日の丸君が代(その6) 2004.05.16
先日ご夫妻で公立校にお勤めの方から次のようなお便りを頂きました。
全文は下記にあります。これにまつわる皆様からのご意見と私のコメントをここにまとめました。

新島様から頂いたお便りの要旨です。(04.05.04)
教育庁は校長に職務命令を職員に対し出させて、入学式と卒業式で、職員に日の丸に向かって起立させ君が代を歌わせています。
このときは休暇もとれず、式場から離れていることもできません。
教頭(今年から副校長)と教育庁の役人が起立の有無を確認します。私たちに休暇をとらせるか式場以外いることを許容すべきです。

まず、論点が二つあると思います。
ひとつは国旗国歌を卒業式に掲げるのが良いか悪いかという議論であり
ひとつは教職員が国旗掲揚国歌斉唱を拒否してよいかという議論である。

第一の論点については国旗国歌法が成立しているのだから、下位規則で国旗・国歌を掲揚・斉唱すると決めているならばそれ実施するということについて議論の余地はない。
hinomaru.gif そういった規定は憲法の国民の権利や思想信教の自由を侵すものだとはいえないと私は考える。もちろん思想信教の自由を侵すものだ考えた方が憲法違反だとして違憲訴訟を起こすこともできるが、訴訟に訴えるよりも法改正を選ぶほうが簡単である。
首相による靖国参拝を止めるのには法律の制定・改正でできないからこそ違憲訴訟という手段を選択しているのであって、それはそれで納得できる戦術であると思う。
一方、国旗国歌法というのは法律であって、国会で国旗国歌を変更するとか廃止するということは改正をすれば事足りるのである。
日の丸君が代に反対する議員を多く国会に送り出すことによりすぐにでも法改正は可能である。
日本には1800本も法律があり、毎年200以上制改正されている実情から次回国会で改正を提案することはいと容易い(たやすい)ことなのである。もちろん反対多数で否決されたなら、それは民主主義であるからその決定を尊重しなければならないのは言うまでもない。
数年前、政府の会見で日章旗を置くことにしたときに抗議した報道機関が3社あった。

朝日新聞、北海道新聞、共同通信である。

抗議した法的根拠はなんであったのか知らないが、これら3社は外国の公館での会見でかの国の国旗を掲げると抗議しているのだろうか?
quest.gif あるいは民間企業が広報するときに、社旗やロゴマークを掲げていると文句を言うのだろうか?「Win●owsというロゴマークが気に入らんから表示するな!」とか「S●NYという社章が目障りだ」とでも言っているのだろうか?

ありえないことですが、遠い将来「日本人よ誇りをもて」が記者会見などを行ったとしましょう、その時にこれらの報道機関から「日本人が誇りを持つのは間違っている」なんて抗議を受けましたら、私はすぐさま「日本人は誇りを持ってはいけない」と変えるつもりです。 


第二の論点について考えてみる。
学校というのは教師という地方公務員にとっては職場である。
労働者は職場で何をして良いのか?何をしては悪いのか?を考えてみよう。
アッ、すみません、そんなこと考えるまでもないことでした。
雇用者(会社あるいは学校)と被雇用者(会社員あるいは教員)は雇用契約を結んでいます。この契約は法規制に反しない限り有効であり、双方はこれに基づいて行動します。雇用契約に関わらず契約を破ればそれなりの責めを追います。
だって、そうでなくっちゃ契約じゃあありません 

学校の先生だって、雇用契約を遵守するという基本原則は変わりません。
通常、就業規則で会社にいることができる時間は決まっています。たいていは就業前後30分から1時間の入場が許されています。それ以前、以後に職場にいることは就業規則違反です。ということはサービス残業とは命じたあるいは暗黙に認めた会社側が違法であると同時に実施した労働者も就業規則違反です。
会社の敷地内においては会社のルールに従うのは当然です。組合運動あるいは雇用者の命令以外の活動は勤務時間外に行うものであり、会社の敷地外で行うものです。組合のビラ配りなども通常は会社敷地内で行うことが黙認されていても、労働争議時は無用なトラブルを避けるために会社の門の外でビラを配るようになります。
正直私は地方公務員法を良く見ていませんが、就業時間内に敷地内において業務命令を拒否することが合法であるとは思えません。
合法でないということは非合法ということになるのでしょうか?

man1.gif 地方公務員法 第35条
職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。


最近は内部告発というのが市民権を得てきました。
これは業務命令に従わなくて良いということとはちと違います。
日本人であるかぎり、いや外国人であっても日本国内では日本の(たとえ悪法といえど)憲法・法律を守る義務があります。万一、会社の運営において日本国の法律を破っているならば、法律と良心に従いこれを匿名であろうとなかろうと告発する権利と義務があるというものです。
もし、会社の運営が合法であり、コンフィデンシャルなものを外部に漏らしたら、そりゃ情報漏えいとかインサイダー取引となり非合法な行為であります。


まとめとしまして、第二の論点についてもまったく疑義は生じないと思うのです。
今までの話でも、伝わらなければこんなたとえはどうでしょうか?
赤信号で止まるのが嫌いなら信号無視していいのか?
設計ミスと正直にいうと損害が大きいなら嘘をついていいのか?
おつりが多いとき、黙ってもらっていいのか?
国歌を歌うのが嫌いなら規則に従わなくともいいのか?
私にとっては考えるまでもないようです。







