学問の進め2002.01.05
昔、ソニーが学歴無用論というのを打ち出しました。
「有名な学校をでた人ばかりではなく、能力のある人を登用するよ!」という宣言だったのですが、中には勉強なんかいらないんだと解釈した方もいたようです。
その後ソニーの方が「学力は有用です」と何かに書いていました。
そのとおりです。
人は何故に人たりえるか?といえば教育にほかなりません。

私の周りにも高校を中退してしまう子供がいますが、残念でなりません。 断っておきますが、私はいじめっ子ではありませんでした。いじめられっ子でした。かけっこは遅い、力はない、背は低い、けんかは弱い、とりえがありません。お金もなくスネオにもなれませんでした。
でも考えました。腕白どもを見返すには勉強なら可能性がありそうだと、
その戦略は成功したようです。
結果として単に学校の成績がよくなっただけでなく、社会に出てからその勉強が役に立ち、また勉強するという習慣が役に立っています。
私にとって新しいことを学ぶこと、本を読むことは最高の楽しみです。

偏差値で測れるものが社会で役に立つとは思えません。
役に立つのは知識ではなく知恵であると考えます。ちなみに知識と知恵とは、クイズとパズルのような関係です。
勉強しただけで得られるのは知識です。そして知識がそのまま知恵になるのではなく、知識を得る過程で知恵がつくのではないでしょうか?
人は常に勉強し、自分を向上させなければならないと思います。憲法に普通教育の義務とありますが、教育には終わりはなく本当なら「国民は常に勉学に励まなくてはならない」と記述すべきでしょう。

一年の計を立て実行しましょう! なんて、大げさなことを書いてきましたが、実はこの書き出した訳はそう深いわけはありません。
私は若いときから毎年「今年は何をするか?」と正月に考えて、カレンダーの破いた表紙の裏に目標に決めたことを書き並べ、一年間毎日それを眺めて努力?に励んでいます。
過去30年いろいろな資格取得や語学、あるいは趣味など毎年積み上げてきました。
40代の時は碁に狂っておりまして、今年は○段になるぞ、今年は県の大会で何位になるぞ!なんて目標を掲げてておりました。ところが種々の国家資格の受験者には70代の方がいることを知りました。私が碁にうつつを抜かすにはまだ20年早いと考え、碁は定年後にするものと考え直しました。
昨年は公害防止管理者(水質1種)受験とISO関係の講習会受講とか体重を落とす(?kg)こと、その他2・3あげました。まあ、90%は達成したと思います。
今まさに正月3が日も過ぎて、酒も抜けてきたところで今年の目標を考えているところというのが発端です。
でも、この方法を若い人にぜひお勧めします。

毎年、資格をひとつ取ろうと決めて30年間続けてごらんなさい。あなたはその仕事のプロになれます。
英語なら英検5級からはじめても毎年ひとつづつランクを上げれば6年後は英検1級ですよ。
毎年本を100冊読むと決心すれば10年後はものすごい力になります。推理小説だって1000冊も読めば解説本を出せるくらいになります。
虚仮の一念、継続は力なり、
新年の誓いでありました。

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