のまま)」ではあまりにも簡単すぎるだろう。
法律を読むように一字一句読みなおせば、上記の文章は「90〜99%以下の人は、接種後7日まで接種部位の痛みがある」と読めるのだろう。
自分が副反応に苦しんだのち読み直せば記述に矛盾がないとは思うが、それにしても広報の文章を読んだだけでは意味するところが伝わらないのが普通だろう。まして「吐き気、嘔吐」なるものがいかほどのレベルなのか、「7日以降」とは「7日間はひどい状態が続き、更にそれ以降も」という意味とは受け取れないだろう。いや「10〜50% 筋肉痛、悪寒…」とあるのを、「10〜50%6日間は筋肉痛、悪寒…」と読む人はいないのではないか?
せめて「吐き気、嘔吐」ではなく「ひどい吐き気や嘔吐が数日続きます」くらい書くべきだろう。少なくても4日5日寝込んでも異常ではないという情報を伝えるべきだ。

読む人に誤解なく伝えるには下記のように修正を要する。

現状の記述改善案
発現割合症状
50%以上接種部位の痛み
疲労、頭痛
10〜50%筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、
発熱、
接種部位の腫れ
1〜10%吐き気、嘔吐
矢印
接種後発現割合症状
1〜2日50%以上接種部位の痛み
疲労、頭痛
1〜6日10〜50%筋肉痛、悪寒、関節痛、
下痢、発熱
接種部位の腫れ
7日以降1〜10%吐き気、嘔吐

どんな症状が何割の人に現れ何日続くのかを明記しなければ、ワクチン接種を受けるか受けないかを判断できないし、接種後体調不良となってもそれが想定内なのか異常なのか判断つかず、不安になるばかりだ。
感染者数も死亡者数も重要な指標だろうが、接種を判断する情報提供、接種後の体調についての情報提供は同様に重要だ。


曜日

23日の朝、ニュースを見ていると、ファイザーワクチン接種後に発熱した人ほど、ワクチンの効果があり免疫が高まるという。
家内がそれを聞いて喜んだら、ニュースは続いて嘔吐や下痢などの副反応は免疫力増加とは無関係という研究成果だったと報じたので、がっくりした。_| ̄|○


その他もろもろ


老人マーク 本日の反省

旅客機の機長はファーストクラス、副操縦士はエコノミークラスの食事をするそうだ。別に差別ではなく、万が一機内食で食中毒が起きても、パイロット二人が同時にダウンすることを防ぐためだという。
これからは我が家でも、ワクチン接種は夫婦同時にしないことを基本方針とする。




🙩



























それにしても、少し良くなるとこんな文章を書いていることを第一に反省せねばならぬ…
とはいえ、今回はくだらないことでも書き続けることができたから良かったものの、いつかは「病にて……」のお断りの後、次の句が続かなくなるときがくる。 おりん
もし「病気で…」と記したのち再開なければ、あのバカは逝ったかと、お宅の仏壇の「おりん」を叩いてください。
なお家内はウェブサイトの幕引きはできませんが、私の口座を閉じプロバイダへの支払いが停止すれば、このウェブサイトは自動的に消滅でございます。いつになりましょうか?


老人マーク 翌々日の追記

布団から起きだしてズボンをはくと冗談抜きにガバガバ
普通体重1キロが胴回り1センチという。私は1週間で2キロ減ったから2センチ細くなったわけだ。
初日は我慢していたが二日目は我慢できない。それに起きだしたといっても室内だけだったので、少し外を歩いてみようという思いもある。
ということで津田沼に綿パンを買いに出かけた。
今まではいていたズボンは昨年暮れに買ったものでウェスト82センチだった。同じシリーズでワンサイズ下は79センチだった。試着して買ってきた。着て座ったり歩いたり半日していると間違いなくちょうどだ。
さて、今時点ではちょうどだが、体重が元にすぐ増加するのか? あるいは減ったまま維持できるのか、半月あれば分かるだろう。




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