  • 新島様からお便りを頂きました(2004.05.04)
    都教育庁はやりすぎでしょう?
    私も夫も学校勤めです。教育庁は校長に職務命令を職員に対し出させて、入学式と卒業式で、職員のほぼ全員の座席をきめ、君が代の一番の歌詞を起立させ、日の丸に向かって歌わせています。休暇もとれず、校内にいることもできません。起立のとき教頭(今年から副校長!)と視学官のような教育庁の役人があわてて起立の有無を確認します。教育勅語でも軍人勅語でも、蛍の光の3・4番でも権力者はやりたいのでしょう。どうぞ!こちらは静かにしていますから。でも、休暇ぐらいとらせてください。 トイレで静かにその時間をやり過ごさせてください。それすら、だめですか?ちょっと彼らは血迷っています。君が代斉唱を踏み絵みたいに感じる者もいるというのを許されないほど、至極当然なんでしょうね。私の夫の友人は今年退職でした。起立しませんでした。懲りないんです。嘱託も再任用もはじめから諦めていました。教員として能力もあり、教養もあり、立派な人です。いま都立学校は窒息状態です。上意下達が完成されているから、もういいじゃありませんか?数人の静かに座っているひとを見逃すくらいの度量があっても!
    それも、だめですか?日本を思う同志、同じ志を持った人たちなんですけどね、彼もわたしたちも。
    kimigayoさん、教えて。
    新島様、お便りありがとうございます。
    あなた様のウェブサイトも拝見しまして、ウェブサイトでもお便りと同じ趣旨の主張をされていることを確認いたしました。
    お便りくださいということなので、私の考えることを正直に申し上げます。
    学校の先生が日本国の憲法と法律、及びそれに基づく下位規定を遵守する当然であることに同意いただけましょうか?学校の先生が子どもたちに日本の法律を守ることを教えることは当たり前です。まさか日本の法律を守らなくても良いと教えているわけはないと思います。また私は学校で国旗国歌を敬う心を教えることも当然であると考えておりまして、納税者として憲法15条に基づき公務員に対してそれを要求します。
    私も仕事柄法律とは常に関わっております。法律・施行令・省令といったものを調べ、それに従って仕事をするというのは当たり前のことです。その中にはこの法律はおかしいんじゃないか?と思えるものもあります。しかし法律を守らないということはできません。どう考えてもおかしいと思えば、当面は法律に従って処置しつつも、関係省庁へ業界団体を通じて意見を出す、あるいはパブリックコメントなどで行動するわけです。
    新島様は国旗国歌が嫌いなのでしょうか?国旗国歌が嫌いなら学校の外で国旗国歌反対運動をしてください。もちろんあなた様のウェブサイトなどで既にされているわけですが、
    しかし、学校の中では国旗国歌に敬意を表してください。学校の中で国旗国歌を愛することを教えてください。それができない人を「教員として能力もあり、教養もあり、立派な人」と言えるのか?私にはおおいに疑問です。だいたい職務を遂行できずに職位に居座ることが許されることが私には理解できません。
    もちろんあなたは奴隷ではありません。もしそれが嫌ならあなたはいつでも公務員を辞職することができます。誰も新島様に先生になれ!と命じたわけでもなく、先生を続けろとも命じてはいません。先生という仕事がいやなら転職もできます。
    しかし、先生よりも一般社会の仕事はきついと思いますよ、
    新島様は会社勤めをされたことがありますか?会社員も楽じゃありません。会社で売上目標を決めて「必達!」なんていわれると、夜討ち朝駆け、必死に仕事をしなければなりません。そして最後には自腹を切って自社製品を買うとかすることもあるのです。生命保険も銀行も同じです。工場で働いていても納期が急がれれば深夜まで残業をするのは当然です。
    私企業では法に違反しないかぎり、命令に従わない者はもちろん、期待する業績を上げられないものは更迭、配転、解雇は当然であるということです。
    休暇ですか?私が昨年とった休暇は娘の結婚式など3日くらいだったと思います。
    そんなのは憲法違反だといいますか?人権無視とかいいますか?
    そういう理屈が通用すれば良いですね、
    民間企業は競争社会です。自分は一生懸命したといってもライバル企業がそれ以上のことをしていれば業績は落ちるわけで最悪の場合は倒産ということになるのです。世の中はきびしいですよ、
    ほとんどの会社には社旗というのがありますが、年始とか種々行事のときに「おれは会社の旗を見ると気分が悪くなるから席を外すわ」なんてことができるとお思いでしょうか?
    あなたが教えている子どもたちはそういう社会に出て行くのです。
    お断りしておきますが、私はエリートコースとは無縁の、高卒で、リストラ組で、定年近い平サラリーマンにすぎません。そういう私が申し上げるのです。世の中とはそういうものです。
    何か、ご質問はありますか?
    最後に新島様へ質問させてください。
    あなたは外国の国旗国歌に対しては敬意を持つのでしょうか?敬意を表しているのでしょうか?
    この質問が『踏み絵である』と言われるなら、その通りです。
  • スサノオ(田中康夫征伐士魂)様からお便りを頂きました(2004.05.05)
    佐為様。初めまして。たまに拝見しています。
    今回私が、他所で日の丸、君が代の強制に反対している教職員さんの掲示板に貼ったものを少し変えて上梓します。
    「日の丸、君が代」問題に戻す意味で投稿します。平成11年に国旗国歌法が制定されました。朝日新聞の論説と一緒で、日教組や全教も、日の丸、君が代は「過去、日本が行った侵略戦争問題や、強制が憲法の保障する思想及び良心の自由を侵す疑いが濃い」という理由からでしょう!?
    仰るように、「強制に反対」というのが日教組、全教の見解です。一般社会のしかも、私的な立場ならこれも許される範囲ですが、学校は未熟な生徒、児童に知識や社会的マナーを身に付けさせる公教育の場です。それを蔑ろにする先生には「処分」を伴った「強制力」も必要です。
    日の丸、君が代の強制に反対する先生は「義務教育」を「強制就学」などと言わないですよね?「強制」という言葉を巧にお使いになっているだけで、朝日新聞の主張を推し進めれば教育は成り立たなくなります。朝日新聞は都教委の教員処分に反対する理由に、34年の米連邦最高裁判決。所謂バーネット事件(ウエストヴァージニア州の学校でエホバの証人派の生徒が、教義に反するとして、国旗への礼拝と宣誓を拒否し、退学処分を受けた事件判決のこと)では、確かに子供を退学処分にするのは行き過ぎだということであり、国旗に忠誠を求める教育を否定してません。
    日本でも国旗、国歌に反対し処分された教員は居ますが、子供まで処分されたことはありません。バーネット事件判決は教員処分の反対理由になりません。
    我国の公教育を担う立場にある教員には当然、国旗、国歌の指導義務があります。普通の社会人以上に、児童、生徒の模範になるような行動をしなければなりません。まして、公式行事である入学式や卒業式において、児童、生徒の面前で、掲揚、斉唱時に起立せず。歌わない。などの行為は到底許されることではありません。
