Created on July 21, 2002
日本で見られる部分日食が、サイパン(の一部)、とその隣の島のテニアンを金環食帯が通っているというので、観に行ってきた。ほとんどを広い太平洋の中を金環食帯が通る中で、日本からいちばん行きやすい南の島ともいえるサイパンがちょうどかかっているというのは、かなりの幸運といえる。ついでにダイビングもできる。
金環食帯の中心はテニアン島なのだが、ホテルのキャパシティが限られて取れなかったため、サイパンで、最も金環食帯の中心に近いナフタン岬付近に行った。
最初の写真は、ビデオで撮影したものを2分おきに静止画として取り出し、合成したもの。使用したビデオは、本体の光学ズーム最大にすると12分くらいで太陽が画面の端から端まで移動するため、追尾せずに固定で撮影したので、その画像からこれを作成した。画面の左右はトリミングしてある。マニュアルの露出設定がなくAEロックだけあるというカメラなので、事前にフィルタをはずして適当な明るさに向けてAEロックしておいたが、少し暗すぎたようで、肝心の金環の部分があまりよくわからない。。
次の写真は撮影の様子。手前が上記のビデオ。奥がスチルのデジカメ。いずれも、感光したフィルムを丸く切り抜いてレンズ部にはめこんでフィルタにした。
デジカメの方は、望遠のコンバージョンレンズを装着することで、かなりアップになるので、手動で追いかけながら適宜撮影した。回転レンズ部を上向きにした状態で三脚に乗せ、液晶モニタ部にはフードがかぶせてある。かなりアップとはいえ、画面いっぱいになるわけではなく、以下の写真は縦横それぞれ半分のサイズにトリミングしたもの。
食がはじまってまだしばらくの部分食の状態。黒点が見える。
金環食中だと思うが、残念ながら、うまくリングになっては写っていない。肉眼ではリングの細いところが月のクレーターのでこぼこで途切れ途切れになっている様子までよく見て取れたのだが。
その少し後。もう金環は終わっている頃か。
KYOCERA DV-L1 + 自作フィルタ
CONTAX T2
Nikon COOLPIX950 + Nikon Telescomicro 8x20D + 自作フィルタ