第二次朝鮮戦争 2006.07.16

北朝鮮のミサイルが大騒ぎである。近隣諸国の迷惑も考えず、傍若無人、わが道を行くと金将軍やってくれます。
その意気やよし・・・良いはずがありません。 

そしてミサイルは発射するのが目的ではなく実戦で使うことが目的でしょうが・・・いったいどこに向けて使うのでしょうか?
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本日(7/16)動きがありました。
国連安全保障理事会は、北朝鮮のミサイル発射に対する決議案を全会一致で採択した。
決議は、北朝鮮にミサイルの開発・試験の禁止、発射の凍結などを要求するとともに、6か国協議への即時無条件復帰を強く促した。

もちろんそれに対して、我が愛しき北朝鮮は即座に返答しました。
北朝鮮の朴吉淵国連大使は、国連安全保障理事会が全会一致で採択した北朝鮮のミサイル発射に対する決議を、「全面的に拒否する」。朴大使はさらに、自衛のための抑止力強化のため、ミサイル発射を継続する。と表明した
そうです!
北朝鮮はブッシュさんにならず者国家、テロ支援国と言われているのですから、軟弱になってはいけません。
ここはぐっとこらえて悪役に徹するのみです。 
プロレスでも役者でも悪役を演じきるということがいいんです。江川が悪役からいい子になったとき私は幻滅しましたね、
日本中の誰もが、北朝鮮のミサイルを気にしていることでしょう。いつ頭上を飛んでいくのか? それどころか自分のところに落下してくるのでしょうか? それは気になります。
もっとも社民党九条の会など平和主義者はミサイルに気が付かないのか? 危機と感じないのか? なんの対応もコメントもない。
平和主義者というのは『日本が攻めなければ日本は攻められることはない』と語っているが、その本音は『日本が攻めていかなければよい』のであって、日本が攻められようが占領されようが気にしないようなのである。彼らのいう平和主義というものは、ちょっと理解しがたい。
ここはやはり自虐主義、あるいは中華主義と呼ばないと名は体をあらわさないのではないだろうか?

bom2.jpg ところで、北朝鮮の目指すところはなんだろうか?
ミサイルを制式配備してアメリカと対峙しようとか、日本を脅迫してひざまずかそうとしているのだろうか?
私は全然違うのではないかという気がする。
いえ、北朝鮮が人工衛星を打ち上げようとしているとか、おだやかに国際社会で尊敬される地位を占めたいと願っているなどとは思いません。

私の見るところ、北朝鮮は第二次朝鮮戦争をしようとしているのではないだろうか?
韓国はもう北朝鮮に精神的に侵されているから、わざわざ戦争をする必要はないよとおっしゃるのが目に見える。
しかし北朝鮮は次の理由で韓国を侵略する必然性があるのではないだろうか?
じゃあ、日本を攻撃する心配はないのか、ヨカッタ、ヨカッタ、といわないで欲しい。
韓国の次が日本であるのは当然である。
理由の一
北朝鮮へのアメリカの経済制裁、日本の制裁とまではいえない対応も北朝鮮にとってかなり効いていると思う。北朝鮮がさかんにアメリカ、日本を非難しているのはその現われだろう。
fushinsen.jpg 「我々はアメリカの制裁に負けることはない」ということはとりもなおさず「アメリカは制裁を止めてくれ」というメッセージである。もちろん、公式にも北朝鮮のスポークスマンは制裁を止めろと語っている。
先日のマンギョンボン号は修学旅行の子供を降ろしたものの荷物を積めなかったし、今日本中で北朝鮮船の寄港を断っている。みなさん、今年くらい北朝鮮産のマツタケを食べなくても残念がってはいけない。
日米などの支援の発電所の建設も止まっているし、国家間の食糧支援はほとんど停止している。北朝鮮国内は大変だろうと思う。先日、ミサイル発射の真っ最中に、ノーテンキな日本の報道機関が北朝鮮を訪れていたが、そういった表向きのショウウインドウではなく真の庶民生活は困窮を極めているだろう。日本の終戦直前などと比べ物にならないだろう。
明日のことより、今の食べ物をなんとかしないという状況となっているのではないだろうか?
baikin1.gif そういう状況では金将軍も長いことは軍部を抑えられないだろうし、いくら独裁者とはいえど国民の声をまったく無視することはできないだろう。
南朝鮮に侵攻を開始すれば国内の不満を解消できるし、なによりも北朝鮮に比べれば豊かな南から得るものは多い。

