QOLとFIM

第7回QOL・ADL研究大会(2000.10 札幌)でのシンポジウム発表を元にして

園田 茂

はじめに / FIM / ADLの採点 / FIMと介護時間 /

介護時間とQOL / FIM運動項目とQOL / 見守りとQOL /

FIMの予測 / FIM認知項目とQOL / 文献

はじめに

 QOL(生活の質)向上のためにADL(activities of daily living)評価を活用する、この主題には多くの研究者が取り組んでいる。ADL評価とQOLはあまり関係しない、という報告もあれば(1,2)、関連するとした論文もある(3,4)。

 これまで使われてきたADL評価法も、QOLの概念もさまざまである。今回、ADL評価法として世界で最も使われてるFIM (Functional Independence Measure)(5,6)を取り上げ、QOLとの関わりを論じる。QOLの捉え方も多様である(7)が、ここではMuldoonらの示しているように客観的QOL と主観的QOL を合わせ(表1)(8)、なるべく大きく捉えることとする。介護者のQOLという観点もあるが、ここでは患者本人のQOLとする。このように検討条件を確定することで少しでも明解な議論が出来るであろう。

2000.10.24 Shigeru Sonoda