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ちょっと独り言

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2000/12

ソフトウェア・シンセ&サンプラーのREAKTORに今ハマっている。これがまた強力に音が良い!インスパイアされる音が沢山あるのだ。アナログシュミレーションシンセからFMハイブリッドシンセ、ステップシーケンサーにドラムマシン、サンプラーにエフェクター、プリセット音を聴くだけでもかなりの時間を要する。しかも自分でモジュールを組み立てて楽器やエフェクターを作る事も出来るのである。何か無限に想像空間を与えられた感じだ。逆に一般の人にこんなことをさせても良いのだろうかとちょっと心配でもある。事実このREAKTORは日本ではそんなに普及していないらしく、マニアックなツールとして見られているようだ。マシンパワーをかなり必要とすることも遠ざけている一員だろう。最近にしてはめずらしくプロ・スペックを感じるソフトである。

2000/11

私の低音好きは以前から機会あることに言っているが、Upされている自分のMP3作品を聴くと「これやりすぎじゃない?」と思われても仕方がないほど低音をブチ込んでいる。しかし、ほどにも限度があってあまり多く入れるとかえってそうは聴こえない現象を起して、なかなかそのさじ加減が難しいものだ。レコード時代は低音はセンターにないとダメだとか、低音を入れすぎるとプレイヤーの針が飛ぶとか言われて当時、インディーズでレコードを作っている時に苦い思い出がある(笑)。しかしMP3はその点はいい!多少歪んでいようが音が悪かろうが何でもアリ!CDからのコンバートのほうが逆におとなしいくらい(当然の事だが...)。クリエイターがつくった素材から直接MP3にしたものが、一番生々しかったりしてなかなか面白いモノもある。しかし、商品としての音源となると全く別の話なんだよなあ...

2000/10

先日、友人の結婚披露宴でかなりの量の酒を飲んだ。以前から飲んでいる健康飲料水(パイロゲン)の効果がどのくらい効くかも試したい事もあったが、こんなに飲んだのは学生以来かもしれない(笑)。私自身酒は強いほうではないが、あの二日酔いさえなければ...と思っている人は多いはずである。飲んでいてそろそろヤバいよなあと思った時に80mlほどパイロゲンを飲むとスーっと酔いが覚める。そしてまた飲むこと3回程繰り返した。今回の酒の量は自分の限界をとっくに越えており、通常なら帰って来られないデロデロ状態になるはずが、ちょうど気持ちのいい状態で、翌日も朝から普通に仕事が出来るから驚いてしまう。あの忌まわしい頭痛や吐き気が全くないのだ!二日酔いにお困りの方は絶対試したほうがいいですな(笑)。

2000/09

今回は音の記憶について考えてみたいと思う。自分の思い入れのある曲を久々に聴いたりするとその時の感情や情景が見事に思い出せたりする。単にメロディやリズムを聴いただけなのに言葉では言い尽くせない多くの情報を脳から引き出すようだ。MTVのプロモーションビデオはその脳の記憶を逆に上手く利用した好例だろう。この曲のこの部分はこういう映像だったなあ〜と1,2回しかみていないPVでも結構覚えているものである。一度焼き付いてしまった映像記憶は音だけの記憶より深く刻み込まれるようだ。逆に映像をつけてしまったが為にリスナーの想像力を無くしているのかもしれない。想像を楽しめる音楽!これが自分の理想とする音の世界かも知れないが、音だけでも他の人の感じ方は解らないのに、そこから想像し得るものなどもっと解らない(笑)。ただ言えるのは想像も記憶の一部と思えば、人間誰しもそんな変らないような気もするが...

