Note 7 バーチャルワールド関係 (games.vworld) [ RESPONSE: 1 of 8 ] Title: VGLジャーナル翻訳(みんなで訳そう) Subject: 12月のVGLジャーナル:フィールドノート Bytes: 8400 Date : 95/11/04 23:23:38 Author: TNK0340 (KIM.EXE!!!) SUB:VGLジャーナルから抜粋/翻訳 VWEのホームページで公開されている最新のVGLジャーナルから、現バージョンの改訂版 に関する記事「フィールドノート」を翻訳します。あくまで「現バージョンの改訂版」 であり、Teslaポッドで稼動する次期バージョンとは、また別な物と考えておくのが 妥当かと思います。 Disclaimer 原文の著作権及び各種権利はVirtualWorldEntertainment社が保有し、以下の翻訳文に 関しても同様に権利を有するものとします。翻訳上の誤訳は訳者の私に責任を帰すもの としますが、誤訳によって生じたいかなる損害等にも訳者は賠償・引責の義務・責任を 負わないものとします。(^^; ------------------------------------------------------------------------------ フィールド・ノート バトルテックに関するバランス調整報告  バトルテックにおける基本的原則の1つに、バトルメックは撃破されるまでに多量の 損傷を受け得るという事実がある。優秀なパイロットの資質とは損傷を受けた事による 彼/彼女のメックの限界を乗り越えて勝利への道を見つけ出す事ができる能力である。 別な言葉を用いるなら、あなたはKillを得るためには苦労せねばならないという事だ!  これはプレーヤーたちに対して行われたバランス調整のための調査への回答にあった 難問の中でも、VGL研究所の設計・技術スタッフの感覚と一致した意見であった。 新バージョンのバトルテックはこれらのゴールを成し遂げている。あなたはKillを得る 為に、より懸命に働かなくてはならない。また、それまでにはより一層過酷なヒート ペナルティに苦しむ事になるだろう。加えて、設計スタッフは各武装の射程にもっと 大きな差が必要とされていると感じ、また各メックにより独特な感じを持たせるために 各メッククラスの間にもっと大きな機動性の差が必要とされていると感じた。 こうした目標は、”異なるけれども対等なメック選択”の幅広い選択肢を生むような フレームワークの範囲内で成し遂げられなくてはならない。  以下に、このバージョンでの変更のより詳細な一覧を示す。メックを創造するのは 常にパイロットたちであるという事、そして我々スタッフはこの新バージョンがあなた たちが自己の技術をより高めていくきっかけになってほしいと望んでいる事を最後に 一言言っておきたい。 今回の改訂には以下の事項が含まれている。 ・熱管理はパイロット達にとってより重要となった。これは、武器ダメージに対して  各武器が発生するヒート量を増やす事と、熱がメックに及ぼす影響をより顕著にする  事によって達成された。 ・武器はかなり劇的に変更された。射程、リロード時間、ダメージ、そしてヒートが  全て変更されている。変更状況を表わした新しい武装リストを添付してあるので見て  ほしい。以下に述べるような方法によって、こうした結果が得られた。 [訳中:GIF形式データで添付されたデータ表を以下に追加します。ガウスの射程は、  以下の表では900mとされていますが本文中では1,000mであるように書かれています。  ただ、本文中でも誤植と思われますが1,000mでなく100mと書かれていました。] 名称 短縮形    リロード ダメージ 射程  ヒート ----------------------------------------------------------------------------- MachineGun MG 0.1 0.5 150 0 Gauss Rifle GaussRF 10 15 900 4 Small Laser LaserSM 1 1.5 150 0.75 Medium Laser LaserMD 2 2 350 2 Large Laser laserLG 4 3.5 600 6 Particle Projection Cannon PPC 6 6 900 11 Extended Range Small Laser SlasER 1 2 225 1.5 Extended Range Medium Laser MlasER 2 3 500 3.5 Extended Range Large Laser LlasER 4 4 750 8.5 ER Particle Projection Cannon PPC_ER 6 9 950 16 Auto Fire Cannon 25 AFC_25 2 2 900 0.75 Auto Fire Cannon 50 AFC_50 4 4 750 2 Auto Fire Cannon 100 AFC_100 8 16 400 6 Short Range Missile[2 pack] SRM_2 2 4 450 1.5 Short Range Missile[4 pack] SRM_4 3 8 450 3 Short Range Missile[6 pack] SRM_6 5 13 450 5 Long Range Missile[5 pack] LRM_5 2.5 6 6000 1.5 Long Range Missile[10 pack] LRM_10 4 12 6000 4.5 Long Range Missile[15 pack] LRM_15 6 20 6000 6.5 Long Range Missile[20 pack] LRM_20 9 30 6000 9.5 ----------------------------------------------------------------------------- [添付データ終わり] ・ミサイルは他の武器と同等になるようにした。