一票の格差2001.11.26
なんか、今日のテーマはすぐ分かっちゃうというかそのままですね、(^^)
選挙といっても市長なら一人、県知事なら一人ですから一人一票であればより多くの票を得た人が当選で異議はないと思います。
ところが衆議院議員のばあい、小選挙区比例代表制といういささか複雑な仕組みです。小選挙区という区切りを作り、そこから一名選ぶわけです。当然それぞれの選挙区の選挙人(つまり我々)の数が同数ならいいんですが、現実はそんなことはありえない。多いところもあれば少ないところもあるわけです。
人数が多い選挙区は当然不満がありますよね、少ないところは特に文句をいわないようですが?

自分の権利を大事にしましょう! 以上は皆さん当然ご存知のことです。本日は私たち自身が一票の格差を作っているんじゃないかというお話。
一般的に選挙の時に投票所に足を運ぶ人は選挙人(成人でそこに3ヶ月以上住んでいる人)のわずか半分から多くても七割程度です。残りの方は日本の国がどうなってもいいんですか???
このわずかな投票率の半分を制すれば晴れて国会議員になれるのです。 前に述べましたように選挙区によって一票の価値が違うわけですが、現在ではその差が倍程度ならいいんじゃないかというのが裁判所を含めて日本人の見解と言えるでしょう。でも投票率を考えれば仮に20万人の選挙区で半分の人が投票し、10万人の選挙区で8割が投票すればその差は5対4となり大幅にちじまります。逆に20万人の選挙区で8割の人が投票し10万人の選挙区が半分でしたらその差は8対2.5となり一票の値打ちの差は大変大きくなります。

何をいいたいか?
私は国民一人一人が国政をないがしろにして投票するという行為を軽んじていると思うんですよ!
私事で恐縮ですが、私は成人になってから選挙に行かなかったことは数回しかありません。正確に言えば仕事で外国にいってたら突然解散になって選挙が行われた時だけです。そんな時は不在者投票もできませんものね、
私は常々家内や子供に投票は国民の権利じゃない、義務だ!といっております。

一票の格差はもちろん是正しなければなりませんが、自ら格差を作っている方々は反省してください。必ず投票しなければなりません。

考えると空恐ろしいことに気付きます。
投票率が半分としてその半数の得票で選ばれた議員がいたとします。
国会の定足数は議員の1/3ですから、
そのまた過半数で国の行く末が決められてしまうのです。


単純計算すると1/2×1/2×1/3×1/2=1/24となり国民のわずか1/24の意思しか反映されないわけですよ!
こりゃ一票の格差なんてもんじゃありません。私たち選挙人は国民の義務として決して棄権せずに投票しなければなりません。

今日の教訓:
投票もせずに政治に文句つけちゃいかん

あっ、すみません、訂正いたします。
投票は国民の権利ではなく国民の義務です。
決して棄権しちゃいけませんよ。



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