    都教委の処分は至極妥当なものです。日の丸、君が代は法的に国旗、国歌では無い。として、日の丸、君が代は慣習法として、また国際的にも国旗、国歌として扱われていることなどは、少しも児童、生徒に教えず。何か「言いがかり」や「揚げ足取り」はないかと考えているのは如何なもんでしょうか?
    国旗、国歌の意義を理解させ、尊重することは指導要領にも書かれています。またこの指導要領の法的拘束力は伝習館事件最高裁判決で確定していますが、恐らく反対派の教職員さんも「あれは、確定判決じゃない!」なんて仰るんでしょうが・・・!?
    日の丸が侵略の旗と言うなら、星条旗も、ユニオン・ジャックもトリコロールもみんなそうなりますね?また自国(と言って憚らない)チベットを侵略しベトナムを陵辱した支那の五紅星旗もそうですね。事実。英国国内で植民地支配など問題になったことはありませんし、問題にする団体も無いですよね。
    結局。反体制教員の皆さんや、日教組、全教なんかは、国旗、国歌にからめて天皇制自体を否定されてるわけですよね?ついでに言えば、元日教組委員長の槙枝元文が最も尊敬するのは「金日成」だそうで、彼の、ヒトラー顔負けのファシストを尊敬しているなんて・・・自分が成りたいんじゃないでしょうか?そして児童、生徒に責任を転嫁する手法じゃありませんか?推測ですから、聞き流して頂いて結構ですが・・・。事前に歌わない自由があることを教えて成らないと指導要領にかいてないからと・・・予め、低学年の児童などには、戦争と君が代を関連付けて教えて、高学年では、朝日新聞とかの記事を読ませたりして国旗、国歌を完全な「悪」に仕立て上げ、「私たちが授業で教わった日の丸、君が代は昔の日本が悪い事をした!先生が歌わなくてイイって言ったから、歌わない」見事なマインド・コントロールですね。自分等はしっかり教えた。しかし、児童、生徒は「自身で理解し、考えた結果。歌わない結論に至った」と・・・。自分達は「給与に響くから・・・」と、でも国旗、国歌を児童に理解させ、涵養するように決められていても、教材の選定から間違っていては、授業の成果も変わってきますね!?これは恣意的と言われても仕方ないことでは有りませんか?繰り返します。起立し、教師が歌い、児童、生徒に歌わせなければなりません。
    スサノオ様、ありがとうございます。
    新島様からのお便りは、私にとって踏み絵ですよね。
    私は頂いたお便りにあたりさわりなくご返事する気は『まったくありません』
    人間には譲れるものと決して譲れないものがあると考えています。(もちろん国家レベル、外交交渉でもしかりですが)
    学校教育というのは子どもに読み書きを教えるだけではなく、国旗国歌に限らず『人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。』(教育基本法 第1条)であるわけです。私はまさしくそのとおりと考えております。
    そして公務員として就任(就職)する方は憲法、法律を守ることを誓います。
    自分の誓いを守ることができない方、あるいは偽って誓った方は既に公務員たる資格がありません。
  • Yosh様からお便りを頂きました(2004.05.07)
    とうた様 国、国歌や国旗が嫌いな教師(教育者として失格と断言します)に関して。
    us-flag.gif もし生徒が国、国歌や国旗が嫌いな先生が嫌いだからと言うて教えられるのを拒むとどのように対処するのでしょうかね。その生徒の評価はその国、国歌や国旗が嫌いな先生からのはいかがなものでしょうか?まさか100点ではないでしょう。
    何処の国においても国、国歌や国旗が嫌いな教師(失格者)は必要ではないでしょう。このままで行くと日本の国も先が見えていますね。今のうちにどうにかしてください。
    まず、大変失礼ながらYosh様は勘違いといいましょうか、現在の日本をご存じないのではないでしょうか?
    私たちが子供の頃、店の商品を盗めばただごとではありませんでした。親も本人も表を歩けないようなことになりました。
    今の日本はどうでしょうか?
    『万引きした?お金を払えばいいのだろう』と親が言うような状況です。
    もはや非常識が常識なのです。
    アメリカ人であるYosh様から見れば『国旗国歌を敬わない教師などありえない!』『解雇しろ!』と考えるのは『アメリカの常識』なのでしょう。
    悲しいことに、日本の常識ではそうでなさそうです。
    おっしゃるように『日本の国の先が見えています』もっとも、国旗国歌をないがしろにする人々の目標は日本崩壊かもしれません。
    そんな状況を変えようと、こんなウェブサイトを作って叫んでいるのですが・・・・
  • けい様からお便りを頂きました(2004.05.07)
    養護学校でもひどいです。
    佐為さまこんにちは〜! お元気そうでなによりです。
    佐為さまは更新がはやいので、なかなか全部読み切れないですう。せちがらい世の中、このHPに来るのは楽しみのひとつです。
    ところで、けいの弟は障害児で養護学校に通っているのですが、入学式はひどいもんでした。母親といっしょにいったのですが、プログラムに国歌斉唱とかいてないのに、いきなり教師だけが起立し、生徒を起立させることなく座らせたままで、ピアノの君が代演奏だけが流れていました。保護者はなんだかわけがわからず、座ったままボオーと成りゆきを見ているだけ。生徒は今、何がおこなわれているのか全く理解出来てないようでした。
    うちの母親、キレマシテ、近くに座っていた保護者達を起立させてましたけど、歌っていたのは、ほんの数人の教師とうちらふたりだけでした。なんだか今思い出しても不思議な光景でした。
    けいは私立だったので、学校で国歌斉唱はありませんでしたが、社会でそういう場の時は、ちゃんと歌いますよ。
    あ、佐為さまも書いていらっしゃるとうり、海外ボランティアにいく方たちは、フリーターが多いです。登校拒否者やひきこもりさんたちも多いです。けいの近所にもそういううさんくさい組織NGOとかNPOとか多くて、なにかというと「環境問題」とか「発展途上国への援助」とか、「平和を守る集会」とかやってます。見てると、家庭内に問題があり、自分の問題を解決する努力すればばいいのに、なぜか皆「海外の困っている人々」を救済しようとするんです。自分の仕事持って、税金おさめて、年金払って、複雑な人間関係から逃げないで、自分の居場所をつくるのが先だろうが。。。
    普通の平凡な人間でいるのに耐えられないんでしょうか。そういう人って。
    なにか特別な存在になりたいんでしょうか。もの凄い情報量を頭に備蓄していて、とうとうと演説されても、自分のイメージで遊んでいるだけなんじゃないかと思います。
    けいは近所でボランティアしてますが、海外にいかなくても、困っている人は沢山いますし、することはいっぱいありますよ。もう10年目なので、日常生活の一部です。みんななーんにもいわないで、黙々と続けてる人ばっかりです。
    では、佐為さま、どうもお邪魔しました。いつも、くだらない話題ですいません。

