贅沢は素敵だ2001.11.10
昔、太平洋戦争の時、「贅沢は敵だ!」と書いたポスターがあったそうです。そのポスターに気の利いた人が「素」をいたずら書きしたのが「贅沢は素敵だ」のはじまりと聞いたことがあります。私もそれほどの年ではありませんので真偽は知りません。

しかしそうです、贅沢は素敵なのです!
快適な生活、守る価値はあるのよ 「贅沢は素敵だ」と聞くと、おれは贅沢なんかしてないよ、とかおっしゃるかもしれません。
でも日本人みんな贅沢をしているし、贅沢が好きじゃないかと思います。いや、そうに違いない!(^^)
若い女性ならブランド品のバッグ、靴、時計の一つや二つ持ってますよ。グッチ、ヴィトン、プラダ、カルチェ、私のような無粋な者は覚えきれません。機械修理にきた若造の工具入れがヴィトンで6万しましたよなんて言ってました。アメリカやフランスの若い男女はこんなブランド品を持ってません。日本も豊かになったものです。
その二として、海外旅行に行ったことのない方珍しいですよね。毎年日本人の1割以上が海外に出て行くそうです。
都会ではそれほどでないかもしれませんが、田舎では誰でもを持ってます。交通の便が良く必要ないと思える人も持ってます。
細かいことでは落し紙といいますか、便所で使う紙ですね、みなさんトイレットペーパーを使うでしょう?再生紙だよなんて謙遜しないでください。昔私たちが子供のころは新聞紙を切って使いました。用を足しながら、過去の記事を読み、この事件からもう半年過ぎたのか、などと感慨にふけったのであります。ちなみに新聞紙は固くざらざらなのでお尻が痛くなりました。
女性の生理用品など40年前はろくなものはなく大変だったのです。いまではタンポンからサニタリーショーツまで種類も豊富、快適にすごせるよう工夫されています。
頭洗うにも石鹸を使いました。いまじゃ体を洗うにもボディシャンプーという素敵なものを使います。タオルなんかなくて手ぬぐいで体を拭きました。
私の子供時代、冬はコタツ、湯たんぽが暖房機でした。夏は風鈴の音で涼を得たものです。扇風機は中学生のとき買いました。今じゃエアコンが年中快適な環境を作ってくれます。

このように私たちは世界水準から見てかなり贅沢な生活をしています。世界中の人が日本人と同じ生活水準になれば環境保護どころか世界はあっというまに資源枯渇で破滅するでしょう。でも私は日本人が快適な生活をするのは犯罪じゃない、悪ではないと信じます。私たちは現在の生活水準を獲得したのは略奪や資源に恵まれた幸運ではなく、勤勉と武力によらない誠実な商取引によってです。なんら引け目に感じることもなく、恥であることもありません。
私たちは他人を追い落とすことなく自らの努力によってこの生活水準を獲得したのです。しかし、よく理解してほしいのですが、これが継続する保証はなく、それどころか明日にも崩壊するかもしれません。
この日本を武力で攻めようとアジを書いている新聞がお隣の国にあります。中国の外相が日本は20年したらなくなるなんて言っています。
一般的な日本人はこの快適な生活があたりまえ、継続するのがあたりまえと思っているでしょう。隣の人と仲良く付き合えるように外国と仲良く付き合えると思っているでしょう。それは悪意ではないでしょうが、錯覚というか全く間違っています。

贅沢は素敵です。この素敵な生活を守り維持するには、そのための努力の必要性を認識し、実際に維持に努めなくてはなりません。
無知と無為はこの快適さをあっという間に失ってしまうか、悪意ある者に奪われてしまうでしょう。大好きな彼とグアムに遊びに行くあなた、それはあなたの権利です。しかしこの生活を守るのはあなたの義務ですよ。
私はこの素敵な日本をなくしたくない。そのためには経済的に、軍事的に、文化的にこの日本を守らなくてはなりません。

「贅沢は素敵だ!この素敵な生活を守ろう」

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