<ハンチング対策>H16.3.21
ホーネットを作って飛ばない人、ハンチングが解消しない人のヒントになれば
と思いまとめます。
私も600型から始めて飛ばすまでに苦労しました。
ハンチングは直らないし。
表にハンチング対策をまとめます。
場所
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チェックポイント
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調整
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交換
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メインマスト周り | メインマスト | 曲がり | 曲がっていたら交換 | |
リンケージ | 渋さ | リンク調整 | 交換 | |
メインギア | 偏芯 | 縦方向と横方向 | あまりにひどいなら交換 | |
オートロギア | 偏芯及び回り方 | あまりにひどいようなら交換 | ||
ギアクリアランス | ピニオンとメインギア |
クリアランス調整 メインギアに極小の偏芯がある場合、この分を考慮してクリアランス調整をすること。 |
あまりにひどいようなら交換 | |
メインギアとテールconicalギア | クリアランス調整 | メインギア及びテールconicalギアに両方に極小の偏芯がある場合、この分を考慮してクリアランス調整をすること。 | あまりにひどいようなら交換 | |
テールブーム | テールギア | ギア磨耗 |
クリアランス調整 両方のテールギアに極小の偏芯がある場合、この分を考慮してクリアランス調整をすること |
あまりにひどいようなら交換 |
テールシャフト(ハブ含む) | 偏芯 | あまりにひどいようなら交換 | ||
テールアウトプットシャフト(メインからの伝達シャフト) | 偏芯 | ドリル等にシャフトを加え回転させ、平たい板等と紙やすりでまっすぐに あまりにひどいようなら交換 | あまりにひどいようなら交換 | |
テールギア | 偏芯 |
フランジ付ベアリングにはまる部分、そのベアリングにあたる部分の2箇所を修正 回しながら平棒やすりで修正。 |
あまりにひどいようなら交換 | |
テールクランク | クリアランス | ガタがないように。 | あまりにひどいようなら交換 | |
テールサーボ | 動作 | 何をやっても直らない時に 交換。Pico、グラウプナー |
あまりにひどいようなら交換 | |
テールブレード | テールブレード バランス | バランスチェック | あまりにひどいようなら交換 | |
テールブレードグリップとハブ | クリアランス | クリアランスを極小に。 田宮アンチウエアグリス推奨 |
あまりにひどいようなら交換 |
あまりにひどいものは交換というのが続きましたが、ホーネットはただ組んだだけでは飛びません。
プラスチック成型をそのままでなく、修正を加え、厳密に組み立てると振動も皆無になりました。
ここらを甘く見たらいけません。
ピッコロからはじめた私は甘く見ていました。
ヘリコプターの基本である、バランシングに最新の注意を払う必要があります。
ベルヒラーヘッドです。ここのリンケージもかるく動くように修正をしましょう。
テールの2ミリシャフトにつけ、3ミリのフランジつきベアリングにはまるかさ歯車は、上図のように
削り、精度を追求した方が良いです。海外では、このベアリングにはまる部分をカットし、
フランジベアリングを内径2ミリに変更する方法がお勧めと言われています。
今回は純正かさ歯車には上図で対応しました。
グラウプナ-サーボ。Picoと同等品。当たり外れが少ないと思います。
ホーネットにはこれで十分。
ハイスピードギアとアルミのギアケース。ずいぶ前にヘリホビーから入手していました。
テールの回転数が若干上がります。気のせいか、テールの止まりがよくなりました。
純正のギアより歯の深さが薄いので、クリアランス調整は難しいです。
このハイスピードギアは3ミリのフランジつきベアリングに入る部分は自分でカットしたのか、
カットされていたか記憶が曖昧なのですが、今回つけたのはカットされてたようで、
2ミリフランジベアリングで仕上げてあります。
ベルクランク。これもずいぶん前に買ってありました。ガタは皆無です。
ホーネットはこんなオプションを入れなくても、精度を注意して組めば、ばっちり飛びます。
浮上について、、、
ホーネットではピッチで飛ぼうとすると、テールが効かなくなります。
ピッチを立てるとそれだけ慣性モーメントが増大し、テールピッチを使うのですが、
簡単に使い切ってテールが効かなくなります。出来る限り軽く作り、ピッチより回転で浮いた方が
良いようです。
しかし、ヘッドスピードを上げすぎると、ヘッドが持たなくなります。せいぜい2,000回転から2,300回転って
ところではないでしょうか。
最近は風も強く寒いしLOGOをなかなか飛ばしにいけません。
そこで家でホーネット。ホーネットはT-REXより小さいので家でも飛ばせますよ。
T-REXもそのうちトライしたいです。