掲示板の議論 2002.02.10
先日に引き続き議論のお話を、、
特に今日は掲示板での議論について考えました。
毎日、私をはじめ、再三さん、元サヨクさんなどなどあちこちの板でサヨクさんと激論しているわけで、いかなる戦法が適切なのかそれこそ我ら内部で議論して、最善策にて挑みたいと思います。
各位のご意見をいただきよりよい戦闘教義を編み出したいと考えます。
議論というと政治的なこと、会社の会議での話し合い、町内会の会長選出(これはすごい、町内会のそれ以外の会議より会長選出が白熱します。そして激しい選挙戦で負けたものが会長に選出されます)などを思い浮かべるかもしれません。
ここでは議論を広義に解釈し、他人と話し合いにより、より良い解決策を見出すあるいは相手を説得することと定義しましょう。
つまり朝、奥さんがお勤めに出るとき雨が降るから傘を持っていったほうがいいよと薦めるのも議論だし、日の丸を掲揚するのは憲法違反か否かを論じるのも議論ということにしましょう。
ですから目的としては今申し上げたように二つのケース、ひとつは真理といえば大げさですがよりよい解決策を見出すもの、もうひとつは相手を説得することが目的ですね、
議論といえば今はやりのディベートをすぐ思い浮かべるかもしれません。
実はそのあたりから議論したいと思います。
剣道と実際の刀を持った切りあいの実力は直接関連するとは思いません。
まず切ったら血が出て人が死ぬ、あるいは自分が死ぬという覚悟があるかないかが重要です。打ち込みが浅いとかどちらが早いかなんてことは実戦では意味ありません。反則がどうのとか場外もなければなにもなし、勝てば強いというだけです。
命を賭けた勝負なら刀を捨ててピストルを取り出しても卑怯呼ばわりされることはないでしょう。
正式なディベートとは立論と反対尋問を交互に行い、判定が下されるルールのもとに行われるゲームです。ゲームと言って気を悪くしないでください。ゲームの理論の定義でいうゲームずばりなのですから。
テレビタックルなんかディベートじゃありません。口論あるいは論戦です。
ディベートのルールとテレビタックルのルールは違います。ディベートのルールと議会の論戦のルールも違います。それぞれが現実の議論であって、やはり勝敗はつきます。ディベートをしている人がありゃ本当の議論じゃないといってもそれは意味のないこと、
与えられた状況とルールで戦い、勝つことができなければ何の価値がありましょうか?
掲示板での議論となるともはやルールなき泥仕合あるいは仁義なき戦いの様相を呈してきます。
掲示板の議論の特性にはどんなものがあるでしょうか?
- 議論の相手は誰か?
一対一の議論というのはまずありません。
だいたいが複数対複数、あるいは一対一の議論が複数同時に進行します。
一方の戦闘員が複数であっても統制されているわけではなく、10人いても一個小隊ではなく隊員一名の10個師団なのです。(師団とは司令部を持つ戦闘単位です)
あるいはA対B対Cという敵の敵は敵という古くからの理屈が通じない乱戦もあります。
論敵Aを追い詰めたと思った瞬間、新たなBが表れ議論を挑んでくることもあります。
- 勝敗の決まり方
実は勝敗も定かではありません。しかし、重要なことは掲示板に参加している人の数倍の数の人が観戦しているだろうということです。議論の相手が議論の負けを認めなくとも観戦者が認めてくれれば勝ちです。
負けそうになって掲示板に現れなくなった人(管理人さえ消えちゃいますね)は自分の口から『負けました』と言わなくとも観戦者からは負けとみなされます。
一方、相手が狂信者であろうと特定主義、政党の広報室で議論の歯車がかみ合わなくとも『君とは議論にならない』とこちらが一方的に降りてしまってはそれもまた負けなのです。
また、致命傷というものはきわめて困難です。お互い防御力に比べて攻撃力は非常に小さい。だから小競り合いが続き決着がつかないという特性があります。
- 議論の経過、記録
掲示板の種類は多々ありますが、いずれにしても100件くらいしか過去ログは残りません。時たま熱心に過去ログを記録している方がいますが、、
そして双方の複数の発言が統制取れなくて発信されますからあっというまに流れていきます。
まして常時掲示板に新たな参加者があり、彼らはそのときの目にした書き込みに対して発言をしていきます。
過去に相手方はこう発言したから今の発言は矛盾しているなんていっても意味ありません。
- 論点は固定されていない
はじめ議論していた議題から、一方が傍証としてあげたことが相手の気に触るとあっというまに論点がずれていきます。また、本論で雲行きが怪しくなると論点ずらしは常套手段です。ディベートのように審判がいて注意があるわけじゃなし、柔道のように『場外!』といったん中断されるわけでもありません。
論点がずれた時『さっきの議論はおわっていない。あれを片付けよう』ということはできますが、相手が対応するか、結果として有利になるかは疑問です。
以上を踏まえると、掲示板の論戦の戦法としては
- 長い文章を使うべきではない
あまり短い書き込み(2ないし4行)でも困るでしょうが、20行以上になると書き込んだ人以外読まないんじゃないですか?
