パノラマ画像の作成 (その2)

December 14, 1997


PhotoVista

 Windows環境でのパノラマ作成ツールだが、その後、PhotoVistaを発見し、なかなか優秀なので早速購入して使用している。

 まず、PhotoVistaのよいところは、接続を自動で行ってくれること。そして、平面に投影されている通常の写真の元画像から円筒面への投影であるパノラマにするときに、きちんと撮影時のレンズの焦点距離等を計算に入れて、画像の歪みの変換を行ってくれること。スピンパノラマではこれをやってくれない。理屈は、PhotoVistaのでなくてQuickTimeのものだが QuickTime VR の仕組みのページがわかりやすい。

 Windows版のPhotoVistaでは、QuickTime VR 形式の保存ができない。同梱のMachintosh版ではできるのに、少し残念だ。仕方ないので、接続の完了した画像をJPEG形式で保存し、QuickTime VR Panorama への変換だけをスピンパノラマを使用して行うようにした。

 PhotoVistaの開発元はは米国 Live Picture, Inc. で、日本語版トランス・コスモス株式会社から発売されている。英語版の体験版は無料でダウンロードできて、作成ファイルの保存もできるが、作成したパノラマ画像中にPhotoVistaのロゴが大きく入るようになっている。

RealSpace

 RealSpaceは、LivePicture Inc. が出している、QuickTime VR Panorama と同様に360°パノラマをwebブラウザ上で見るためのものである (スタンドアロンのビューアもある)。横につなげたJPEG画像を直接使用する方法と、.RICフォーマットのファイルに変換しておく方法がある。同じ(解像度の)画像から作成した場合、QuickTime VR に比べてファイルサイズが比較的小さくなるようである。ファイルサイズは、JPEGを直接使うのが最も小さくて済むが、画像の表示が開始されるまでに、少し時間がかかる。

 RealSpace Viewer 2.0 日本語版は、下のサイトから無料でダウンロードできる。

 Get RealSpace 2.0


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