    追伸
    こんな時間(平日の日中でした)になにしてんだとおもわれますでしょうが、けいの仕事は土日が休みでなく、休みはものすごく不定期にやってきます。平日が休みのときは友人とあうのが夕方なので、午前中は佐為さまのHPによくいきます。
    社会は学生の時には想像もつかなかったくらい厳しいです。
    いろんな人がいるので、こっちが100パーセント正しくても押し切ったほうが勝つ事もあります。理不尽です。
    佐為さまは、現実をありのまま書いてくださるので、けいはとても励みになります。よし、もうすこし頑張ってみようという気になれます。いつも、どうもありがとうございます。
    けい様、その後は痴漢にもあわず元気にしていらっしゃいますか? 
    恥ずかしながら私は子どもたちの入学式や卒業式などに行ったことがありません。子どもたちの学校はどうだったのでしょうか?
    私の小中高時代は先生が『しっかり歌え、声が小さい』なんて怒鳴っていたり、送辞・答辞などはサヨクの影響がないか内容をチェックしたりしてました。(すみません・40年前です)
    当時と今では正反対、まったく信じられないことです。
    国旗国歌に敬意を表さない方を「教員として能力もあり、教養もあり、立派な人」と言い切る価値観はグローバルスタンダードではありませんね、
    留学の斡旋(聞こえが悪いですね、世話といいましょう)をしている方が「日本で落ちこぼれが海外留学に行く」と書いていました。もちろん全部が全部ではないでしょうが、日本で高校に不登校になったから海外にという発想がもはや理解不能といいましょうか?
    ボランティが本業ならば、ボランティアではない・・・こともないか?
    けい様、
    私の書いていることはでたらめばかりですから、決して信用なさらないように 
    但し、考え方は間違っているとは思っていません。
  • Yosh様からお便りを頂きました(2004.05.08)
    とうた様、土曜日の今日はお休みですか?
    ルーイ様からのお便りを読んで書き込みいたします。よろしく。
    ”日本が死ねば日本人も死ぬのです。私は日本人ですから、日本人として幸せになりたい。
    そのために「悪い国」が二の足を踏むくらいの強い軍隊が必要です。だから私は自衛隊を応援します。日本という国がもっと強くなることを望みます。
    「戦争ハンターイ。自衛隊は何もするなー。日本に軍隊はいらないー。」というサヨクの平和運動は間違ってると思います。こういう平和運動こそ「反日」です。政府の方針と違う人達が「反日」なのではなく、日本人に仇なす人達が「反日」なのです。 ”
    ルーイ様。日本国を真に思う方がおいでであることがわかりましてすこし安心いたしました。
    日本国が国として必要な要綱(憲法)を備えていない現状を如何に改善して行かれるかが国民の要求の一つになるでしょう。そのためには国民一人一人が明確に意思を表示すべきではないですか。とうた様の行為もその一つです。
    私は現在の市民活動家(羊の皮を被るおおかみ達)の様な行為は国家形態の崩壊が目的であつて、日本国を如何に好しい国に為して行くかのものではないと看做しています。
    仰せのとおり現政府や政府機関への異論や反対は民主主義社会にはあつて然るべきものです。中共や北鮮の憲法には国体の維持を明確にし、国を護ることを義務として、またその崩壊行為や反逆行為は死刑と言う極刑にとしています。なお現政府への批判をも広義に禁止のようです。一党独裁国家の典型を見せています。
    とうた様のこのサイトを利用して各人の意見を表明なされることをおおいにおすすめします。(事前にとうた様にはおことわりしていませんが、構わないですね)
    ”アメリカの下僕になろうと考えている人もいるわけです。”そのような人達はアメリカ国民は必要といたしません。断言いたします。日本国が地球上に独立国家として明確に存在することを望んでおります。もしそのような人達を見かけたらそのように伝言おねがいいたします。
    Yosh様、いつもお世話になっております。
    日本の諺で「貧乏暇なし」というのがありますが、本日も会社でした。
    Yosh様のおっしゃるとおりです。
    私たちは反論をさえぎらずに戦いを進めなければならない、対する相手は独善、独裁ですからここでも非対称戦を闘わなくてはなりません。辛いところです。
    なお、このウェブサイトにご投稿いただくのは大変ありがたいのですが、なにぶんマイナーなホームページですから多くの方に見ていただけるか心配です。
  • 新島様からお便りを頂きました(2004.05.08)
    はじめに、へんな質問にこたえます。
    敬意を払う・表すといいますが、神仏や年長者に対し、従う・大切に思い敬う行動は確かに存在します。外国の国旗国歌にわたしはどう行動するかということですね。ぜんぜん踏み絵ではありません。街で、スタジアムで、新聞や図書で、保育園の運動会で、そのようなところで見かける旗に、敬意をあらわす人がどこにいますか?
    そのような場以外で遭遇する外国の旗は一生、私のような庶民にはないと思います。
    この質問を見たとき、付きまとう異様な強制的臭いを感じて北朝鮮からの脱北者の話が自然に思い起こされました。彼女は、子供の昼食のために、イモを新聞にくるんで持たせました。それが悲劇の原因でした。その新聞の裏面には将軍様の写真がのっていたのです。家族は収容所送りになりました。人間の脳の構造から、きびしく対峙する者ほど、鏡像のように似てしまいます。
    さて、あなたの議論のすすめ方は、法律論一辺倒です。政治・法律・裁判・判例などは、人間の良心・倫理を絶対に掬い取ることができないのです。立派な人間というのもそういうことで言っているのです。でも、退職した先生は、残念ながらあなたと同じ年代・同じ法律論・同じ思考回路をもつようです。法律資料で語り、それで人を縛り、思考回路を閉じてしまう姿は醜悪です。双方の「決して譲れない」として、語りだす衆愚が生んだ法律の数々、それはおのれの主義・信条を強固に塗り固め、相手を論破する道具です。(なさけない、やりきれない。)それらは、個人にとっては思考の深化を阻害するだけです。それだけでなく、他人にとって、主義・信条ほど迷惑なものはないのです。日の丸に対しても、賛成反対・敬意不敬とかの思い入れの度が過ぎ、対立すると、法律や・判例などの権威ある衣装を纏った理屈をしたがえてきます。(アナロジーとして社旗をもちだすのは、誤りです。あなたの社旗は、私の校旗です。)私は、不思議でなりません。そんな不毛なことに本当に生きる喜びを見出しているのでしょうか。深い良心の声を聞かせてもらいたかったのに、法律談義する軽薄さ。相手を間違えたようです。
    わたしにとって日の丸は、「はやく慣れないかな」というところです。(「そういう問題ではありません」と社会科の先生に叱られますが、そういう感性レベルの問題だと思います。)若者ほど慣れるのが早いのです。日の丸を頬にペインティングしたり下着にしたり、体に巻きつけています。多くの人が国旗に慣れるためには、敗戦後に替えたほうがよかったでしょう。でも旗は旗でしかない面があります。擬人化して言うときは注意が必要です。はたには、責任も血塗られた歴史もありません。
    『あなたは外国の国旗国歌に対しては敬意を持つのでしょうか?』
     これがへんな質問なのでしょうか?
    あなたのお答えをスポーツスタジアムでは外国の国旗に敬意を表さないと理解してよろしいでしょうか?
    それならば、道徳的に間違っているだけでなく不評を買うということを申し上げます。
    わが師Yosh様の書き込みを熟読ください。大リーグを見に行ったあなたがアメリカ人につまみ出されるところを見たくありません。あなたがかわいそうなだけでなく、日本人の評判が落ちることに耐えられないからです。
    議論の進め方が法律一辺倒?
    ということは議論の進め方を感情的にせよということでしょうか? 謎です?
    いくつも疑問がありますが、
    『地方公務員法 第31条 職員は、条例の定めるところにより、服務の宣誓をしなければならない。 及び 第32条 職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。 』とあります。(蛇足ですが法令とは法律・施行令・省令の総称です)
    あなたはこれに従い宣誓したのでしょうか?
    当然宣誓しているはずです。宣誓が偽りであったのでしょうか? あなたには誓を守る深い良心がなかったのでしょうか?
    このご返事をお聞きしたい。
    日の丸は主義信条ではありません。法律です。
    あなたの個人的感情で恣意的に教育をされたのではたまったものではないのです。
     ご理解できますか?
    思考回路を閉じるとおっしゃいますが、閉じているのはどちらでしょうか?胸に手を当ててお考えください。
    学校の中だけ、先生とのコミュニケーションだけでなく、現実社会を良く見てください。私は東南アジア某国にもいました。現地の工場でその国の国旗を掲揚するとき、あなたならどうするのでしょうか? 非常に興味があります。
    相手を間違えたとな? あなたは私に『おっしゃるとおりです。大いに活動してください』という答えを期待していたのでしょうか?
    実業の第一線で働いている人であれば、誰であれ、そのような答えはしないでしょう。
    ひとつお願いですが、偏見でない真摯な意見交換をしませんか?
  • 尊敬するKABU先生からお便りを頂きました(2004.05.09)
    新島様のご意見を拝読しまして考えたこと、
    新島様の言っていることがよくわかりません。同様に、私のいうことが彼女は理解できないでしょう。
    要は、国旗を掲げ国歌を斉唱するのが当然だと考える国=政府と、その中の地方公共団体に務めているのなら、その命令に従ってください。
    それが嫌ならおやめなさい。
    また辞める辞めないにかかわらず、
    1. 国旗を掲げ国歌を斉唱するのが当然か否か
    2. 国や自治体がその職員に「命令」するのは当然か否か
    3. 国や自治体がその職員に「命令」するのが許されるかどうか
    に疑問を持たれるのは自由ですが、それは職務と無関係な時間と場所でしてくださいね。
    そして、本当に争いたかったら、裁判で、それで負けたら選挙で頑張りなさい。ご検討を祈ります。
    KABU先生、ご指導、アドバイスありがとうございます。
    いつも先生の論を拝読しておりますが、先生から書き込みいただいたのは今回が初めてです。感謝いたします。
    実を言いまして(本当ですよ)私は自分の意見が偏っているか心配でした。

