民主党と社会党2001.8.19
民主党を見ていると昔の社会党を思い出す。民主党は昔の社会党そっくりです。社民党や新社会党ではありません。昔、社会党という政党があったんです。
私が子供の頃、社会党は衆院で150くらいの議席があったように思います。それがちょうど1965年頃から階段を転がり落ちるように、今ならジェットコースターのように議席を減らしつづけとうとう消滅しました。もっとも最初と最後には日本国の首相を出したんですからたいしたもんです。
第一に、政権を担うという気概がありません。その存在意義は現政権に対する批判勢力としてだけです。そういや、昔ホームルームでみんなの意見に反対するとすぐ「社会党って言われたもんです。建設的な意見じゃなくて反対するだけではいけません。「首相のいう改革と我々の改革は違う」とか「我々が先に言い出した」なんて党首が言うんだから見ていて情けなくなります。
第二に、党内に主義主張、思想がバラエティに富んでいます。マルクス主義者から元自民党にいて首相をした方までいるんですから話がまとまりませんよ。首相の靖国参拝にだって猛反対から賛成までいるわけで幅広さは自民党以上でしょう。これも旧社会党と同じです。社会党はその後民主社会党(その後民社党)などが分裂しましたけど、民主党も政党の定義から政権党に反対する点で合意してもその他の点で考えが違いすぎいつまでも同席することは難しいんじゃないかな?
第三に、日本の政党でありながら日本人の世論より外国の意向を敬っています。昔の社会党はソ連にお伺いを立ててましたが、今の民主党は中国/韓国が先生のようです。教科書問題を外国に言われたからではなく、疑問があるなら歴史の真実に照らしてどうなのか自らが判断すべきでしょう。外国の傀儡では長続きできません。そういや、社会党は常に組織労働者のためにと言ってましたが、死んだ私の父は組合もない会社の労働者で組織労働者という貴族階級じゃなかったんで保守系に投票してました。
以上三点旧社会党との類似点をあげましたが、そうすると民主党の行く末も社会党の軌跡をたどるような気がしてなりません。想像しますに今後5年以内に分裂するでしょう。そして時と共に議席を減らし、最終的には10議席くらいになるのでしょうか?その時国民は新しい批判勢力として別の政党を選ぶでしょう。私の寿命のあるうちにこの変遷が見られることを楽しみにしています。
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