麻痺側の手足の位置に気づかなくて困ります

左側の麻痺が起こった方に起こりやすい症状として、左側のものを気にしなくなることがあります。この現象は半側視空間無視と呼ばれます。車椅子をこぐと出口の左の壁にぶつかるとか、ひどいと食事のとき左半分を食べなかったりします。左手足を気にしなくなったりします。多くの場合、発症後3-6ヶ月くらいまでだんだんと改善してきますが、一部の方では半側視空間無視が強く残ります。

本人がわざと無視しているわけではないので、責めてはいけません。周りの方から考えると、必要なものは右側に置くようにする代償的対応と、意図的に左の方から声をかけたりする刺激的対応とがあります。本人にとって「気づかなかった」ことにあまり気づかされると、落ち込んでしまうこともあります。

2000.2.3 Shigeru Sonoda