98年末のプリンタ

December 5, 1998


PM-770C購入

 今年はプリンタを買い替えた。エプソンのPM-700Cである。どちらかというとインクジェットより熱昇華派なので、アルプスのMD-5000と悩んだのだが、結局エプソンにした。今回の購入にあたっての比較はこの実質この2機種しか考えなかった。PM-770Cは前機種のPM-750Cに比べて、インクの粒が更に細かくなった。インクジェットは粒状感が気に入らなかったわけだが、ここまで来ると肉眼ではかなり判別できにくくなっている。これまで使っていたMJ-800Cと比べるともう雲泥の差だ。片や、アルプスの方はMD-1300の昇華プリントが更に改良されてくれば買いだなと思っていたのだが、MD-5000では別の方向に走ってしまい、昇華プリントは改良されない上に、別売のオプションがないと使えなくなってしまった。新技術のバリアブルドットプリントは、印刷物のような風合はあるのだが、やはり写真画質という点では及ばない。

用紙下端の画質低下

 さて、PM-770Cを使用して気になったことをひとつ。今回の売りの改良点のひとつが、これまで用紙送り機構上、用紙下端だけ印刷できない部分が広かったのが、用紙ぎりぎりまで印刷できるようになった点である。購入して使ってみるまでは単純に通常の印刷範囲が下もぎりぎりまでできるようになったのかと思っていたが、そうではない。プリンタドライバの設定項目に、印刷可能領域を従来通りにするか最大にするかのチェックボックスがある。これを最大にチェックすると、用紙の下端において、印刷品質が低下することがあると言われてしまう。えっ、聞いてないよぉ、って感じだ。しかし、マニュアルにもそう書いてある。実際にフォトプリントモードの印刷結果を見てみると、下端の幅 1 cm くらいが、よく見るとドットが1ラインおきに抜けているような感じになっている。なんか、ちょっとだまされたような感じだ。こなんことは購入までに得た情報にはなかった。カタログ等には印刷範囲が広がったとしか書いてないし、私の見た限りの雑誌記事でも、このことに触れているものはなかった。

ホームページに戻る。
デジタル写真のページに戻る。