1月2日、せっかく東京近くに住んでいるのだからと家族みんなで皇居に参賀に出かけました。
生まれて初めてのことでございます。
JR東京駅で降りますと、なぜかすごい混雑、おいおいこれが皇居まで続いているんかい?と懸念しておりましたが、ズバリ的中でした。
東京駅から丸ビルの横の歩道、和田蔵門、二重橋と延々と行列が続いております。
途中、持ち物を持っている人は検査を受けるなど空港並の体制でありますが、これは昨今日本でも治安が悪化していることを考えますと当然なのでしょう。家内は楽しそうに婦人警官と鍵とかコインがピーとなるか試しておりました。
オイオイ
以前、参賀の人たちが日の丸を手に手に振っているのを新聞やテレビで見まして、いったいどこで売っているんだろうと悩んでおりましたが、なんのことはない、入り口で入場者に配っておりました。
さて、宮殿前はすごい混雑です。一メートル四方に3人から4人いるとして1.5ヘクタールくらいあるでしょうから、4万人から5万人くらいいる計算になります。
天皇陛下ご一家がお顔を出されますとワーと声が上がりました。背の低い私は旗の波しか見えません。隣の背の高い外人でさえ奥さんを負ぶって見せてました。
その方あとで、片言の日本語で「天皇のお名前は何ですか?」と聞いてきました。
家内は『天皇陛下です』と言ってましたが、あとで考えるとお名前のことだったようです。
天皇陛下のお名前ご存知ですか?明仁(あきひと)です。
ちなみに昭和天皇は裕仁(ひろひと)これは皆さんご存知ですよね。皇太子は徳仁(なるひと)です。
遠くから人の肩越し、はためくたくさんの旗を透かしてですからお顔は拝見できませんでした。お体をお大事にされますように、
さて、私たち一家は参賀を終えまして、靖国神社に行こうと計画しておりました。ところが、参賀のみなさん方もほとんど靖国へ向かうようで乾門への道へぞろぞろと流れていきます。まったく切れ目なく新宮殿から坂下門、乾門、武道館、田安門、靖国と続いています。
靖国神社では広告に載っていたような和服の美女はおらず・・・本日和服を着ている方はわずかに若干名ご年配の女性をお見かけしたのみ・・・看板に偽りありでございましょう、
そんなことを申してましたら家内と娘にバカを言ってるんじゃないですよと諌められました。
テレビで見るような成田山や明治神宮ほどではありませんが、けっこう込み合っております。参拝をしまして、家内と娘は広島風お好み焼き、私は甘酒を頂きました。
まあ、日中から酒では失礼でありましょう。
最近、戦没者を祭る国営の施設をつくろうなんて語っている御仁がおりますが、ありゃなんでしょうかね?
何も分からん方がでたらめを語っているとしか思えません。
戦犯が祭られているからいけないそうです。はあ〜?
だいたい戦犯ってなんですか?
戦犯とは日本の法律を犯した人ではありません。国際法を犯したわけでもないのです。
戦勝国が戦争に負けた日本の指導者や憲兵などを勝手に名づけただけのこと、
私の父は戦犯でした。といっても敵兵も日本人も殺したわけではありません。
単に海軍にいて法務兵(陸軍の憲兵に相当)だったからです。徴兵されてたまたまその部署に配属されただけのこと、いったいなんで戦犯なんですか?
法務兵として犯罪を犯した日本兵を取り締まったり軍法会議(軍事裁判)への送迎なんかしていただけで犯罪なんですか?
父は死刑にもならず刑務所には入りませんでした。といっても数ヶ月拘留されたそうでそれがとても辛かったと生前語っておりました。そして父は海軍兵曹長で判任官であったのですが公職追放ということになりました。判任官というのは今でいう初級公務員くらいなのでしょう。まあ、命をとられなかっただけ良かったのでしょう。
戦犯という存在そのものの原因は戦勝国の身勝手であり、戦犯とされた個人の責任ではないことは確実です。
戦犯が祭ってあるから靖国参拝はいけないと仰る方、
私の父は戦犯だったのですが、何を持って悪いのか教えてください。
「戦犯が一緒に祭ってあるからおまいりできない」なんて語っている方は元々戦没者に対して感謝する気持ちなんかもっていないと思いますよ。
戦犯とはいかなるものかも知らず、自分が高いところにいて現実を見下ろしているような傲慢なだけでしょう。
今年は首相が参拝するか否かなんてつましいことを言わないで、全国会議員が靖国参拝をすることを要望します。
私の初夢が実現することを希求します。
靖国参拝を拒否した議員は即刻辞職を勧告しましょう。
これ暴論じゃありません。
日本のために戦没した方々のご冥福を祈ることができずして、日本の舵取りをする国会議員の職務をまっとうできるとは信じられません。
それは論理的に証明できることです。
帰宅すると家内ともどもぐったりしてしまいました。
さすが疲れました。
明日はどこを参りましょうか?
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