<CCPMコ・パイロット搭載>H16.4.3

普通に飛ばすことも飽きてきました。飛行技術は一つの壁に当たってます。この壁を克服するには
墜落を覚悟しなくてはなりません。
そこで、CCPM対応のコパイロットが出ましたので、取り付けを決意しました。

アメリカのFMAダイレクトにオーダーしたのですが、なしのつぶて。
オーダーはどうなったかとメールしたら、日本のディラーから買えとのこと。
FOXコーポレーションの名前、住所を教えてきました。

内外価格差がかなりあります。米国の方が安いです。ま、日本語マニュアル付き、
もしものサポートなどを考えて納得することにしましょう。


これがパッケージ。注文したらすぐ振込みのメールが来て、振込み後すぐ届きました。
こんなに早く来るとは思いませんでした。今まで40Mhzでしたが、これは72Mhzしかないので
高周波モジュールも必要です。フタバ産業で品切れでした。佐野の若林模型まで買いにいっちゃいました。
家内に佐野アウトレットにつれていくという屁理屈をつけて、、、(笑)


カーボンの板を切り出し、スイッチ板を作成。


先日お蔵入りになったテールブーム用サーボの部品を使用。


ごちゃごちゃ配線。→これはまずい! 切る予定。

取り付けを完了し、マニュアルにそってセットアップをしました。ペットボトルにお湯を入れて、ピッチ軸、ロール軸を
コパイロットに学習させるやつです。しかし、何度やってもうまくいかず、これは壊れているんじゃないか?
なんて疑ってしまいました。また、その最中にはリンケージの動作量が最大値、プロポで設定している
動作量を超えた値まで動いてみたり、なんじゃこりゃっていう状態になりました。

そこでPCのインターフェースを使用してみると、セットアップがきちんと行われていないことがわかりました。
インターフェースを使って画面を見ながらのセットアップはあっけなく完了しました。

熱源を置いて、「スティックを動かし、元に戻してから熱源を遠ざける」、これをやっていなかったので
セットアップがうまくいっていなかったようです。
マニュアルには「スティックを動かし、熱源を遠ざける」とだけ書いてあり、「スティック位置を元に戻す」ことは
書いてありません。

あと、感度調整ですが、7CHでボリュームに割り当てましたが、ボリュームだとつまみ位置と
コパの感度がずれていることがわかりました。

というのは
ボリューム位置0−25−50−75−100とします。これはつまみの物理的な位置を書いています。

コパの実際の感度は5%−5%−5%−60%−130%でした。
対比すると、

 
ボリューム位置
25
50
75
100
コパの感度
60
130
 
下半分は使っていない
上半分を使っている

となり、感度は上半分を使っていることがわかりました。

また、つまみを最大にまわすと100%を振り切るのでトラベルアジャストなどで調整する必要があります。

PCインターフェースは必需品です。チャンネルの状態、赤外線の感じている様子などそのままわかります。


7CHにボリュームを割り当てました。 コパの状態はシールにマジック書きしています。
上記の写真で5と書いてある位置=ボリュームの50%=コパ感度5%
コパ感度=5〜35の位置の中間くらいで十分な効きです。

 

<感度について>

感度はかなり敏感なようです。
高い状態にすると手でもかなり反応しています。60%でもかなり反応してます。

ということは、着地しているときや人間の近くなどでは感度を高くすると結構危険かもしれません。

あと、ガバナーは影響無さそうです。
3chの動きもソフトで見れますが、きちんとプロポで設定した%でオンオフ出来てます。アイドルアップを使った2種類の設定も切り替わってます。

感度が高いままで室内セッティングをしたりするとプロポで制限かけているトラベル量を簡単に振り切ります。
これはあたりまえ。プロポ側で設定している物と受信機側で赤外線で動かすのとは同じになるはずがありません。
この辺は、PCインターフェースでもいまのところ設定できることが見つけられていません。
多分出来ないでしょう。
よって感度を余り上げないようにして、設定した方がよいと思います。

(リンケージを工夫しないと、プロポで制限かけていた場合、緊急時のコパイロットの回避動作でその制限値を
 上回る動作をする可能性がある)

 

<飛行インプレについて>

早速飛ばしました。マニュアルには「感度は最初は少なめで動作に慣れること」とかいてあります。
5〜10%で飛ばしました。うん、ちゃんと水平が効いています。

ためしに60%ぐらいにしたところ、舵が効かないくらい、自立しちゃいます。

これは凄い。

テールに搭載したセンサーはヘリ特有の右傾きを意識してちょっと傾けて搭載。ピッチ軸方向のずれはちょっとだけ補正。
(テールブームが完全水平でないから)
そして、コパイロットの上に水準器を置き、水平をとる。スキッドなどに小石などかませて。
水準器は日曜大工センターで丸型プラスチックを入手。700円くらい。
そのくらいの水平取りで十分ホバリング水平できました。あとは風に流されるのを補正するだけ。写真の天候、場所で、6回から8回のステップを刻み、
キャリブレーションもOK。

癖として、離陸寸前は温度差を意識するためか、コパを搭載していない時に比べるとちょっと動きが?
地面に引っ付いているような感触→右スキッドが片方ついたままになる感じと表現した方が良いかな。
浮上の時は思い切って地面から離した方が良い感じです。

感度%をいろいろ試しましたが、上空で8の字を出来る人は5%から10%ぐらいで十分です。
これでも十分水平になります。

対面練習には30%以下で十分。

感度60%以上に上げてしまうと、まったくつまらないヘリコプターになります。(笑)
ここらへんの感度だと初心者には良いかもしれませんが、まったくのヘリ初心者が、ヘリの知識、
癖を知らずにコパに完全に頼ると、結構危険かもしれません。選択としては難しいですね。
(何かご質問あれば、BBSへどうぞ)

このような機械ものに頼るのはラジコンの邪道とは思いますし、お仲間からは邪道じゃ〜と。
が、昔のヘリをやっていた人から見るとヘディングロックジャイロなんてどうなんでしょうか。
かってにテールが止まるんですよ。これも邪道? これとおんなじじゃん。
シュミレーターの実機版ってことでどうでしょうか。

空撮やる人には良いです。
対面に向けてみたり、8の字で完全にこっち向きにして走らせたりしましたが、今まで見慣れていない
ヘリの姿勢を見て結構驚いています。(どきどきもんです。)
このような使い方で十分練習になるでしょう。

上下のセンサーも買いました。これがあるとキャリブレーション時が楽。背面に入れたときに
ロールで抜けると書いてありますが、果たしてどのような挙動になるのでしょうか。
もちろん高い高度で、マイナスピッチ、プラスピッチのコントロールが出来ないとだめでしょうが。


このコパをつけたからといって、100%墜落がなくなることは無いでしょう。
背面やループ、ロール時の挙動がまだ不明なこと、感度を上げると安定性が増しすぎて舵が入らなくなり
そのような体勢に持っていくことが難しいと思われます。
感度を上げた状態だと、舵が入りにくくなりますので、ヘリが流れ出した時の止めがしづらくなります。
これも危険項目。

リモートで感度を下げたり上げたりできますし、要らなくなったら受信機側のゲインをMINに下げてしまえば
完全に切れます。

付属する配線が結構長い為、ノイズ原因になります。ちょっと挙動がおかしい時がありました。
ガバナーがびくつき。
これは短くカット予定です。ついでにサーボ系も長すぎますので切ることにします。

興味がある方はお試しを!

まだ使い始めたばかりなので、このページはちょくちょく更新していきます。

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