ステーツマンてなに?2001.9.19
いくつもの写真を見てペイントで書いたもの。著作権はナイゾ! 子供の頃、ケネディとニクソンの討論の本をよく読みました。知らない人のために説明するとケネディとニクソンは1960年の大統領戦を戦いました。その時ニクソンは敗れ政界を引退して弁護士稼業に戻ったのです。その後雌伏10年の後、ニクソンは大統領となりやがてウォターゲート事件で辞任というまさに人間万事塞翁が馬というような方ですが、それは置いといて、、
ケネディとニクソンは討論で互いにステーツマンと呼び合います。もちろん子供に英語が読めるわけなく翻訳本ですがなぜかここはカタカナでステーツマンと書いてあるのです。辞書を引くと「政治家」とありました。
あれから40年、今私は翻訳家がなぜ政治家と訳さずステーツマンとしたのか分かったような気がします。

ニクソンはウォターゲートで失脚したが史上最高の大統領と言う人もいる 英語は言ってみれば大和言葉(やまとことば)です。単語の意味そのとおりの意味なのです。つまり、ステ−ツマンとはステート(国家)のマン(人)なのです。国家のために働く人、あるいは国家のことを思っている人なんです。今は男女同権の時代ですから、ステーツマンではなくステーツパーソンといったほうがよいかもしれません。
日本の政治家なら、まず日本のことを思い、日本のために働かなくちゃステーツマンと言えないのです。
そういった観点で見ると日本には中国に行って日本の現政権を批判するチャイナパースンや、北朝鮮の国益しか眼中になく拉致された同朋をないがしろするノースコリアウーマンはたくさんいるようですがステーツマン、ステーツパースンはあまり見かけません。残念です。 ステーツパースンが英語でいけないなら、今後は政治家、代議士を「国家の人」と呼びませんか!
あなたは自由民主党の議員じゃありません。民主党の議員じゃありません。自由党、社民党あるいは共産党の議員じゃありません。
あなたは日本を代表する「国家の人」なのです。当然、国家、国民、国益を守るために働かなくちゃなりません。けっして、一部団体の利益代表じゃありません。出身組合の代表じゃありません。地域の振興だけを考えてちゃいけません。
地元の道路や橋は地元の県会議員や市会議員にまかせ、中国の権益を守るのは中国のステーツマンにまかせ、北朝鮮の食料は北朝鮮のステーツマンに・・・・いやここにはステーツマンがいないので金正日にまかせて、日本の国会議員は日本の福祉、安全、国益のために働いてくださいね。勘違いがあるといけないので申し上げますが、国会議員は国民に奉仕するために存在するのであって、あなた方の上にいるのは私たち有権者なのですよ!憲法に書いてあるように主権在民を忘れないでね?特に憲法を擁護する方々がこれを忘れやすいので申し添えておきます。

日本をけなすような方はステーツマンあるいはステーツパーソンたるを得ません。そうそうに引退して小市民として生きてください。



ステーツマンなんてポリテシアンに対する言葉さ、とおっしゃる方もいるでしょう。
でもポリテシアンに対するステーツマンという解釈ではいささか寂しいとおもいますね。
それにまさかあなた、自分をステーツマンと言ってもポリテシアンだとは言わないでしょう?

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