    日の丸が好きか嫌いかというのは主観ですからいろいろな意見立場があって当然です。
    論点は公立学校で、国歌演奏や国旗掲揚の際に起立し礼を示すことが当然か否かです。


    普遍的自由主義者という言葉があります。簡単に言えば「だれでも自由に振舞えることが人類普遍の原理と信じている人」なのでしょう。
    現実はそれとはかなり異なっているようで、自由に振舞えることなんてあるわけがなく、そんなもの普遍でもなく、正しくもありません。人間は受精する段階で、数億もの兄弟たちと競争し、晴れて第一位となった私たちが存在するわけです。どんな落ちこぼれでもジジイのようなリストラ組も最初の激烈な競争段階ではチャンピオンだったのです。2位以下の兄弟はすべて淘汰されてしまって、普遍的自由どころか生存する権利を享有していなかったようです。そして出産時に自力で呼吸するという第一関門を突破し、以降数多(あまた)の競争の末に今の自分があるわけです。
    どこに普遍的自由が存在するのでしょうか?
    人間は自分の環境とか経験が当たり前と思いやすい。でも実はそれは仮の姿でしかないと私は思うのです。
    人間は自分だけでは生きていけません。社会的なことだけでなく、生物レベルでもそうです。私たちが食べているものはすべてが死体です。人間だって弱肉強食、食物連鎖の中にいる、それは生物としての逃れられない業だということを常に実感としてもっていないと大きな勘違いをすると私は思うのです。
    新島様が普遍的自由主義者かどうか知りません。私は普遍的自由なんてなく、人間とは生物の業を背負いながらも少しでも理性を追求するために存在し、生きていくものかと思っております。

