朝日新聞とはちょっと違った2001.11.09
短期間ですが、アメリカに行って来ました。
戻ってきて成田のホテルで朝日を見ると私の体験とちょこっと(大幅に)異なることが書いてありましたので随筆的に・・・
01.11.09付け朝日新聞朝刊の山中記者の署名入り記事より。
「テロ厳戒。米各地の空港はいま、国内便でも機内持ち込み品をかってなく制限するなど、ぴりぴりしている。ただ、なにが禁止品かまだ徹底せず、乗客側はオロオロ。出発ゲートでは混乱が続いている。私は生活雑貨をみつくろって持ち込んでみたら10品のうち三つがその場で押収されてしまった。」
以下、A4サイズくらいの記事が続く。
おかしいですよね? まず、この山中記者の発想がおかしいと思うのだが、飛行機テロ、生物テロで多数の死者が出てこれを防ごうと努力している官憲、企業に対して何を思ったか栓抜き、爪きり、プラスチックナイフなどを多数持ち込みどこまでが許容範囲かを調べるのが報道機関の務めではないだろう??正式にインタビューして基準を聞いたほうが企業、乗客双方のためになる。
そんなことしなくとも、禁止品のリストは空港に掲示してありました。何をわざわざ関係者に手間隙をかけさせたのか良く分かりません。
日本人の評判が落ちないことを祈ります。

さて、私の経験と違うことを列挙すると、
(1)金属探知機で異常があった時、持ち主に触らせず、係員が調べるなんて失礼なことはしません。持ち主が荷物を開けて見せていました。
(2)持ち込み禁止品があったとき、即没収なんてことはありませんでした。私興味がありましたので時間あるかぎり見てましたが、そのような場合は該当品を別途梱包して預けるように指示されていました。
もちろんもうめんどーだ、という方は該当品を捨てるのに同意したのかもしれませんね(^^)
(3)係員も乗客も困惑したり、迷ったりという光景はありませんでした。係員はビジネスライクにダメ、乗客はじゃあしょうがないとさばさばしたもんでした。
(4)ラスベガスの空港では係員が搭乗客の荷物を調べているとして写真が載ってました。実は私、ラスベガスにも行って来ました。そんなことをしてませんでしたね。断言します。

ハーイ・これ以上の画像は自主規制!
私の体験ももちろん一般化できません。でも複数の空港でそんな光景は見ませんでした。
いや、もちろん山中記者は嘘ではなく、自分の体験を書かれたのでしょう。
しかし、個人の体験を一般化してはいけません。記事にするならもっと沢山の乗客に聞き取りするなり精度をあげる必要があります。これじゃ記事ではなく小学生の作文です。
そういえば、朝日新聞の別の記事でアメリカでは報復攻撃に対して反対意見が増えているとありました。本当ですか??
私の見るかぎり一般市民はそうではないようですよ!
例を挙げれば、道行く車の窓やアンテナには小さな星条旗が数多く見られ、どのショウウィンドウにも星条旗が掲げてあり、ゴッドブレスアメリカが街角で聞こえてました。なにしろストリップショウの最後にゴッドブレスアメリカを踊り子、客全員で歌うような状況でしたもんね〜

あっ、ストリップ見てきただけじゃなく仕事もしてきました。本当です〜

ペパロニさん
踊り子さんは・・・裸で直立不動とか・・・(笑 なんか映画的ですね。

生得太子さん(在アメリカ)
戦争反対の人が増えているという現実はありません。
先日もどこだかの新聞の調査で支持率90%と言っていました。
もちろん、リベラルの民主党や朝日新聞のように数だけ多ければ中身はどうでもいいというような安易な論理で、多数決の数を重んじるわけではありませんが、一応1970年代のような戦争反対のリベラルが馬鹿の猛威をふるうという事態にはほど遠いことを表しています。

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