理由のニ
韓国政権が非常に北朝鮮よりであること。
矛盾するようだが、北朝鮮に親しみを持つ、極論すると臣下になっても良いと考えている大統領が在任中にことを成さねばならないのだ。北朝鮮軍が南進したとき、韓国軍を大統領は抑えて置くのではないだろうか? そして北朝鮮軍の戦車隊がソウルに乗り込んだとき、盧大統領がそれを歓迎して向かい入れたとなれば無血解放である。
21世紀のパリ解放である。
単に友好的な南北統一より、発砲しなくても軍事侵攻することはより強烈なメッセージを世界に伝えることは間違いない。 これで金正日将軍の軍人としての成果は金日成をしのぎ、檀君と共に朝鮮の歴史に名を残すだろう。
そしてもちろん朝鮮半島の災いも後世に残すことは間違いない。
もっとも南朝鮮を何ものから解放するのかは分からない。まあ一般的に解放とは民主主義から共産主義独裁に転換することなので深く考えることはない。
韓国の人たちが北朝鮮を歓迎しても、指導者が金将軍となり独裁政治が拡大されれば、南の資源が北朝鮮の貧しい同胞に流れていくのを指をくわえて見ているしかあるまい。そして南の人たちも貧しさを共有していかなくてはならないことに途方に暮れることだろう。
唯一の方法は日本にたかることであることは言うまでもない
ノムヒョン大統領にとって、北と手を組むことは政敵に対する勝負手である。過去、韓国の大統領は任期終了後は刑務所か亡命というのがたどる道であった。誰だって刑務所には入りたくあるまい。ここで北朝鮮と手をつなぎ、南北統一を実現し、金将軍から南朝鮮の知事にでも任じてもらえば万々歳ではないか。
現実に韓国の政府首脳は北朝鮮のミサイルの持つ影響を過小評価しようと必死である。日本が過剰反応しているというだけではなく、その過剰反応が北朝鮮を刺激するからいけないとこれまた刺激的な発言をしている。

理由の三
アメリカはイラクで身動き取れないだろうこと。アメリカがいかに軍事大国であるといっても、イラクだけで手一杯であるのは事実。ならず者国家と言ってはいるが北朝鮮に手を出せないだろうと呼んでいるのは間違いない。
今、アメリカ軍が朝鮮から引き上げつつあり、そして指揮権を韓国に移譲しつつある。アメリカ軍の影響が弱くなったときこそが狙い目である。
グアムの基地、岩国の整備などまだ混沌として見通しが付かない今がチャンスである。
かって韓国が対馬を取るために日本に宣戦しようとして、アメリカが韓国に嫌気して手を引いたのを狙って朝鮮戦争が起きたというのが定説である。

理由の四
日本政府と日本国民がだんだんとまっとうな(彼らから見れば右傾化)国際感覚を身につけつつあること。イージス艦が北朝鮮のミサイル監視をしているという報道を聞いて誰もが疑問を持たない。いや迎撃できないのか?という声もする。以前、北朝鮮の港湾を自衛隊の潜水艦が監視していたのを非難した新聞があったような気がする。
時間がたてばたつほど、北朝鮮にとっては不利になることは間違いなさそうである。

理由の五
何事をするにも中国の了解が要る。朝鮮戦争のときも金日成は毛沢東に承認を得ている。
中国も第二次朝鮮戦争が数週間程度の短期間で収まれば北京オリンピックにも悪い影響はなく、共産主義による朝鮮統一ということが花を添えると考えているのではないだろうか?
これが07年とか08年になると中国のメンツ丸つぶれとなる恐れがある。

