| 信心は現実を変えるか 2002.12.01 
 
サヨクの方々、いつもご苦労様です。いえ、言葉を間違えました。
 平和主義者の方々、いつもお疲れ様です。
 
 みなさんは軍備を持たず、侵略をしなければ平和が来ると信じられておられる、いや〜結構な宗旨ですね。私はなにも異議を唱えるつもりはありません。
 ただそれが本当なのかを検証したいな〜なんて気にはなりました。
  
 なにごとも固く心に誓えば、きっと実現するはずですよね、
 たとえば『私は必ずこの職業に就くんだ!』と決心し、努力まい進すればきっと願いはかなうでしょう。
 また病床に着いた時『必ず回復してまた歩けるようになるぞ!』と強い意志を持っているのと、『もうオレはだめだ〜』といじけてしまうのとでは回復が全然違うと聞きます。
 
 やはり、『平和を築くには武装をしないことだ!』と心に誓うこと、そしてまず自国の武装に『絶対反対!』と叫ぶことが大切です。
 
 ところで、来世があると信じても、ないと信じてもこの俗世間の決まりを守っている限り社会生活上支障はありません。また周囲の皆さんや官憲と衝突せずに暮らしていけます。
 だからこそ、思想信教の自由ってもんが許されているわけで・・・
 では、現実的な事象についてこうあるべきだと信じたらそれは実現するのでしょうか?
 
 
 
|  |  | たとえば、今あなたの財布が空だとしましょう。『私の財布は万札でふくらんでいる』と固く信じたら空でなくなるのでしょうか? 試してみましょう。ハイ、目をつぶります。大きな声で言いましょう『私の財布は万札で一杯だ!』 おっと、そんな個人的・俗世間的な利益じゃなくてもっと世界人類のために願をかけましょう。
 そうですね、オゾン層破壊は実はウソだった。オゾン層には穴が開いていない!と信じることにしましょう。
 オゾン層は復活するのでしょうか?
 残念ながら、私は試してみたんですが財布もふくれないし、オゾン層も元通りにならないようなんです。
 それとも信心が足りないんでしょうか?
 |  なぜなんでしょうね?
 えっつ、子供じゃないだろうって? そうですね、子供じゃありません。
 
 では『平和よ来い!』と願えば平和は来るのでしょうか?
 
 平和を愛する人々、サヨク政党の主張では、自衛力を廃し、平和を希求すると平和が来るそうです。
 本当でしょうか?
 
 頭で考えなくともこの現実世界では具体的な問題がいくらでも見つかります。
 パレスチナのことを考えて見ましょう。
 パレスチナ系もユダヤ系も争いを望んではいないでしょう。
 でも、通学する生徒・児童を狙ったテロがあり、平和であるべきレストランに爆弾が仕掛けられ、そしてその報復として武装組織に攻撃を加え、さらにその報復としてテロが行われています。
 
 
| チベットでは中国軍が僧侶を徹底的に虐殺しているそうです。 さあ、みんなでチベットの平和と独立のために祈りましょう!
 
 さあ!みんなでテロ撲滅、平和が来ることを望みましょう!
 
 祈っただけでパレスチナに平和は来るのでしょうか?
 チベットの独立は回復できるのでしょうか?
 |  |  現実には多くの人々がパレスチナに平和を!、チベットから中国軍の撤退を願っています。でも願うだけでは物事は成就しないようです。
 
 
 考えてみると平和主義を唱える政党こそ軍国主義政党なのではないでしょうか?
 
 
近隣諸国の軍国主義・排外主義には目をつぶり、日本の過去から現在を空想して「軍事大国化する」などと叫びつづけています。わが国を近隣諸国の軍国主義のもとに平伏させようとする「裏返しの軍国主義者」に他ならないようです。暴力をもつ人間や国家がいるなら私たちも暴力を持って、対峙しないと命の保証はありません。いや「北朝鮮の軍国主義者・中国の覇権主義者の代弁人」とでも言いましょうか・・・・
 北朝鮮の核兵器、細菌兵器、化学兵器のことを知らずに平和主義を唱えないでください。
 中国の覇権主義に目をつぶっちゃいけません。それとも元々見えないのか??
 
 自分は決して交通事故にあわない、ドロボーは自宅には来ない  なんて信じてはいないでしょう?
 ついでに言えば平成12年の火災統計では放火及び放火と思われるものが出火原因第一位でした。
 だからみなさん、交通安全に気をつけて、防犯にそして防火に気をつけているんじゃありませんか?
 
 日本が武装をしなければ決して外国が攻めてこないと信じてらっしゃる?
 友好、市民レベルの交流、軍事拒否だの何だのと、頭の中お花畑でいっぱいのようです。
 平和ボケここに極まれりといいましょうか!
 そんな甘ちゃんなことが通用するのかどうか・・・
 
 
 社民党はいっています。『事態の前進は平和を目指す方向にしかないことを、改めて確認すべき時だ。』
 それは正しいでしょう。
 でも、平和を目指す方向であっても、それに至る道には武装を否定することではなく、武装して断固として交渉する道もありそうです。
 現代は世界平和を願う出発点は同じでも
 自国の防衛に反対し、テロに同情することあるいはテロ制裁に反対することは、世界の平和に逆らうことテロ支援政党・団体とレッテル貼られてもしかたないですよ、
 
 
 
本日はみなさんといっしょに願うだけで平和は来るのかという実験をいたしました。その実験結果は『願うだけでは物事は変わらない』ということが分かりました。
 平和はただ願うだけ、自分が武装解除することによっては得られないようです。
 
 
 
 よって、本日のまとめ
 
 
 
 『信心が現実を砕くのか? 現実が信心を砕くのか?
 信心は現実を変えないようです。』
 
 
 
 
 
 
えー、本日は実は11月28日の天声人語に触発されて書いたんであります。そこでは「ハムレット」のなかのせりふ「愛が時にうち勝つか、時が愛にうち勝つか」をネタに拉致された方々の運命を茶化していました。
 
 それを見まして、良心的軍事拒否のみなさんを茶化そうと、ない頭をひねり、『信心が現実を砕くのか? 現実が信心を砕くのか?』というフレーズを考えて、あとは毎度のこと、一気呵成にササットキーボードを叩いただけのことであります。
 サヨクのみなさんは『自分さえ信じれば世界は変わる』と信じておられるようです。
 これは○○軍の『信じるものは救われる』の誤用ではないかと考えます。
 
○○軍の方、お気を悪くされませんように、これから寒い季節がんばってください。サヨちゃんの常套手段である平和を願えば平和が来るという幻想を打ち破りたい(もともと破れているのだが)と思い一文をしたためたのであります。私、小額ではありますが毎年鍋に献金しております。
 
 
 
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