/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// Image Viewer Version 2.20 Copyright (C) 1998,, 2008 by Seizo Keyaki /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// Image Viewer を御利用頂き誠に有り難う御座います。 Image Viewer は、画像の閲覧・加工・編集・描画・印刷等を簡単に 行なう為のプログラムです。このファイルでは、Image Viewer の 概要を説明致します。 このプログラムは、動作の安定性と使い勝手の良さを最優先課題として 設計されています。直感的なワンタッチ操作で画像に関する複雑な作業を 行なえ、使えば使うほど操作感が手になじんできます。特にホームページ 用の素材としての画像を作成する場合等にその威力を発揮します。 あなたの思い通りに画像を仕上げる事が出来るでしょう。 またこのプログラムは、レジストリにプログラムの情報を書き込みません ので、USB メモリ等にインストールして持ち運びする事も可能な可搬性 の高いプログラムとなっています。 多くのメニューやボタン類を配置していますが、あれこれいじくり回している うちにその機能や役割が直感的につかめてきます。 どのような変更を画像に加えてもいつでも元の画像に戻る事が出来ます。 初めてこのプログラムをさわった方でも操作にとまどう事はないでしょう。 ●閲覧 ◎表示出来る画像の種類 標準で表示出来る画像の種類は、以下の通りです。 ・Bitmap ファイル(.bmp, .rle) ・JPEG ファイル(.jpg) ・TIFF ファイル(.tif) ・Icon ファイル(.ico) ・Cursor ファイル(.cur) ・メタファイル(.wmf, .emf) ・EXE, DLL ファイル(.exe, .dll)のアイコン ◎Susie プラグイン また、このプログラムは、Susie プラグインにも対応しています。 プラグインをお持ちの場合は、インストール時に Image Viewer の システムフォルダ(通常は、C:\Program Files\Image Viewer\System) にプラグインをインストールしますので、標準以外のさまざまな ファイルが、表示可能となります。 Image Viewer は、システムフォルダのすべての Susie プラグイン を検索してそれらの一つ一つについて使用可能かどうかチェック しますので、新しいプラグインの動作チェックをする事も出来ます。 ◎保存出来る画像の種類 保存出来る画像の種類は以下の通りです。 ・Bitmap ファイル(.bmp) ・JPEG ファイル(.jpg) ・TIFF ファイル(.tif) ・Icon ファイル(.ico) Icon ファイル(.ico)の場合は、保存するサイズを 16×16, 32×32, 48×48 ピクセルの3通りから選ぶ事が出来ます。 ●加工 ◎拡大・縮小 画像の拡大・縮小は、非常に容易にかつ直感的に行なえます。 ・テンキーの +, − あるいは ROLLUP(PageUp), ROLLDOWN (PageDown) で画像を10%づつ拡大・縮小します。 この場合、ウィンドウフォームも同時に拡大・縮小されます。 ・画像上でマウスの左ボタンを押すと10%拡大し、右ボタンを押すと 10%縮小します。この場合、ウィンドウフォームのサイズは変わりません。 ・Option メニューの Stretch モードが ON になっているときにフォームの サイズを変更するとフォームのサイズ通りに画像のサイズが変わります。 ◎回転 画像を90度単位で回転させる事が出来ます。 また、反転させる事も出来ます。 ◎補正・修正 画像の補正や修正に関しては、以下の様な事が行なえます。 ・明るさ ・コントラスト ・ノイズ除去 ・ぼかし ・エッジ強調 ・RGB補正 いずれの場合でもその度合いをきめ細かく設定出来ます。 ◎フィルター フィルター機能には以下の様なものがあります。 ・輪郭抽出 ・輪郭描画 ・ポスタリゼーション(画像の色の階調を落とす処理をします。) ・モザイク ・ネガティブ ・モノクローム ・単色表示(画像を指定された単一色をもとに表示します。) ・額縁効果(画像の四隅にコントラストをかけて額縁のような効果を出します。) ◎色数の変更 いわゆる減色機能です。以下の色数を指定出来ます。 ・1ビット(白黒2値) ・4ビット(16色カラー) ・8ビット(256色カラー) ・24ビット(1670万色カラー) ◎範囲指定 画像に対して種々の操作を行なう場合の範囲を指定します。 この範囲内に対して行なえる操作は以下の通りです。 ・指定範囲内に対して補正・修正を行なったりフィルターをかけたりする。 ・指定範囲のイメージをクリップボードへコピーする。 ・画像のデータを指定範囲に貼り付けする。 ・指定範囲内に文字を描く。 ●編集 ◎コピー、切り取り 画像をクリップボードへコピーしたり切り取ったり出来ます。 範囲指定されている場合は、指定範囲内のみが対象となります。 ◎張り付け クリップボードのデータを画像上へ貼り付けする事が出来ます。 張り付けには、以下の3通りの方法があります。 ・画像の左上の点を起点として貼り付ける。 ・位置を指定して貼り付ける。 ・指定範囲内へ拡大・縮小して貼り付ける。 張り付けする場合の描画方法は、[ファイル(F)][コントロールセンター(E)] メニューの [ペーストモード] タブで、きめこまかく設定出来ます。 ◎テキスト 画像の任意の位置へ任意の大きさで文字を挿入する事が出来ます。 またこのとき文字の間隔、フォントや色を簡単に指定出来ます。 文字の縦書きもサポートしています。 