2000/08

最近、Cubase のVST がメインのレコーディング・ツールとなりつつあるが、CPベースでの録音は今までのレコーダー感覚ではうまく対応出来ない事がある。VST 技術によってオーディオ・ファイルが扱えるようになったのだが、MIDIデータと共存するAudio Faile のタイミングのズレがトラックが増える毎に生じてくるのだ。もちろん補正は可能なのだが曲を作っている時にそのタイミングのずれを毎回治すのは興ざめてしまう。そのためMIDIデータはすぐに再生録音して Audio File にしてしまう。MIDIトラックは直に使わないのだ。しかしMIDI トラックは残しておき修正が必要な時はここに戻って再録音。そうすればタイミングに気をつかうことない。 またMIX で Audio Export とすると大抵音像が悪くなり音のエッジがなくなる。そのためMIXの時は必ずDATに落とすようにしている。ちなみにトラック毎のエフェクト掛けやVST インストゥルメント の Export はそれほど気にならない。どうも Audio の MIX がヒドイようだ。まだまだCPベースでの録音は、自分の耳を信じて一つ一つ試していくしかないようだ。

2000/07

私はベースやリズムから曲を作る事が多い。いいメロディやいいアイディアが浮かんだと思ってキーボードやギターを弾いても大抵想像していたものと違うし、その通り出来たとしても実際聴いてみるとダサダサだったり・・・だから何も考えずだらだらと楽器を弾いていて「いいモノが出来た!」と思ったらすぐにMDなどに録音する。でも2回目3回目と弾く内に微妙にニュアンスが変ってくるのか回数が増えれば増えるほど必ず悪くなる(笑)。かといってMDを録音しっぱなしにしていても、そうそういいモノが出来る訳でもないので効率が悪い。でもそうやって少しずつ貯めたアイディア・スケッチのMDの枚数もかなりの数になっているが、これもまた飽きというものがあり旬なうちにでないとその曲が完成しないことがよくある。結局、作曲に必要なモノはひらめきより地道な努力や忍耐力のほうが多かったりする訳だ(笑)。

2000/06

最近、自分の作品もMP3で聴けるようにエンコーディングしているけど、世間一般に言っているようなCD並の音質とは言い難い。まだMDのATRACのほうが全然いい。エンコーディング・ソフトにも問題があるのかもしれないけど、圧縮率はMDと大して変わらないから、やり方が悪いのか? もうちょっと色々試して見る必要はあるけど・・・DATの48kと44.1kの違いってちゃんとしたスタジオのモニタースピーカーなら分かるけど普通のヘッドホンなんかじゃ絶対分からない! マスタリングに拘って微妙に変化させてもポータブルCDではその違いが出ない。せめてその位のレベルの話ならMP3も捨てたもんじゃないけど・・・まあネットで聴けるのが最大の強みだからしょうがないか!? あ、あとMP3って予想もしない変り方をしない? 何でだろう? 誰か詳しい人教えて(笑)!

2000/05

このところ自分の周りもデジタルものが華々しいが、つい最近 TMDのCL-F670を手に入れた。これはビンテージ・リミッターのシュミレーターで Urei 1176 のブラックパネルや Fairchild 760 などのオリジナル音を忠実に再現している。ProTools のプラグインにも Classic Comp があるが所詮微妙なニュアンスはデジタルな感じは否めない。CL-F670 はゲインリダクションにフォトカプラー、増幅素子にビンテージ・ゲルマニュウム・トランジスターと超々アナログ!内部を見ると驚くべき部品の少なさと独特な配線に圧倒される!レアパーツが多数使われているため量産は出来ないそうだ。デジタルな考えでは一見無意味思えるこの逆の世界が、このところたまらなく心地良い。いつかはデジタルだけでもこの世界を再現できるかもしれないが、きっとそれはまだ当分先のことなのだろう。

2000/04

ミニムーグ、プロフェット5、リンドラム、PPG...どれも昔は憧れの楽器だったのに、今ではパソコン内のVSTインストゥルメンツによって忠実に再現されている。いやモノによっては本物より良いかもしれない(笑)。ReBirth RB-338を境にヴァーチャルシンセものは驚くべきクォリティになった感じだ。リンドラムの再来とも言われる?LM4を使いたく色々試した結果、OS8.6でアップル純正ドライバーDAVで23msのレイテンシーを出せた。OS7.6では48msなのでやはり新しいOSのほうが良いようだ。ちなみにAudiomedia3はOSに関わりなく81msとリアルタイムではちょっと使えない遅さ! まあ昔のサウンドカードだから仕方がない。音はとても気に入ってるので用は使い方次第ですな...。そういえばフランクフルトメッセでCubaseの5.0がアナウンスされている。頑張っているなあ〜スタインバーグ!