じゃあ、なぜわざわざミサイルを発射したのか? 南進するにも静かに行えばいいじゃないか? という疑問もあるだろう。
ミサイルが発射されたという緊張状態が起きた以上、それより緊迫度の低い状況が起きてもある程度許容されるのではないか? と読んでいるのではないか?
北朝鮮の地上軍が移動をはじめてもミサイルに慣らされている日本やアメリカは自国まで攻めてくる手段がないことに安堵するのではないか? そして韓国にはもう迷惑しているから北朝鮮にやってもいいと思うだろうと読んでいると私は考える。

第二次朝鮮戦争と呼べるのか、あるいは北朝鮮による南進と呼ぶべきかはともかく、結末はそんなところではないだろうか?



本日の本音

正直言いまして、

大金を賭ける自信はありません





北斗様からお便りを頂きました(06.07.16)
北斗です。(^o^)
サヨの言い訳
北朝鮮のミサイルには私も反対ですが、アメリカのイラク戦争には反対してデモしたのに、なぜ、なにもしないのだという書き込みにだけお答えします。
アメリカのイラク戦争に反対してデモに参加するとき、私は民衆の声を反映するほどの民主主義の力がアメリカにはまだ生きていると期待しています。しかし、北朝鮮に対しては関係国間の政治的交渉しかないと思うのです。北朝鮮のミサイル基地を攻撃しろとか、戦争ができるように憲法九条をなくせという声が強まることこそ注意すべきと私は思います。
とある、掲示板で見つけました。
大笑いです。(^○^)
北斗様 いつもご指導ありがとうございます。
真面目な話、デモというのは北朝鮮に対する行為ではないと思います。民主主義の力が生きている国だからこそ『北朝鮮に圧力をかけろ』という民主主義的な行為の表れではないのでしょうか?
なんて北斗様にいったらまた笑われますね
しかし、ああ言えば上祐なんて言われた方もいましたが、平和主義者の方は言い換え、言い逃れが上手で、言いたい放題ですね。



あらま様からお便りを頂きました(06.7.20)
佐為さま あらまです
今年も、各地で自然災害が発生し、多大な被害が報告されています。
そして、その後、災害に対する「国の責任」が、裁判などで問われるケースがあります。
天災か人災か。この問題は、保険金の支払いの目安にもなりますが、起きた災害が予見可能なものであるか否かが問われます。
予見可能だったと判断された場合、国が適切な措置を取らなかったとして、被災者に補償金が支払われます。
さて、それを国防に当てはめてみましょう。
現在、北朝鮮と中国が、ミサイルを日本に向けていることが確認されているようです。これは、予見ができていると判断されないでしょうか。
そして、もし、北朝鮮か中国が、日本本土に向けて攻撃をして、被害が出たときは、被害者は、国の責任を問えるでしょうか。
また、無防備論者、平和主義者が、国防を否定して、現実的に他国からの攻撃に対して国が対応が取れなかった場合、攻撃によって被害を被った人は、無防備論者や平和主義者に対して、補償を請求する事は可能でしょうか。
もちろん、無防備論者や平和主義者は、攻撃相手国を批判して、全ての責任を攻撃国に転嫁することは予想されます。
平和を論ずる場合は、そこまで責任を持った議論をすべきですね。
あらま様、毎度ありがとうございます。
国がどこまで補償するかということは、一概に言えないでしょう。
大きな政府もあれば小さな政府もあります。
もっとも小さな政府は国防も放棄するとは聞いたことがありませんが・・・
日本政府が戦災にあった方々に補償はしないでしょう。過去の種々の制度は生活保障、医療補償であって、戦災にあったことをもって国家が保障する義務はないのではないでしょうか?
いずれにしても国民の税金ですから、お金を回すだけで国民が豊かになるわけではありません。そりゃうまく立ち回るひともいるでしょけれど
今後、北朝鮮から攻撃を受け、戦争状態になった後に勝利したとしても賠償金をとれるはずはありません。法的にはともかく、今でさえ貧困国家が戦争に負けたら戦勝国日本が援助するしかなく損益的にはマッカッカではありませんか、
無防備論者や平和主義者は、攻撃相手国を批判して、全ての責任を攻撃国に転嫁することは予想されます。
そうですかね〜
私はひたすら政府を責め、国防が悪いからと口うるさく文句を言うと思いますよ。決して北朝鮮を責めたりはしないでしょうね。豚をいくら調教しても競馬馬にはなりません。北朝鮮工作員はどこまでいっても北朝鮮工作員です。
ひとつ平和主義者がどちらになるか賭けませんか?
サマージャンボ宝くじを買いましたので当たったら3億です。
あらまさん、乗りますか?


