虚偽の拡散、過誤の増幅 2002.02.02
私は以前も書きましたが、古本が好きです。
まず安い、高くとも正価の半値、汚れているものは100円とか50円なんてのもあります。
どうせ一読すれば捨ててしまうのだから罪悪感なしに買えます。
それからベストセラーなんかであっという間に店頭から消えたのを入手できます。
笑っちゃうのは『小林よしのりの台湾論』が書店で品不足で買えなかったとき、隣の古本屋でまっさらのものが半値でありました。
とまあ、理由はいろいろですがブックオフとかさまざまな古本屋を活用してます。

古本は当然書かれた時点で正しい、あるいは世の中のマジョリティと思われていたことが書かれています。それがメインテーマであろうと背景であろうと書き込まれています。
5年も過ぎると世界の強者弱者、それどころかパラダイムは完全に変わってしまいます。
古本屋で『ヤオハンは中国で躍進する』とか『日産の勝利』なんていう表題の本を見ると白々しいと言うか、著者が既に亡くなっていれば恥をかかないで済むだろうとか思います。
一番問題と考えているのは、ご存知『南京虐殺』と『慰安婦問題』です。
それらを直接記述したものだけでなく、そういうことをしたのよという引用あるいは書き込みをしている本、小説は天文学的数字になっている。そして種々議論で論破されているもののそれを書いた古本あるいは背景にそれらを記述した古本は古本屋におびただしく並んでおり、かつ今後とも継続して古本屋に供給されることでしょう。
私は懸念するのはあと10年20年あるいはもっと時代がたったとき、これらの本を読んだ人が「こんなにたくさんの本に書かれているのだからこれは事実に相違ない」と信じ、際限ない反日活動に利用されるのでないかと言うことです。
悪意であろうと善意であろうと虚偽の拡散は許さない 皆さんもご存知のように以前森村誠一が書いた本で人体実験という説明書きがあった写真が、まったく関係ない診察風景だったというのがありましたね。
悪意を持って行った虚偽は、善意の第三者の過誤により増幅され拡散していきます。
それら作られ脚色されたものは真実より面白く人々の中に広がっていきます。
悪魔の証明ってご存知ですか?
何事かが存在するか、存在しないかを議論したとき、『ないと証明すること』を悪魔の証明といいます。
議論するときは決して存在を否定する側にならないことです。
もしそうなったら逆の指標を探してそれが存在することを立証するのが賢明な策です。
南京虐殺でも従軍慰安婦でも『ある派』は一枚の写真をだして『あったも〜ん』といえば、『ない派』はそれがまったく別のところからの引用だと反証するのが大変です。ホントを言えば立証責任は『ある派』にありますが、一般市民を説得するにはそれではだめです。
ひとつの虚偽がリリースされるとそれを吹き消すのは実際的には不可能なのです。

言論の自由とは虚偽の拡散の自由でもあります。
今テレビで、新聞で、発行された本に間違い、あるいはプロパガンダがあれば抗議できるし、あいてが間違いを認めず撤回しなくとも世間にはこれは間違っていると言うメッセージを伝えることができます。
しかし、古本に関しては間違っていると言うメッセージをその読者に伝えることはできません。
仮にひとつの本が間違っているとして回収命令をだせたとしても、100%回収は不可能ですし、その本の記述を引用した本になるともはや把握はできません。

だからこそ事実無根の反日本に対しては徹底した虚偽暴露キャンペーンをしなくてはなりません。
また、人の価値観の根本は家庭教育と学校教育です。
事実を相違する学校教育、日本を馬鹿にした教育をする教師を排除しなくてはなりません。
反日本、反日教育はばい菌とかゴキブリと同じです。
今日の一匹は明日2匹となり、二日後には4匹、10日後には1024匹と増えてあっというまに日本を汚染していくのです。
みなさん、これらの虚偽を見つけ次第踏み潰しましょう。虚偽が拡散しないように、


本日の発見

『虚偽拡散の法則』
いったん放たれた虚偽は善意を媒体として社会に拡散し続ける。
エントロピ増大の法則との類似性が注目される。





民法162条に『悪意20年、善意10年』てのがありますよね、
人のものだと知っていても平穏に20年占有していれば我が物、知らなければ10年で我が物という法律です。
自虐史観も『悪意20年、善意10年』が適用されるのではないか?と不安でたまりません。
すなわち、間違いと知っていても20年唱え続ければ事実となり、うそと知らなくて本当と思っていると10年でそれが歴史となってしまうんじゃないか?という不安です。
それを防ぐためには民法にあるように常に『それは間違いだ!事実じゃない!』と言い続けなければならないようです。

私たちは真実と異なる自虐史観を断ち切るために大声で叫びましょう!


自虐史観はうそだ、事実ではないと

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