(ミサイルは、ゲームバランスをぶち  こわしにする事なく、戦闘上効果的なものとなった)これは、ミサイルダメージを  増加する事と、ミサイルが目標メックのミサイルパックやサーチライトに着弾する  確率を引き下げる事によって為された。 ・武器ダメージは、リロード時間と射程を考慮しなければならなくなるように再設定  された。重火器が前の状況と同じように使える一方、小火器は1撃あたりより小さな  ダメージを与えるように、しかしより頻繁に発射できるようになった。こうする事で  全弾斉射によるダメージを引き下げ、全体的なシチュエーションをボードゲームに  少し近づける事をめざしたわけである。 ・マシンガンは、再びダメージを与える事のできる武器となったが、これは近接時の  補助武装[訳注:stand off tool]である。1発あたりのポイントは0.5点である。 ・戦闘距離がミッションにおいてより重要な要因となるように、ほとんどの武器の射程  が短縮された。現在、各武器の射程は、S.Laserや機銃の150mからガウス砲の1,000m  まで、非常に多様なものとなっている。[訳注:ガウスは100mと書いてあったが誤植  と判断して1,000mと書きかえました。]225,350,500,600,750,900,950mの射程の武器  は、射程が切り詰められたものである。このような距離の多様性からわかるように、  射程戦[訳注:各武装の射程ぎりぎりからの攻撃の事かと思われます。]は再び  戦場での戦略において重要なものとなった。 ・メックが生き残れる度合が高められた。これは全弾斉射のダメージ引き下げによって  実現された。メックを撃破するためには、現在ではヒップに4斉射が必要となった。 ・メッククラスに多様性が与えられた。各クラスは異なる機動特性を持つ。 ・メックの加速/減速とトルソ旋回速度はクラスによって異なる。MadCatは最速の加速  /減速とトルソ旋回率を持つ一方、Sunderは最も鈍重なものとなる。速く素早く動く  事を望むなら、あなたはいくらかの火力を諦めなくてはならない。重火器が欲しいの  ならば、そのために敏捷さと速度を犠牲にしなくてはならない。 ・人脚メックは、鳥脚メックに比べて機動によるヒートをより多く発生する。 ・新人向けの新型メック ThorV7が公開された。ThorV7は多種の火器を複合しており、  最高速度は 97km/h、高い加/減速能力を持ち、600発の弾薬を積んだ1門の機銃を  備えている。これで、新人も機銃の弾切れになる事は無いだろう。 ・ベーシックモードで操縦する時の旋回速度が予定されていたより遅い等のバグが発見  され、修正されている。ベーシックモードのメックも、ペダルによる旋回と同じ率で  旋回できるようになっている。[訳注:バグだったわけ?] 改訂版は、以下のスケジュールでリリースされる。 [訳注:本国の話ですね...以下、ほとんどセンタースタッフ向けの内容です。] ・11/1 水曜日 −営業時間後のcastメンバーによるプレーに限って各サイトに配布。         この期間で、改訂版の各サイト上での性能評価を行い、スタッフに         新ソフトウエアの全てについて熟達し知識を得てもらおうと思う。         全てのサイトスタッフに対して、営業時間後のプレー時間を有効に         活用するよう強く要望したい。1週間後に、全サイト責任者は電子         メールを通じて Paul Tierney に情報をフィードバックして欲しい。 ・11/7 火曜日 −改訂版のパイロットへの公開。改訂版の公開は、特別イベント等の         スケジュールに影響を与えると思われる。(改訂版の)スムーズな         ロールアウトを保証するために、(スタッフは)十分な注意を払う         必要があるだろう。以下の変更に注意し、秋期のカレンダーに盛り         込む必要がある。 ・11/8 水曜日に予定されていた VGL Intramurals はキャンセルされる。 ・11/12 日曜に予定されていたバトルテック新兵訓練所と、11/15 水曜予定のルーキー  FFAは予定通り行われる。 ・11/20 月曜に予定のバトルテック・マスタートライアルは 12/6 水曜日まで延期する ・延期されたマスター・トライアルのかわりに 11/20 月曜にはバトルテックFFAを行う  特別企画の予定表に変更を加え新イベントを企画する事は、セールスを向上する上で 不可欠な事である。  では、また。[訳注:See You in the Crosshairs,:VGLでの「また会おう」ですね] Jordan Weisman Paul Tierney David Abzug ------------------------------------------------------------------------------