実際に文字が入る前に画像上で確認しながらこの作業を行なえますので カタログやアルバム作成で、連続でたくさん文字を入れる必要がある場合、 非常に簡単に文字を挿入出来ます。 ◎余白 現在表示している画像の上下左右任意の位置へカラーを指定して余白を 付ける事が出来ます。 ◎トリミング 現在表示している画像の四隅を任意のサイズで切り取ります。 ◎アンドウ 画像が変更されている場合に変更前の状態に戻します。 最大100回まで以前の状態に戻る事が出来ます。 このアンドウ回数は、[ファイル(F)][コントロールセンター(E)] メニューの [アンドウ] タブで、10〜100 までの値を選べます。 ◎一覧表示 フォルダ単位で画像をサムネイル形式で一覧表示する事が出来ます。 このサムネイルの大きさは、動作中に好きな大きさに設定できます。 また、一覧表示のフォームの中では右クリックのコンテキストメニューで ファイルのコピー、移動、名前の変更、削除等が行なえ、ちょっとした ファイラーとしても使えます。 この一覧表示画面は、クリップボードへのコピー、ファイルとしての 保存、印刷が行なえます。またサムネイル下部にコメントを付ける事も 出来ます。サムネイルの大きさには、ほぼ制限がありませんので、 サムネイルそのものを利用して短時間に見栄えのするカタログを 作成出来ます。 ●描画 Image Viewer には、以下の様な描画機能があります。 ◎四角 :四角形を描きます。 ◎角丸の四角 :角の丸い四角形を描きます。 ◎円 :円を描きます。 ◎楕円 :楕円を描きます。 ◎直線 :直線を引きます。 ◎点 :点を打ちます。 ◎ブラシ :ブラシ状に線を引きます。 ◎スプレー :スプレー状に点を打っていきます。 ◎ぬりつぶし :画面上の同色部分を描画色でぬりつぶします。 ◎消しゴム :画面上を消しゴム状に消していきます。最初にマウスの ボタンを押した地点の色で消していきます。 これらの描画では、描画色、内部色、線の太さ等の選択は非常に直感的 かつ容易に行なえます。 これら描画をする場合の描画方法は、[ファイル(F)][コントロールセンター(E)]メニュー の [描画モード] タブで、きめこまかく設定出来ます。 ●印刷 現在表示している画像を好きな大きさでプリンタ用紙の好きな位置に 印刷する事が出来ます。印刷位置の指定は、プレビュー画面でマウスで ポインティングするだけです。 また、ファイルの一覧表示の画面をそのまま印刷することも出来ます。 この場合、サムネイルを大き目に設定して印刷すれば、印刷されたものを そのままカタログやアルバムとして使用する事も可能です。 ●その他 ◎壁紙 現在表示している大きさや状態で画像を壁紙に設定します。 中央に表示・並べて表示・拡大して表示(XP のみ)が選択出来ます。 ◎オーバービュー 画像の全体像をミニウィンドウ内に表示する機能です。 画面に収まらない程大きな画像の全体像を眺めるのに便利です。 ◎ヒストグラム 画像のヒストグラムを表示する機能です。 ◎ファイル操作 以下の様な簡単なファイル操作を行なう事が出来ます。 ・コピー(Copy) ・移動(Move) ・ファイル名の変更(Rename) ・削除(Delete) ●開発後記 Borland 社の C++Builder がなければこのプログラムは誕生しなかったと思います。 Borland さん、すばらしい開発環境を提供していただき有難う御座います。 子供が新しいおもちゃをもらって夢中になっている感じです。私のおもちゃ暦は、 N88BASIC ==> MS-DOS ==> MASM ==> Turbo Pascal ==> Datalight C ==> ZORTECH C++ ==> TURBO C & TASM ==> TURBO C++ & TASM ==> Windows 95 の様な感じですが、N88BASIC で初めてプログラムを作った時以来の感動を 体験しました。 (現在、C++Builder の発売元は、Inprise 社となっています。) 実は、Version 1.90 では、このファイルや紹介文の中で ・・・ このプログラムを使用中に『 このプログラムは、不正な処理を行なったので 強制終了されます。・・・ 』等のメッセージが現れる事は、まずありません。・・・ などという思い上がった事を述べていましたが、Version 1.90 を公開直後にバグ が見つかり大変恥ずかしい思いをしました。『バグのないプログラムは、無い。』 という言葉をあらためて実感致しました。 ユーザーの方々にお詫び申し上げますとともに、今後とも Image Viewer のバグを 発見されました場合は、当方にご連絡下さいます様お願い申し上げます。 ●謝辞 このプログラムは、下記のソフトウェアを使って作成されました。 大変、有難うございました。 Borland C++Builder Version 1.0 またこのプログラムを圧縮するために下記のアーカイバを使用しました。 吉崎栄泰さん有難うございました。 H.Yoshizaki(吉崎栄泰) LHA version 2.13 このプログラムはシェアウェアです。以下の事項を御承諾頂ければ、 自由にコピー、使用、配布を行なって頂いて構いません。 ◎このプログラムを使用した上でのいかなる損害、損失にも当方は一切 責任を負いません。このプログラムの使用は、使用者の責任において 行なって下さい。 ◎このプログラムを配布される場合は、このドキュメントファイルも含め 全てのファイルをオリジナルの状態で配布して下さい。 ◎このプログラムの試用期間は、30日間とさせて頂きます。 試用期間を過ぎて継続使用される方は、使用料金を御送金下さい。 (送金に関する詳細は、README.TXT に記述してあります。) Internet : seizo@mars.dti.ne.jp 槻誠三 : Seizo Keyaki