シムステート 2002.08.31
シムシテイって知ってますよね?
PCゲームで市長になり、都市を発展させていくゲームです。
シムアイランド、シムタウン、シムピープルもありました。
似たようなものにエアポートタイクーンというのもありました。
私はてっきりフライトシミュレーターだと思って買ってしまいました。


今日はシムステートを遊んでみませんか?
小泉さんよ!しっかりしたまえ

以下に述べる国はすべて仮想のもので似た国家が現実にあってもそれは偶然です。
  • ステップ1
    あなたは国を選びます。
    • 設定1
      この国は土地も広いですが、農耕に適した土地は少ないです。最近は土地を濫用し疲弊がひどく砂漠化が深刻な問題となっています。 国の一方を海に面し三方は陸で隣国と接しています。
      かっては石油を輸出していましたが、現在は掘り尽くして輸入するようになりました。
      人口も多く、国民所得は非常に低いです。
      海岸では外国の投資により労働集約的組み立て産業が発達してきました。
      しかし、内陸部との経済格差がまして社会は不安定となってきました。
      国民が多く、民族も多々あり、宗教や思想も混沌としています。
      この国は長い歴史があり、世界の指導者たるプライドを持っています。
      しかし何をするにもお金が必要ですが国民所得が小さく、なかなかむずかしいのです。そのために近隣の国から経済援助を取り付けるのが首脳の役目のひとつです。特に60年ほど昔に戦争をした国からいかに大金を引き出すかが重要です。
      同時にこの国を今後も隷属させるためにわが国に反抗しないようにさまざまな手を打つことが必要です。
      今でも軍事力は世界有数ですが、いっそう武力を増そうとしています。

    • 設定2
      この国は大陸から突き出した半島で人口の規模は小さく、また経済規模も小さいです。
      約50年前に戦争があり疲弊してしまいました。
      その後、長い停滞期間がありましたが、設定4の国と国交を回復後、経済援助を受けて急速に発展しました。工業製品、電子機器などの産業が伸びましたが、国家規模、経済規模以上を目指したためにこのところ経済危機に陥りました。
      現在は少し回復基調ですがまだ体力はありません。
      軍事力は中規模ですが、国民の危機意識があるので戦争になってもなんとかなるでしょう。

    • 設定3
      この国は設定2の国の隣にあり、実は60年前まではひとつの国でした。
      共産主義の蔓延した時代にその国家群に属し、相対する設定3の国と代理戦争をしました。
      今この国は政治体制は王政に近く、為政者のまずい政治のために食料不足、エネルギー不足、そして貧しさにあえいでいます。
      なんとか外国から援助を得て、この政権を長引かせることが使命です。
      軍事力は数の上では有数ですが、お金が乏しく維持、訓練が途絶えがちなので実戦力は不明です。そのかわり小規模作戦やテロの能力は高いです。

    • 設定4
      この国は四方を海に囲まれています。長い封建制の時代がありましたが、約150年前に工業化が始まり近代国家となることができました。
      戦争もありましたが実際はここ150年をとらえても戦争をしていた期間は実際は短いのです。最後の戦争から約60年経ちましたが戦争を忌み嫌うだけでなく、外交や防衛を忌み嫌う人が多くなってしまいました。特に近隣諸国に対して卑屈になる国民が増えています。
      現時点経済力は世界有数ですが、バブル崩壊の負の遺産の処理が課題です。
      まして近隣の国々からお金をせびられています。
      軍事力は中規模ですが、国民の危機意識がなく法整備が遅れて実戦での対応が困難です。

  • ステップ2
    あなたは選んだ国を発展させなければなりません。
    発展したかの指標は次によって測られます。
    もちろん、あなたはどの指標で成績を評価するかを選択することができます。
    1. 国土を広くする。(武力行使をしてもよい)現状を100として何倍になったかで評価する。
    2. 経済成長をさせる。外貨準備と国民所得の現状を100とし伸び率で評価される。
    3. 砂漠化などを解決し、環境をよくする。食料自給率で評価される。
    4. 民主主義を実現する。自由選挙実現と国内の安定性で評価される。
    5. 自政権をいかに長く続けたかによって評価される。年数で評価する。
    2〜5を指標に選んだ場合でも相手が指標1を選択し、戦争を挑んできた場合、指標1によって評価されます。
  • ステップ3
    さあ、あなたは国家首脳です。
    まず、隣国に挨拶に行ってきましょう。
    実は国民がそうとう複数、かの国に国家的に誘拐され幽閉されている模様なのです。
    これを解決しないと、あなたはすぐにも失脚しそうなのです。


こうしますと、どの国を選んでも自国の選択肢は限られてくることが分かります。
たとえば私が設定3の国を選び、指標を5としたとき、私の選択できるものは限られてきます。
工業製品がないし、地下資源もない、農産物もない、いったいどうしたらいいんだ??
指標5を満たすためには密輸や労働力の輸出 場合によっては、テロ兵士の貸し出しもします という選択肢しかないかもしれません。
また近隣諸国にスパイをいれ、政治家に種々働きかけをすることも選択肢となりましょう。
国交を開き、経済援助を得るような選択肢をチョイスしたならば、指標5ではマイナスポイントになりそうです。
繰り返しますがこれは現実の国家とは無縁の仮定の話です。

仮定した国家で考えても、現実の国家でも取りえる道は限られ、それに向かって為政者は全力を投じます。それがブラフであっても、倫理に反してもとやかく言われる筋はありません。
ブラフとはポーカーで手が悪いのによい手だと見せかけて吹っかけることを言います。
よい子はラスベガスでそんなことをしてはいけません。すぐにばれてお金をなくします。
責任がない国に対して、「貴国の戦争責任の補償をすべきだ!」と言っても為政者としては当然の行為です。
そう言われて「えっ!すみません」と言えば単にその政治家、外交官が無能だと言うに過ぎないのです。



本日のまとめ、

政治、外交って権謀術数の世界です。
そういう観点からすると、中国や北朝鮮はラスベガスでも強いことでしょう。
韓国はちょっと落ちて、日本は赤ちゃんレベルではないでしょうか?

小泉さんが幼稚園児でないことを祈ります。
なにせ、マッカーサーが来た時だって日本は15歳だったんだからそれ以下ってことはないよね?





独り言の目次にもどる



スペースです