あらま様からお便りを頂きました(06.07.22)
賭ける価値もない
佐為さま あらまです
“へ”みたいな無防備論者や理念のない平和論者のために、大切なお金を賭ける気はないですよ。
どーせ、彼らは都合が悪くなると病気を装いますから・・・(爆
さて、自動車保険の約款をご覧になったことがありますか ?
実は、小生も始めて見たのですが、その字の細かさは、電子顕微鏡の世界ですね。
老眼鏡と天眼鏡を重ねて、ようやく少し解読しましたが、戦争による被害は保険の対象外なんだそうですね。
そうなんですね。戦争による個人的被害は、誰も補償してくれません。
だからこそ、無責任に国防を否定する輩たちを厳しく糾弾すべきだと思います。
あらま様、残念です。
3億が6億になると楽しみにしていたのに・・・

Yosh様からお便りを頂きました(06.07.22)
とうた様、面白い論議ですね。
日本本土が攻撃を受けると言ふ状態は戦争でせう。
それで被害とかではなく、日本が全て破壊されれば国そのものがなくなるのでせう。違うかな?

他国からの攻撃は個人では防げないだから国にお任せするんでせう。
損害受けないやうに、税金と言ふ”掛け金”掛けて国防をして万が一に備えると言ふことわからんですかね?
それでも負けたらなにもかも尾張(名古屋)です。
Yosh様、確かにそのとおりですね、
国が滅びるか、国民が死に絶えるかというときに、戦災の補償を考えること事態平和ボケなのでしょう。
いざという果し合いのときは鞘を捨てるといいますから、もう心を決めてことにあたるしかないでしょう。
心残りがあれば必ず果し合いには負けます。
Yosh様はサムライですね。

