戦争とはどこからどこまで??2001.8.30
クラウゼビッツによると戦争とは政治の延長なのだが、戦争とは武力行使に限らない。今さかんに中国ニイハオから(中国政府とは言わない)攻撃されているサイバーテロはもはや戦争だ。その他に情報戦がある。ジェームスボンドのように情報をゲットするだけでなく、相手国を混乱させる情報を流すことは二国間の争いの常套手段である。それに乗せられて競合する国に利する情報を流すことは利敵行為であり国家に対する犯罪である。時々、禁輸国に最新機器を輸出したとして摘発されることがありますが、このように形が見える犯罪よりも国内に誤った(あるいは故意に事実と異なる)情報を流し人心を混乱させることがはるかに大きな反国家、反社会的行為でしょう。敵国あるいは競合している国に飛行機でビラをまけば誰でも「おお、敵の宣伝だ!」と分かりますが、国内のメディア(テレビ、新聞)を活用して放送すると報道の真実にたいする信頼によりおおきな効果をだせます。ましてやこれからの国民の教育に使う教科書を相手国に合わせた物を使えと言う半脅迫的な活動はいかなるものか??
もっともこれもやりすぎると国民に反感を買うのでさじ加減が難しいところです。教科書問題はそろそろ、慰安婦問題や南京虐殺などは既にぼろが出てきましたので逆効果になってしまう可能性があります。
この煽動に乗せられた方々、目を覚ましましょう。このデマゴーグの影にはなにがあったのか?中国ニイハオのチベット侵攻、東南アジアの油田獲得戦、台湾への圧力、北朝鮮同胞を返せ!との関係の膠着状態、韓国内アンニョンハセヨの経済混乱など両国は国内的、国際的に問題を抱えています。なにか問題があるとき、別の問題を提示してみなの注目をそちらに集め、現実の問題から目をそらしてしまうのはよくある手です。
その証拠に国内に問題がない国からは日本へ教科書問題のクレームがきてません。
悪いのはあいつだと第三者を名指しすれば当面は難を逃れます。スケープゴートにされた日本はいい面の皮。あげくにそれを信じ込んだ日本人はいったい何なんでしょう??
日本人よ、目を覚ませ!

戦争勃発と予防に関しては私見戦争論・戦争と言う選択という優れた考察がありますからそちらを参照にしてください。

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