日の丸君が代

最近では日の丸君が代が国旗国歌であるという認識が定着してきたようです。しかし今でも自分の国の国旗と国歌が分からない人もいるというのですから困ったもんです。いったい学校で教えているんでしょうか？

なんてボケかましちゃいけません。　

私は出張が多いお仕事で、いつも電車に乗っております。電車から見ても学校というのはすぐ分かります。どこでも四角い校舎があって校庭がある。国旗掲揚塔もあります。
最近は平日でも国旗を掲げている学校が多いようです。けっこうなことですねえ。
もっとも国旗を掲げているのは学校より企業、工場のほうが多いですね、

新幹線の窓から見て御覧なさい、東京駅から見える多くのビルの屋上には日の丸がはためいています。もっとも歩道に面したところに掲げず、地上１００メートル以上のところに揚げるのはなぜなんでしょうか？お日様にお見せしているのでしょうか？
アメリカなどでは歩道に突き出して掲揚しています。日本では法律かなんかの規制があるのでしょうか？もっとも丸の内の外資系企業ではアメリカ同様に歩道に斜めにその国の国旗と日章旗を掲げています。
田舎に行きますと業種に限らず工場では社旗、安全旗、国旗を揚げるのがあたりまえと思われています。まあ日本は季節感豊かですので、品質月間（日科技連が決めた）の時期はQ旗（ご存知？）を揚げ、安全月間は･･･環境月間は･･･ということになります。まさに衣替えのようです。
先ほどもお話しましたように外資系であろうと会社や工場ではその国の国旗と日章旗を掲揚しています。それが事業活動させていただいている国に対する敬意というものでしょう。

タイの日系企業ではタイの国旗と日章旗を必ず掲揚していました。

でも反日の丸君が代の方々の活動は連綿と続いているようです。
それもけっこうなことです。何事にも信念を持ち継続することは立派なことです。
そういった方々も私同様にウェブサイトを作り、反日の君運動を行っています。

あるウェブサイトでは
「日の丸君が代が法制化され、最初の卒業式。外国人から抗議の声があがった。」とありました。
うーん、信念を持って活動することは尊いことです。しかしながらこの論は理解しがたいのです。
まずここは日本です。日本の学校の卒業式で日本の国旗を掲げて式を執り行う。「国旗を揚げるな！」という日本人がいても私はよろしいと思う。「日の丸は国旗にふさわしくない！」と発言する日本人がいても私は良いと思う。それが民主主義というものです。もちろん法律で決めたことには従わなくてはなりませんが、反対運動をすることはよろしいのです。
でも日本で国旗を掲げることに外国人が反対してよいことなんでしょうか？私たちは外国で日章旗を揚げていちゃもんつけられているわけじゃありません。日本で日章旗をあげていちゃもんつけられているんです。

おとなしく引き下がれませんよ。

論理的に言えば、反日の君運動の人々も自尊心があるならば「非常識だ！干渉である」とそう叫ぶ外国人に対して反省と事実認識を求めなければなりません。

仮に反日の君運動がかなって日の丸君が代を国旗国歌でないとする法律ができたとしましょう。
そのとき、外国人に「日の丸を掲揚しろ！」と言われたらいかがなされるのでしょうか？
日本人ならそういう行為が合法であっても、外国人に言われる筋合いはないのではないでしょうか？

あなたアメリカで学校の卒業式で星条旗を掲げていて、抗議しますか？
正確に言えば抗議できますか？
まずつまみ出されるか、へたをすると拘束されますよ。

日本人が韓国に行って学校の卒業式で韓国国旗（太極旗というそうです）を揚げているときにそれは良くない、旗を降ろせといえるのでしょうか？
おっとその前に、韓国では学校の卒業式で国旗を掲揚するのでしょうか？
考えることはありません。インターネットで検索するとすぐ答えは出ます。