October 27, 1996
少し以前から、カラーインクジェットプリンタは非常に低価格になったので、お持ちの方も多いと思う。しかし、ドットごとに階調の出せないインクジェットプリンタでは、どうしてもぶつぶつが目立って、写真クオリティのプリントアウトとしては熱昇華型のプリンタに比べるといまひとつである。つい最近は、薄いインクを用いることで少しでも改善しようという製品が各社から出始めたが、効果の程はそれほどでもなさそうである。しかし、そんなインクジェットプリンタの出力も、使用する用紙しだいで、ずいぶんと変わるものである。普通紙とインクジェット専用紙の違いもさることながら、専用紙でも、通常のインクジェット専用紙と専用光沢紙の違いは大きい。私の試した範囲ではコニカの光沢紙が一番のおすすめである。少なくとも、ドットが見えなくなる距離に離れて見る限りでは十分写真と張り合える。値段のことを言う人もいるが、個人ユースでは、こういったものを何百枚も刷るわけではないので、それほどの負担とは思えないがどうだろうか。
印刷出力の違いは、実物のプリントアウトを見て比べないとほとんど意味がないが、あえてここでは出力結果をフラットベッドスキャナで再び読み込んだ画像データを掲載しておく。ただし、この画像データはあくまでも参考である。ぜひ、実際に自分で用紙を入手してプリントアウトしてみることをおすすめする。
元画像
| 1. コニカ光沢紙
| 2. エプソン光沢フィルム
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3. Hewlett Packard 光沢紙
| 4. エプソン専用紙
| 5. 富士フィルム専用紙
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6. サンワ光沢紙
| 7. 富士XEROX再生コピー紙
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