2000/03

Cubase のVSTインストゥルメントがかなり使えることから、うちのMacもようやくG3にパワーアップした。現在、環境を整えるべく Mac O.S. 7.6、8.1、8.6の 3つを入れて調整中である。音楽にしか使わないのだから最小限のシステムでよいのだがヴァージョン・アップする度に肥大化する O.S. は当然古いもののほうが軽くて速い。しかしCubaseが推奨しているのは8.1以上としているため古いものは何かしらの問題があるのかもしれない。しかし今のところこれといって問題ないのだが・・・?。速さの7.6、安定の8.1、音楽以外の為に8.6 と3つを使い分けるつもりだ。ちなみに9.0 はまだまだ様子見ですな(笑)。

現在の環境 Power Macintosh 8500 / G3 / 380MHz / 128M RAM / 11G HD, XLR8 MACh Carrier, Digidesign Audiomedia3 を使用

2000/02

時として1日が24時間以上あればいいのにと思った事はないだろうか? 私は特に最近そう感じる。音楽活動は個人的娯楽の範疇にあるのでまず生活するための仕事が優先される。睡眠時間を削って少しでも音楽活動にあてようとしても簡単に睡魔に負けてしまう。またしっかり睡眠をとっていないと創作意欲も沸かない。じゃあどうする? 時間をもっと細分化して密度を濃くすればいいのだ。以前は「1日フリーじゃないので曲がつくれない」と余裕が必要と考えていたことを「あと1時間もあるからリフがいくつかつくれる」、「あと10分もあるからこのフレーズを何回か練習出来る」と、こう考えるとかなり色々なことが出来るのに気づく。またこれに慣れてくると自然にやるべきことの優先順位も見えてくるようだ。時間がなくて焦るのではなく焦るから時間がなくなるのだ。考え方の起点変更と平常心で1日は簡単に24時間以上になるのかもしれない。

2000/01

音楽が人に及ぼす影響はその時の周りの環境や状況によって変わってくる。ヘッドホンでCDを聴くだけでも厳密には毎回同じようには感じないはず...まあ興味のないジャンルの音楽なら体が聴こうとしていないのでそう感じる以前の問題だったりもするが...そういった意味で生の演奏なりライブであるならば聴く体勢がとれた状態で周りの雰囲気からも感じるものがありより多くの感動が味わえる。耳で聴くというより体で感じるのだろう。コンサートホールやライブ会場で音圧をダイレクトに感じる事によって体や心が共鳴するのである。そしてあのブルッてくる感覚があるのかもしれない。この感覚は演奏者にとっても練習や精神的修行によっても養えられるらしい。そしてこの感動させる感覚を能動的に造り出せるようになれば一流といえるのだろう。私などはまだまだ足下にもおよばないが今年はそれに少しでも近づきたいと思う。

1999/12

都内の某楽器店へいったら、サンプリングCDのコーナーがやたら充実していたので思わず何枚か買ってしまった。以前は他人の音源を曲素材にすることに少々抵抗を感じたが、今どきの音楽でその手の音を使っていないほうが珍しくデジタルシンセさえ元音波形はサンプリングなのだし.....まあ著作権などもクリアーになっていて、それなりにカッコいいものがお手軽に出来るのだからそれもそれでいいかとも思うが、確実に言えることは今のデジタルシンセがワクワクしないようにサンプリングものもいつかは飽きがくるということだ。レコーディングならともかくライブになるとインパクトが無いことは否めない。かと言ってDJのようにターンテーブルを回すのもアーティストからすると何か違う気がする。やはり良い作品をすぐれた演奏技術で表現出来る事が最高だ!と思いながらサンプリング音源の波形編集を勤しんだりしている。

