平和主義的有事法制を作ろう 2002.04.10
毎日電車で通勤してますと、電車の中の広告、窓の外の景色、乗客の顔色なんかを見てると退屈しません。
そして、ここに書くアイデアがいろいろ浮かんできます。
週刊誌の広告に「有事法制」とあったので次のストーリーが浮かびました。
一回読んで面白い、二回読んだら苦い、三回は決して読まないという類のお話です・・・

では、

有事法制の是非で騒然(?)です。
有事とは平時でないことで、天変地異、外国の侵略など発生するのが当然と考えなくてはなりません。
「あってはならない、なくてはならない」なんて葬儀屋さんの宣伝で言っていますが、それに倣えば、「あっては困るが、あるならば備えなくては」となりましょうか・・・

ということで、有事はないと言い切っては論理的でないことは明白です。
有事法制反対の政党がいらっしゃいますが、この現実を踏まえれば有事法制反対ばかりではいけないことがわかります。
いえ、有事法制の内容をご心配ならば、保守系の有事法制に対抗する平和主義者的有事法制を議員立法しようではありませんか!
もちろん平和主義、平和憲法にのっとり、憲法前文の精神で諸外国の公正と信義に信頼し軍備を持たない有事法制もありえるはずです。
もちろん有事法制というくらいであるから、スキーム(枠組み)とプロシジャー(手順)を明確に定めなければなりません。

なにごとも過去に例を探して、これを参考に考えるのが筋と言うもの、、
まず、天変地異が起きたときどうするか考えましょう。
阪神大地震があったとき、当時の首相や衆院議長はカラオケをしていたと聞きました。(週刊誌によるもので真偽は分かりません)
これが平和主義者の有事対応ならそうと明文化しましょう。
すなわち「天災が起きたときは政府は通常とおりの生活行動をとり、特段の処置をしない。被災者は各個自助努力により生存を図る。」と決めたいものです。
救急活動のさいに警察、自衛隊に交通規制などの権限を与えることは軍国化の一歩ですから厳に慎まなければなりません。

私たちは安全なところに逃げるわよ♪ 外国から侵略を受けたり、テロが実行されたときは以前某国会議員が発言したことに基づき行動します。
すなわち、「敵が攻めてきたら、逃げろ!」です。
ただし、全員が安全なところに逃げることは理論的に不可能です。
ここはひとつ理想とする北朝鮮に学び国民を成分に分け、各成分で行動役割を決めることが必要でしょう。
成分とは北朝鮮の身分制度です。首領の取巻きが最高位で日本から帰国した人たちなどが最下層と聞きます。
平和主義者的有事法制においてはランクの最上位に「平和主義者の国会議員」次に「その支持者」その下に「一般大衆」その下に「警察官」最下層に「自衛隊員」としなくてはなりません。
日本が外国に侵略されたなら自衛隊員は非武装で最前線に出向き敵の砲弾を受けて国民の犠牲となるのが務めとなるのでしょうか?
一般国民はその次に控え平和主義の幹部の人たちの盾とならなければなりません。

人は石〜垣、人は城♪の国ですから当然です?


そして、平和主義の党幹部、○○党の議員、元議員などはJAL、ANAの飛行機で北朝鮮に脱出することになります。
もちろんこのとき脱出するのが一機では目立ってしまいすぐに狙われて落されてしまうので周囲に護衛機を多数つけて飛ぶことになります。
一般国民はどうなるんだ!

護衛には自衛隊機があたる?とんでもない、戦闘機は旅客機よりレーダーに映る機影が小さく、カモフラ−ジュする効果がありません。
ここはひとつ幹部の乗った飛行機の周囲にはより大型の旅客機を多数飛ばして、侵略者のミサイル攻撃を受けた場合これを引き受けてもらうことになります。
平和主義の有事法制とは大体このようなものになるでしょう。
こうして我々日本人が敗戦から50年営々として気づき上げた財産、そして遠く祖先から受け継いだこの美しい日本の国土は無為のままに外国に蹂躙されることでしょう。
とにかく、平和主義政党としてはこの平和主義的有事法制をぜひ国民の理解を得て、法制化し、いったん事が起きたときはこの法律に従い粛々と運用したいものです。

海の防人さん、憂国の伍長殿ご満足いただけますでしょうか?


本日の主張

有事はあります。
ならば、有事法制反対の人たちは反対するだけでなく、建設的提案をする責任があります。


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