地球は青かった2001.11.16
「地球は青かった」って言葉を知ってますか?
ソ連のガガーリンが人間ではじめて宇宙を飛んだのは1961年、今から40年も前のことでした。彼が宇宙から母なる地球を見て発した言葉が「地球は青かった」でした。
では、今日はこの言葉からはじめます。

地球は青かったんじゃありません。青空は青かったんです。ご存知と思いますが、青空というものは空に青い色がついているわけじゃありません。太陽からきた無色の光が空気によって散乱されて地表に青い光が届くということです。地表に青い光が届くように反対側にも青い光が散乱されます。ガガーリンは青空を下からでなく上から見て「地球は青かった」と言っただけです。
ちなみに夕方太陽が傾き光が地表に届くまで空気を長く通過するようになると青い光は消えたしまい、赤い光だけになり私たちは「夕焼けだ!明日は晴れるぞ」と言うわけです。
なんのへんてつもないことだったのですがなぜか(当然か)この言葉ははやり、地球は青いという誤解を植え付けました。さらに青から地球はクリーン、あるいは清浄といったニュアンスさえ持たれたようです。
これは単にちょっとした言い回しが大衆にイメージを定着させた事例でした。

これと同じように気の利いたせりふが人々の心に強いインパクトを与え、固定したイメージを残すことがままあります。だいたいが間違ったことが多いんですけどね(**;

市民団体といいますと、一般の人々、つまり魚屋のおっさんとか、隣の定年退職したご隠居とか、裏となりの内職しているオバサンとかの団体かなと思うでしょう?テレビで映し出す市民団体というとこのような市井の方々じゃありません。みなさん屈強な体つきでヘルメット着用、顔を手ぬぐいで隠し、手に角材を持っています。きっと体がご不自由で杖をつかないと歩けないのでしょう。

平和運動というものがあります。私も平和は大好きです。戦争が好きな人なんかいるはずありません。でも現在日本で平和運動と称しているのは親中国のことを言います。証拠を挙げましょう。タリバン攻撃(誤解している人が多いですがアフガン攻撃じゃありません)に大声で反対している平和主義の方々は、中国のチベット侵攻になぜ反対しないのでしょうか?
答えは「平和主義」ではなく「中国主義」だからです。

政党の名称もおもしろいですね!
民主党、自由党、保守党といろいろありますが、それぞれ民主とも自由とも保守主義とも縁がないようです。(^^)
共産党だけは名は体を表していると認めます。

最近笑っちゃったのは報復攻撃って言葉です。
ちなみに報復とはどんなものかアメリカの小話を引用しますと、
二組の夫婦が狩猟に出かけて、一方のご主人がもう一方の奥さんを誤って撃ってしまった。すかさずもう一方のご主人に言ったのは「うちの家内を撃ってくれ!」
っていうようなもんです。
アフガンの戦闘が報復攻撃なら止めるべきです。実際はテロ事件の首謀者を捕らえる作戦なのでないでしょうか?

シェークスピアに「たとえバラがにんにくと呼ばれようと香りは変わりませんわ」という言葉がありますが、現実はそうではないようですよ。
世の中には悪い人がたくさんいて、日本に罪をかぶせてお金をむしろうとか、日本に権益を確保しようとかしている国々があります。そういった国々が言い出すキャッチフレーズにだまされると大変なことになります。

本日の教訓は
キャッチフレーズにだまされるな!
であります。
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