    ところで、本日(5/9)の読売新聞にタイの駅では毎日朝夕に国歌演奏を行い、そのときは駅の中にいる人すべてが起立するという記事がありました。タイの人々を見習いたいと思います。
  • I love japan様からお便りを頂きました(2004.05.09)
    どうも、兄貴ご無沙汰しております。
    ネット上、新聞等で不思議に思ったことを一つ。
    日の丸を見るだけで恐ろしくなる。君が代を聞くと虫唾が走る等国旗、国歌に対する非難中傷は多く有りますが、日本という国名に対しては なんら語られておりません。なぜだろう?
    私が今まで受けた日本という国名に対する教育(裏を取った訳では有りません)では、神の国→お日様が一番最初に上る国→日の本→日本、これは左寄り、赤寄り、または真っ赤な人たちには大問題ではありませんか。
    国旗、国歌への思いは、年配の方にはそれぞれ考えが有るでしょうが、学生の方がそれに非難中傷を語るのは現代の間違った左的教育の為であります。日本の教育は先ずここから直していかなければならないのであります。
    そして日本共産党は、党名から『日本』を外し日本の存在だけでなく日本という名までも忌み嫌う存在になっていただきたいのです。
    I love japan様、ご無沙汰しています。
    おっしゃるとおりですね、
    地名だからといっても、最近は島の名前も海の名前も変える時代ですから、その理屈もなさそうです。
    サヨクの方は本心は東朝鮮とか東部中国といいたいのでしょうか?
    でもね、日本ってブランドなんですよね、有名ブランドの色柄を真似るものは多いですが、ブランドを隠す有名ブランドはない・・・ということが理由でしょうか?
    もっともいつも私が書いていますが、日本をブランドにしたのは私たちの世代、あとは頼んだぞ!
  • ウエストポイント様からお便りを頂きました(2004.05.09)
    外野に広がる巨大な星条旗 ヤンキースのオープンのビデオクリップです。
    日本の国旗もこれぐらい大きいと問題になるのでしょうか。
    ウエストポイントも同じNY州なのでお手伝いさせられているようです。
    これはこれはウェストポイント様、ありがとうございます。
    広い野球場で何万人も一緒に国歌を歌うとはすばらしいことでしょう!思っただけで、感激して涙がこぼれそうです。
    松井もいましたね、
    でも、お手伝いとはないでしょう?大舞台に立てたことがすばらしい経験であり名誉でありましょう。