1999/11

私はCubaseユーザーである。出会いはまだATARI のソフトであった頃である。1989年のイギリスでのレコーディンの際、このソフトにどれだけ助けられたものか.....それ以来Cubase信者になってしまったのである。当時はシーケンサーソフトと言えばPerformerとVisionが大勢を占めていたのだが、1996年のCubaseのVSTが出た辺りから様相が変わりはじめた。それもそのはず、そこそこのサウンドカードとADコンバーターがあればコンピューター内でデジタルレコーディングが出来てしまうのだから興奮しない訳がない。もちろん何百万か出せばProToolsがあるのだが、その何分の一かの資金で似たような作業が出来るのだから・・・。プラグインが使えるのも大きかった。L1(音圧をあげるリミッターのシュミレーション)とMagneto(アナログテープのコンプレッション・シュミレーター)は特にお気に入りである。良いプラグインほどマシンパワーを喰ってしまうのが辛いところだが、その為にG4Macの購入を本気で考えさせてしまう程の魅力は脱帽ものである。

1999/10

今年の夏は異常に熱かった。しかし不思議と夏バテ知らず、仕事も去年より過酷になっているのに・・・。理由はある健康飲料水を飲みはじめたからである。父が関節リウマチを患っていたため色んな民間療法や健康食品を試す機会があった。その中で見つけたこの飲料水は二日酔いも見事に消してくれる。この間もビールと日本酒をかなり飲んだのだが、最後にこの健康飲料水を飲むと二日酔いが全くない。本当に不思議である。はじめは気のせいかと思っていたが日常のだるさや倦怠感もかなり減っている。今思うと子供の時も体がだるい時はあったはずなのだが、回復力が早いので次の日には忘れていたのだろう。歳をとるごとにこの回復力は衰えるのだが、その衰えも見事に補っているようだ。93歳の祖母もこの飲料水を飲んでおり100歳越えは確実かもしれない(笑)。とにかくまずは健康である事が一番。

1999/09

ここを読んで頂いている方々の中には「音楽でメシを食っていきたい!」とか「絶対プロになるんだ!」と思っている方はどの位いるのだろうか?音楽に限らず好きなことやってそれでお金が貰えたら確かに幸せだろう。しかし世の中そんなに甘くはなく、好きなことをやるためには嫌いなことを100倍くらいすることがほとんどだろう。そこまでしてプロになったのに今度は本当に自分が好きな音楽を見失うことがしばしばある。例えば自分の楽曲に対してスポンサーやプロデューサー、ディレクターが意見を言う。その意見が的を射たものならば問題ないが、大抵そのような方々の意見は理解しがたい事が多い。まあここら辺の問題は有名になれば少なくなるのかもしれないが、現実はそんなもんである。商業的な制約も受けず自由に好きな作品をつくることが出来て初めて音楽の字のごとく音を楽しめると思うのだが・・・

1999/08

最近のお気に入りにLINE6のPODというギターアンプがある。アンプといってもスピーカーのないシュミレーターなのだがこれが驚くほど良く出来てる。私はシュミレーターだけでもZOOM2台、DigiTech1台、KORG1台持っているがどれもサウンドキャラクターとしてはいいのだがシュミレーターとしては今ひとつ満足出来なかった。なのにこのPODは'52 Fender Deluxeや'63 Vox AC 30 with Top Boost、'90 Marshall JCM-800、'89 Soldano SLO、'94 Mesa Boogie Dual Rectifier Tremoverb Combo、Dumble Overdrive Specialなどなどかなりマニアックなものまで合計21台のアンプが入っている。今までに他のメーカーでも似たようなものはあったがこれは別物!音を聞いたらブッ飛んだ。ゴリゴリした音などまるでブースでマイク録りしてミキシングルームでモニターしている音そのものだ!この下りは取説にも書いてあったが本当にそうとは・・・これで当分の間ギターアンプシュミレーターは買う必要はないだろう。

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