<サンダーパワーの復活劇>H16.3.22
高価なサンダーパワーが死んでしまったのは痛いです。
セルの横から穴があいてゼリー状の物が出てきています。
甘いにおい、マスカットのにおいがしてます。
早速ばらしてみましょう。どんなふうになっているでしょうか?
べつに特殊な事はしていませんでした。
4パラレル+4パラレル+4パラレル+4パラレル
のかたちで直列に繋がっているだけ。このうちの1この固まりだけが死んでいる。
そこでばらして4S4Pから4S3Pへ組みなおしましょう。
シュリンクをはがすとグラステープで繋がっています。丁寧にはがしていきます。
今回の原因は推測ですが、端子にあるように見えました。
端子が折れて通電不能になったような後があります。
端子が異様に汚れていた。
4Pのうち、セル同士は両面テープでついているので、はがし剤で1つをはがし、
3Pにします。それで生き残った4P×3個から3つとりだし、3Pを4個にします。
そして3Pを4つ連結。
ばらした単セルをテスターで電圧を測るときっちり3.71Vあります。セルのバランスはとれています。
問題は端子のはんだ付け。マイナスは普通のはんだでつきますが、+はアルミ用のペーストでつけます。
はんだ付けにはこつがあります。ペーストを端子に塗っておきはんだをのせ、端子に「はんだメッキ」する
感じではんだ処理をします。それから張り合わせたい端子同士をこてでつけていくとうまくいきます。
下はエアクラフトで入手したアルミ用ペースト。秋葉原でもアルミ用は入手可能です。
秋葉原のおじさんは、アルミ用といってもアルミは良くつかないよといっていました。
リポセルを自分で組んだ人はわかりますが、絶縁は必ずして作業をしましょう。
写真でわかりづらいかもしれませんが、固形のエポキシ、粘度みたいに練って使うタイプで端子周辺を
固定しました。これをしないと切れちゃう恐れがあるから。
3Pができたら張り合わせ、グラステープ、これも何処で入手すればよいか迷いましたが、RCショップで
田宮製を発見。下の写真の白いテープがそうです。意外に安い。
3Pを直列につないでいきます。
最後にシュリンクさせれば完了!
黒のシュリンクは単2用の大きさでは入りません。ヒロボーのローターチューブの大きいタイプを
使用。バッテリー用より薄いため、2枚がさね。
早速飛行させましたが、無事大丈夫でした。
このサンダーは、元が8200mAです。4でわると、2050mA。 (1セル=512.5mA?)
2050mA × 3P=6150mA
飛行後の充電で5500mA入りました。このセル、1こで512.5mAってちょっと?ですね。
整数になってない。
当初サンダーは8200だったのに今は8000mAで売ってます。これも不思議です。