  • T.T様からお便りを頂きました(2005.11.03)
    国旗、国歌について
    初めまして。T.Tと言います。十日ほど前にこのサイトを知りました。とても面白く、『独り言』だけは全て読ませていただきました。今後も更新を楽しみにしています。

    本題ですが、『日の丸君が代(その6)』で『第一の論点については国旗国歌法が成立しているのだから、下位規則で国旗・国歌を掲揚・斉唱すると決めているならばそれ実施するということについて議論の余地はない。』とありますが、リンク先の『国旗及び国歌に関する法律』を見ても『国旗・国歌を掲揚・斉唱すると決めている』ようには思えないのです。
    これは、その他の法律等が存在し、そこで国旗掲揚、国歌斉唱を実施することを決めているのでしょうか?
    T.T様、お便りありがとうございます。
    おっしゃるとおり『国旗及び国歌に関する法律』は、日の丸君が代を国旗国歌に定めただけですので、国旗掲揚を定めていません。
    私は次のように考えており、この論理から『国旗・国歌を掲揚・斉唱すると決めている』と結論しました。
    論理学的に間違っているならご教示願います。

    (1)日章旗は法律で国旗と定められている。
    (2)通知(下位規則)によって国旗掲揚を指示している。
    (3)地方公務員は法令を守ることを誓っている。
    以上から法律及び法律に反しない命令について地方公務員が従うのは、当然ではないのでしょうか?

    地方公務員である教員が、休暇をとって国旗国歌を避けることが許されるかということになりますが、
    労働基準法第39条第4項
    使用者は、前三項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。


    とあり少なくとも卒業式で国歌国旗に関わりたくないという理由で休暇を申請しても雇用者側は拒否してもよい(合法)であると私には思える。もちろん『良心』によって耐えられないならば病気その他の理由によって休暇を申請し許可されることはありと思う。おとなの世界なのだから。
    但し、そのときはその理由で休暇をとったとは口外しないのも大人の世界ではないだろうか?
    文初小第145号
    平成11年9月17日
    附属学校を置く各国立大学長 殿
    国立久里浜養護学校長
    各 都 道 府 県 知 事
    各都道府県教育委員会教育長
    各指定都市教育委員会教育長
    文部省初等中等教育局長
    御 手 洗  康
    文部省高等教育局長
    佐々木 正 峰
    学校における国旗及び国歌に関する指導について(通知)

     本年8月13日に国旗及び国歌に関する法律(平成11年法律第127号)が公布され,即日施行されました。
    このことについては,先に,去る8月13日付け文総審第113号をもってお知らせしたところですが,この法律は,長年の慣行により,国民の間に国旗及び国歌として定着していた「日章旗」及び「君が代」について,成文法でその根拠を定めたものです。
     学校(小学校,中学校,高等学校,中等教育学校,盲学校,聾(ろう)学校及び養護学校をいう。以下同じ。)における国旗及び国歌の指導については,児童生徒に我が国の国旗と国歌の意義を理解させ,これを尊重する態度を育てるとともに,諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てるために,学習指導要領に基づいて行われているところであり,この法律の施行に伴って,このような学校におけるこれまでの国旗及び国歌に関する指導の取扱いを変えるものではありません。学校における国旗及び国歌の指導については,これまでも適切な指導が行われるようお願いしてきたところですが,この法律の制定を機に,国旗及び国歌に対する正しい理解が一層促進されるようお願いします。
     また,公立の小学校,中学校及び高等学校における平成10年度卒業式及び平成11年度入学式での国旗掲揚及び国歌斉唱の実施状況についての調査結果が別添のとおりまとまりましたのでお知らせします。本調査によれば,前回の平成10年春の調査に比べて全体としては実施率が上昇していますが,一部の都道府県及び指定都市において依然として実施率が低い状況にあります。各都道府県教育委員会及び各指定都市教育委員会にあっては,貴管下の学校における実施状況等を的確に把握し,各学校の卒業式及び入学式における国旗及び国歌に関する指導が一層適切に行われるよう引き続きご指導をお願いします。
     なお,このたび,今後の学校における国旗及び国歌に関する指導の参考として,関係資料をとりまとめましたのでお送りします。




