わいろなのか、お礼なのか 2002.07.23
昔読んだアメリカ人が書いた本にありました。
日本人は宿屋に着くと仲居にお金を渡す、これは賄賂である。
アメリカ人はサービスを受けたあとにチップを渡す、これは感謝である。


というふうな文がありました。
記憶力には自信があったんですが、寄る年波か書名と著者を思い出せません。

まあ、目くじらを立てることもありませんが、どうなんでしょうかね?

企業献金というのがあります。
企業が献金によって直接的な利益を期待するなら わいろ・買収 と言われても仕方ないでしょう。
そうじゃなくて、あなたの主張に同意する、頑張ってくれ!というのが企業献金でしょうね、

そして長期的には企業が望む社会を作って欲しいというメッセージであり、支援であることは否定できないでしょう。
   といってもそれが悪いということはないでしょう。
   何か問題があるでしょうか??

個人的に喜捨する以外は、すべて投資対効果を考えなくちゃいけません。
特に他人のお金を扱う場合は重要です。

会社の金ですって? 違います、株主の金です。



さて、昨日(2002.7.22)の読売新聞に明石 康氏の
「対中ODA見直し 一方的削減は疑問」という論説(投稿?)がありました。

明石氏はこの中で、
「ODA予算は道路整備予算の10分の1に過ぎない」といっている。
ちょっと待ってくれ!
明石さん、勘違いしてないか?
日本の道路を日本人の税金で建設し整備することと、日本を敵視している中国に支援する金額がなぜ比較対照できるのか論理的に説明してよ!

「わが国はアジア第一の先進国として人道上の見地からいっても、経済相互の観点からも応分の努力を惜しむべきではない。」
歓迎、人民解放軍♪ 聞くところによると中国は友人宇宙船を打ち上げるそうです。
するとアジア第一の先進国は中国のようです。

人道上の観点?
日本の安全保障の観点から見れば中国の軍事費の負担を緩和するODAをやめるのが人道上の観点から有意義と思えます。

経済相互?
軍事攻撃の脅威を棚上げにして経済はありません。

なぜ、軍事を下げたらODA援助するよといわないのですか?

なぜ、環境問題解決のために世界第二位の軍事予算を見直せといわないのですか?

なぜ、中国の環境問題解決のために中国の税金の代わりに日本の税金を使うのですか?

私には理解できません。


心づけがわいろなのか?チップが感謝の印なのかは定かでありません。
しかし、日本に核ミサイルを向けて、軍事を増強している国家に対して、国民の血税からODAを与え、これを支援するのはどう考えても、わいろでもなく、謝礼でもなく、奴隷的行為としか考えようがありません。


日本が中国に行っているODAはわいろでもなく、チップでもなく、ただ侵略者に対する盲目の支援ではないのだろうか?


明石さん、どうなんでしょう??

もっとも明石さんだけではありません、

川口外相もどうなんでしょうね?


忘れてませんか?
ODAって、明石さんのお金じゃありません。川口さんのこずかいじゃありません。
私たちの税金です。


ODAは外交のカードではないのですか?
日本人は中国人の経済的奴隷なのですか?

日本という国家と日本人にたいして効果がなければ止めるべきです。

なぜ私たちの生命、国家安全保障に対する危険増大のために私たちの税金を中国に貢なくてはならないのですか?






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