文行一致2001.10.13
私はISO9000(アイエスオー九千と読みます)に関わっております。ご存知かと思いますが、ISO9000とは品質保証の国際規格で、現在は生意気にも品質システムの規格と自称しています。さて、この規格は会社や団体の仕組みの基準を決めておりまして、
その基本として
実態と合わない憲法は国民の不幸です! ◆規則は文書に定めているか?
◆規則とおり仕事をしているか?
◆規則は定期的に見直しているか?

ということです。
おっと、なぜか日本国憲法が頭に浮かびました。
さて、ISO9000では審査登録機関というところから、審査員が来ましてISO規格と会社の規則に基づき監査を行い「適合(合格)」あるいは「不適合(不合格)」を判断します。不肖私も審査員の資格を持っておりますが、別に資格を持っていなくともふつうの方なら誰でも日本国憲法と日本の実態は整合していないと判断するでしょう。何かと議論される第九条だけでなく、現在の環境問題、個人情報の管理などについては老憲法の手に余るというものです。
会社がISO9000不合格ですと信用を落としますが、国家が不合格ですと国際的な信用を落とします。そして国民の民主化程度が疑われるでしょう!今の日本がまさにそうです。
子供のころ言いましたでしょう「嘘つきは泥棒の始まり」ってね。無理やり憲法を解釈するのは子供からも馬鹿にされます。古いままの憲法を拝んでいても矛盾が大きくなるばかり。
「言文一致」とか「言行一致」とか言いますが、ひとつ「文行一致」を進めませんか?つまり憲法(文)と実態(行)を合わせればいいんです。何か問題でしょうか?憲法を守るということは憲法の精神を守るということです。だって、日本国憲法には制定時から改正手順が決めてあるんですから。
護憲と改正反対は同じじゃないんです。憲法に基づく改憲は護憲そのものです。

いまだに「護憲、護憲」とおまじないを唱えている方は「誤見」あるいは「剛堅」の間違いでないのでしょうか??おっと、護憲運動の皆さん「ゴーケン」て伸ばさないで、、「ゴーカン」て聞こえちゃうよう(^^)
改憲じゃなくて「解嫌」しましょうよ!


独り言の目次にもどる