JISQ14001:2004 4.3.3 目的、目標及び実施計画 二番目のセンテンス 目的及び目標は、実施できる場合には測定可能であること。そして、汚染の予防、適用可能な法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項の順守並びに継続的改善に関するコミットメントを含めて、環境方針に整合していること。 |
その目的及び目標を設定しレビューするにあたって、組織は、法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項並びに著しい環境側面を考慮に入れること。また、技術上の選択肢、財務上、運用上及び事業上の要求事項、並びに利害関係者の見解も考慮すること。
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ISO14001:2004 The objectives and targets shall be measureable, where practicable, and consistent with the environmental policy, including the commitments to prevention of pollution, to compliance with applicable legal requirements and with other requirements to which the organization subscribes, and to continual improvement. |
目的及び目標は、実施できる場合には測定可能で、かつ汚染の予防、適用可能な法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項の順守並びに継続的改善に関するコミットメントを含めて、環境方針に整合していること。
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目的及び目標は、(実施できる場合には)測定可能で、かつ(汚染の予防、適用可能な法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項の順守並びに継続的改善に関するコミットメントを含めて、)環境方針に整合していること。
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目的及び目標は、測定可能で、かつ環境方針に整合していること。
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修飾語部分に( )があるのは法律の常とう手段。そして法律を読むときはこの( )部分を取り除いて読むのも常とう手段です。
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実を言って、 目的及び目標は、測定可能で、かつ環境方針に整合していること。 の測定可能も目的・目標にかかる修飾語ではないかという気もする。 つまり 目的及び目標は、環境方針に整合していること。 だけが真髄なのではないのだろうか? |
佐為様。 まいどの名古屋鶏です。 ウチに来る審査員様も言いますよ? 「環境目的と環境側面との繋がりが良くわかりません」って。 規格には確かに環境目的・目標について「著しい環境側面を考慮に入れること」とありますので、審査員氏はそこを見て仰ってるであろうとお察しいたしますが。 しかし、その前文には「法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項"並びに(and)"」とあるわけです。何故、彼らはこの部分を無視するのか。 目的・目標を企業の自己満足で決定してしまっていい筈がない、と私は思います。最低限、法律や顧客からの要求事項に対して真摯であるべきなんです。だって我々は法律に保護されて顧客からのお金でメシを食っているのですから。 例えば工場騒音(著しい環境側面)の数値が法的基準値(法的要求事項)を超えているのなら、最低限、それをクリアする方策を練る必要があります。「超過率10%以内」なんて目標でokな筈がありません。 つまり、「法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項 並びに 著しい環境側面を考慮に入れること」は「お客から要望されていることで、著しい環境側面(重要課題)については、その状態がどうなっているか等をよく見て対策の度合いを判断せえよ」という理解でいいと思っています。 てか、ISO云々は兎も角として普通はそうして目標値を出すものだと思いますがね。「省エネ率1%以上」とか。 だいたい、お金をもらって仕事をするのに「・・・選ぶ」なんて余地がある事自体ヘンですよ。 お客の要望に応えてこそお金が貰えるんでして、それを無視して自社で勝手に仕事を進めるということは、トマトを買いに来た客にキュウリを売りつけるようなモンですわ。すぐにツブれますよ、そんな店。 と、思います。 |
名古屋鶏様 毎度ありがとうございます。
うーん、私は若干考えが違います。
名古屋鶏様は 目的・目標を企業の自己満足で決定してしまっていい筈がない と書かれています。
私は逆に、目的・目標は企業が自由に決定できるものだし、決定しなければならない と思います。
環境目的・目標と思うから、いろいろ考えて決めないとならないように思うのは当然です。
でも、事業戦略とは企業家が夢を持って立案し、実現を図るものでなくてなんでしょうか?
事業計画が、ち密か、ずさんか、人まねかは第三者・第二者に判断はできるでしょう。でもその方向が良いか悪いかなど神様でなければ評価などできるはずがありません。
ホンダがバイクから4輪車に移った時、多くの人が大丈夫かなあと思ったでしょう。
ヤフーがブラウザの天下を取っていた時、マイクロソフトがブラウザでも覇者になるとは多くの人は思いもよらなかったのでは・・
グーグルはどうでしょうか?
ということで、私は方針の要件を規格が決めても、方針の方向を評価などできる力量のある人、いや立場にある人はいないと考えます。
そして方針を具体化した目的目標(事業計画)を論評するなど恐れ多いことではないのでしょうか?
10.03.11追加
名古屋鶏様の審査で審査員がのたまわった(のたうち回った?)
「環境目的と環境側面との繋がりが良くわかりません」
とは、実は組織が示したものに不備があったということではなく、審査員が規格に書かれている環境目的と環境側面のつながりを理解できていないということではないのだろうか?
そうだとすると曇りがパット晴れ上がる。
規格を理解していないなら、横柄(おうへい)な口をきくのではなく、「実は私は規格を読んでも環境目的と環境側面との繋がりが良くわかりません。教えていただけないですか?」と質問すべきだろう。
私なら授業料など頂かなくてもいつでも丁寧に説明したいと思う。
どこかとお思いなら貴社の前回の審査スケジュール表を眺めてみてください。ところが今日、某認証機関のパンフを見たら、その中に「環境目的目標は方針を展開したものでなければなりません」と書いてあるのを見つけた。
もしそう書いてあればその認証機関です・・・当たり前か!
4.3.3 目的、目標及び実施計画 組織は、組織内の関連する部門及び階層で、文書化された環境目的及び目標を設定し、実施し、維持すること。 目的及び目標は、実施可能な場合には、測定可能であること。そして、汚染の予防、適用可能な法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項の順守並びに継続的改善に関するコミットメントを含めて、環境方針に整合すること。 その目的及び目標を設定しレビューするにあたって、組織は、法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項並びに著しい環境側面を考慮に入れること。また、技術上の選択肢、財務上、運用上及び事業上の要求事項、並びに利害関係者の見解に配慮すること。 組織は、その目的及び目標を達成するための実施計画を策定し、実施し、維持すること。実施計画は次の事項を含むこと。 a)組織の関連する部門及び階層における、目的及び目標を達成するための責任の明示 b)目的及び目標達成のための手段及び日程 |
その目的及び目標を設定しレビューするにあたって、組織は、法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項並びに著しい環境側面を考慮に入れること。
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