  • T.T様からお便りを頂きました(2005.11.05)
    先日、『国旗・国歌について』の質問をしたT.Tです。
    実は友人と広島県立世羅高校の石川敏浩校長の話で、自殺に追い込むほどの指導は行きすぎだという話になりまして、どちらかといえば行き過ぎなのは教組の方だと主張したのですが、あまり聞き入れてはくれませんでした。
    さらに、『国旗及び国歌に関する法律』はもともと実施に関しては強制しないという約束の上に成立したもので、それを強制する最近の教委はおかしいと言われてしまいました。
    ちなみに、もともとは『人権擁護法案』の話が始まりなんですが。
    言われてみれば法律に反しない命令であれば地方公務員が従うのは当然ですね。納得です。
    ただ、そうするとまた新たに疑問が出てきたので、質問させてください。
    『児童生徒に我が国の国旗と国歌の意義を理解させ,これを尊重する態度を育てるとともに,諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てるため』ならば児童生徒に国旗掲揚・国歌斉唱を実施するよう指導をすることが教師の務めかと。
    生徒が国旗掲揚、国歌斉唱を拒否したとき、それを黙認してはいけないのではないでしょうか。しかし、一方で生徒にしてみれば国旗掲揚・国歌斉唱の実施義務はありません。これでは指導しようにも指導できないのではないでしょうか?それとも、教師は模範として自分たちが国旗掲揚、国歌斉唱をしてさえいればいいのでしょうか?
    T.T様 お便りありがとうございます。
    学校というところは社会にでたとき役に立つことを教えるところだと思います。
    算数、音楽、理科、その他なんでも社会にでたときに役にたつからこそ勉強するのだと思います。
    だいぶ前の話ですが、某コンビニで数学の成績でアルバイトを選んだと問題になったことがあります。でもこれって、当然ですよね。だっておつりを間違えてはお店の損出ではないですか。
    数学ができないとアルバイトもできない。字が汚いと採用してもらえないというのは社会では当たり前なのです。
    もちろん正社員になろうとすると、英語もできなくてはならないし、パソコンもエクセルやワードを使いこなせるのは当然という時代です。
    実は私も上司からTOEIC600点を取れといわれているのです。そんなのが社会の現実なのです。
    では国旗国歌というのは社会でどう認識されているのでしょうか?
    まず大手会社でしたら入社式のひな壇後方に国旗と社旗があるのが普通です。そして国歌と社歌を歌うのは普通でしょう。
    なぜなら、国旗国歌とは日本の正式行事において掲げ歌うことが当然だからです。朝日新聞主催の高校野球でもおわかりでしょう。
    そのとき、学校で国旗国歌をないがしろにしろと先生から教えられている子供は会社の上司先輩から『これは問題児だ、要監視人物だ』あるいは『常識に欠けるから営業など外回りには無理だ』と評価されてもおかしくありません。
    学校では世の中の常識を教えなくてはならないのです。
    先生が姿勢を正して国歌を歌い、国旗掲揚のさいには起立し顔を上げて見上げるということ自体が教育であるのです。
    『指導しようにも指導できない』ことはありません。
    もし、起立しない子供がいれば「国旗を掲げるときは起立するのです。」と言えばよいのです。「国歌が歌えないと社会にでて困るよ」と言えばよいのです。




  • T.T様からお便りを頂きました(2005.11.07)
    私は自分が国旗掲揚、国歌斉唱を当然のようにしている環境(学校、家庭)で育ちました。そのことに一度も疑問を持ったことがありません。国歌を聴くとそれだけで不思議と厳かな気分になれる、日本らしい国歌だと思っていました。国旗に関しては特に思い入れはありませんでしたが、国旗が燃やされたりするのを見ると自然に腹がたったものです。
    こういった気持ちは国旗国歌に慣れ親しんできたからだと自分では思っています。なので、どこか先生が模範となるだけでは手ぬるいのではないかと思っていました。やはり、生徒が実施することに意味があるのでは、と。
    しかし、言われてみると確かに指導になっていますね。というか自分が小さい頃、時々いわれていた気がします。『社会に出て困るのは自分だよ』と。そうやって指導を受けながら育っていたんですよね。言われるまで思い出せませんでしたが。
    最後になりましたが、こちらの質問に丁寧にお答え戴き、ありがとうございました。これからも更新を楽しみにしています。
    T.T様 お便りありがとうございます。
    国旗国歌に対する思いは、万国共通で簡単明瞭な当たり前に過ぎないと思います。
    国旗を揚げて誇りを持つことは当たり前だと思うのですが、戦後長年学校の先生が「それは間違ったことだ」と教え続けたために当たり前ではなくなってしまったというだけのことではないでしょうか?
    ところが、当たり前でない教えはいつかどこかで破綻します。
    オリンピックで日の丸が揚がれば胸がジンと来るというのはなくせないのです。
    ワールドカップもありましたが、日本人は日の丸に感動すると共に、韓国のナショナリズムに驚いて、それは同時に国旗国歌を大事にすることは外国では当たり前のことだと気付いたのではないでしょうか?
    中国韓国の反日運動はある意味日本のナショナリズムを増長させているのです。
    これは矛盾ですね、
    日本をもちあげてODAをジャンジャンださせるというのが本当は中国の最善手であろうかと思います。日本を恫喝し金を出せというのは、あまり良い手ではなく、裏目に出てしまったのではないでしょうか?
    韓国も強制連行、従軍慰安婦と騒ぐのではなく、日韓友好、在日の権利拡大という路線が最善だったかもしれません。
    といってもこれらを騒いだのは特定アジアの国ではなく、日本国内の反日自虐史観勢力であったのは事実のようです。
    なにしろこの世は魑魅魍魎が歩き回っていますので、まゆにつば、石橋を叩き、トランプが54枚ないかを常に気をつけていないと足元をすくわれてしまいます。
    またのご訪問を期待しております。



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