理路整然として論理に欠陥がない必要はありません。
10行から15行で第三者が読んでくれるように白い部分が多い文章を書くべきです。
白い部分が多いとは適当に改行を入れたり、漢字を少なくする。
- 相手の書き込みが流れないうちに反論する。
反論がしない間に相手の書き込みが流れてしまうと第三者に不利な印象を持たれる。
一ページに書き込みは10件ないし20件しか載りません。書き込みが混んでいるときは1時間も経たないで相手の書き込みが流れてしまいます。相手の書き込みが流れないうちに反論あるいは相手の欠陥を指摘すべきです。観客を納得させるためには、
もっとも常時監視しているわけにもいきませんが可能なら出鼻を叩くことが有効な手段です。
- 反論は包括的でなく個別に、行ごとに
メディアの正確から深く考えをまとめたり、確実な証拠の提示よりも手っ取り早い反論と証拠提示が重要(掲示板は弁論と言うよりチャットなのだ)
相手側の立論に対して総論的な文章を作る暇があれば、そんなことをせずに相手の文章をそのまま引用し、各行ごとに反論を併記して投稿したほうが簡単であり、相手側と観客にアッピールする。
- 水掛け論には反復攻撃で対応すべき
相手が駄々をこねている場合、こちらが紳士である必要はありません。観客が相手を信じないように相手の欠陥を指摘し続けることが必要です。
- こちらの質問に対する回答がない場合
何度でも同じ質問をし続けるべきです。そして相手が反論できないということを周囲にアッピールしましょう。
- 一人の相手に対する攻撃は?
相手の論理に欠陥のあるとき、同時に複数の人が反論したほうが良いのでしょうか?それとも、一人が反論して他は様子を見たほうが良いのでしょうか?
こちらが一人なら相手は欠陥を認め同意する可能性がありましょうか?
大勢で叩くと下手をすると相手が敵愾心を燃やして反抗する可能性もあります。それとも徹底的に叩いたほうが後が楽でしょうか?
以上、私がとりまとめた私案です。
今後、戦友各位のご意見、研究をつめてネット掲示板の議論に勝つ方法を確立したいと考えます。
なお、この検討にはサヨクの方はご遠慮ください。(そりゃ無理か?)
まったく、お互いにこんなことに関わって難儀なことですね。
しかし、この日本をすこしでも良くしたいと考えると誰かがしなくちゃならないんですね、
佐々淳行さんが言ってました、『誰かがしなくちゃいけないことなら、それは私であってもいいのだ』と
本日のまとめ
掲示板の議論術を研究し、無敵の愛国者戦線を作りましょう!
02.02.11追加
後で読み返して若干反省します。
というのはプロ市民とか狂信者、あるいは政党広報室以外に無邪気なサヨクもいます。
そんな方には優しく諭せば見方になっていただけると思います。
ですからはじめはやさしくいくことが必要と修正します。
もっとも、プロ市民が無邪気を装っている場合もありますが、、
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