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朝鮮日報(2006.07.17)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は北朝鮮のミサイル発射をかばいきれなくなるや、これを批判する勢力に対して「安保独裁」というレッテルを貼り、「朝から会議を開いて国民を不安にさせろというのか」という姿勢を示すなど、逆に腹を立てている。
盗人猛々しい居直りもここまでくれば芸術だ。大統領府の指摘通り、過去の軍事政権時代には、「北朝鮮の侵攻」を強調して戦争への恐怖心をあおり、それによって反政府勢力を抑えこんだことが何度もあった。現在の大統領府は「一部の野党とマスコミが危機をあおり立て、大騷ぎしている」として、過去の軍事政権がとってきた「安保独裁」を今やマスコミなどが繰り広げているとしている。
しかし、当時と今とでは事情が違う。以前は安全保障に関する情報は、マスコミと野党には全く知らされなかった。安全保障に関する情報は国家権力が独占していた。そのため、政府が安全保障上の危機を必要以上にあおり立てたり、時としてないことまででっち上げて国民をだますことも可能だった。
ところが現在では、安全保障に関わる多くの情報が国民に公開されている。
政府がそれを隠そうとしたり、大げさにしようとしたりすることは不可能だ。一歩進んで、国民は北朝鮮のミサイル発射がどの程度のもので、どんな意味を持っているのか、また盧政権がなぜこのように北朝鮮をかばおうとするのかもすべて知っている。このような状況にあって、盧政権がマスコミや野党に対して「安保独裁時代の亡霊」などと強弁する理由が、未熟さゆえのことではなく意図的なことだということを、今やわれわれは理解できる。現在、過去とは違った意味での「安保独裁」を展開しているのは盧武鉉政権のほうだ。
「安保独裁」の問題で、二番目に指摘しておきたいのは、国家の安全保障は1%、いや、0.01%の可能性に対処する概念だという点だ。戦争や武力挑発はそう簡単に起こることではない。どの国でも数百年もの平和な状態が維持されている。それにもかかわらず、どの国でもGDPの3%ほどが国防費に使われている。効率から考えれば、ばかげた投資ともいえるだろう。そのカネを国民生活の向上に使えたら、国はさらに豊かになるだろう。それでも安全保障に全力投球せざるを得ないのは、「万一の事態」によって国と国民を失う恐れがあるからだ。
安全保障は常に足りない状態よりも満ちあふれている状態でなければならない。
少しでも異常な兆候が見られれば、「大騒ぎ」しなければならないのだ。米国や日本のマスコミが、ややもすれば自らがミサイルの標的にもなりかねないという中で、1週間以上にわたってこの問題をトップで取り上げ、あらゆる可能性に言及して「大騒ぎ」をしてきた理由もそこにある。盧政権の面々は基本的に安全保障に関する概念がないようだ。北朝鮮を潜在的な敵とみなしていないからだ。従って、盧政権がミサイル発射に寛大な対応をした一方で、米日と韓国のマスコミに不快感をあらわにしたのは至極当然のことだ。
盧政権は、米国と日本、そして韓国内の反対派まで十把一絡げに、北朝鮮のミサイル発射を「政治的に悪用しようとしている」と非難している。盧政権の主張通りに、北朝鮮のミサイル発射が「どの国も狙っていない」非武力的な行為だとすれば、その本質は何なのか。当然、それは政治的なものだ。大統領府もその点については「政治的な事件に過ぎず、安全保障上の非常事態ではない」としている。
それにも関わらず、他国がこれを政治的に利用していると非難するのは矛盾している。
北朝鮮の政治的な「賭け」は構わないが、それに対する潜在的な被害国の「賭け」は政治的でけしからんというアプローチの仕方は、盧政権の発想や考え方が「親北」の土台の上にあることを露呈するものだ。その意味で、現在大統領府が繰り広げているミサイル発射に絡んだ「賭け」も、明らかに「政治的」だ。違いがあるとすれば、他人の「賭け」は悪用で、自分の「賭け」は善用だという点だ。
北朝鮮のミサイルが政治的な意味を持った「武力の誇示」であるならば、われわれはそれを警戒しなければならない。北のミサイルの種類や性能を分析し、北朝鮮の「政治的な計算と感覚」を信頼するならば、ミサイルは米国に向けられたものでも日本に向けられたものでもないという結論に達する。だとすれば、残る目標はまさに韓国だ。
金正日(キム・ジョンイル)総書記は世界戦争を誘発するほど愚かで無謀な人物ではない。彼が戦争という賭けに出るとすれば、それは局地戦争だ。韓国が恐れ警戒し、備えなければいけないのは金総書記の局地戦争だ。ミサイルに込められたメッセージはまさにそういうことだ。ところが盧政権は、局地戦争の可能性を憂慮する勢力を「安保独裁」と決め付け、「われわれはゆっくりとやる」と言明している。
状況は次第に明らかになってきている。韓国国民は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の安全保障に対する意識と能力を信頼できない。北朝鮮の潜在的な脅威に関する限り、盧政権に韓国の安全保障を任せるのは不安になっている。
北朝鮮がミサイルを発射した状況下で、韓国国民は安全保障部門の責任者らが朝早くから会議を開く様子を不安に思ったりはしない。むしろ会議を開いて緊迫感を持って対処する様子を見て安心するということを、盧政権の人々は見てみぬふりをしているようだ。
そのため盧政権の安全保障に対する意識は危なっかしいのだ。「平和ボケ」や「ゆっくり進める安全保障」よりは、むしろ「安保独裁」のほうがましだ。
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