バリ島の不思議

●バリ島に高層建築物がないのは何故?

バリ島では、景観や文化を守るため、法律で椰子の木より高い建築物
を建てることができない。ただし、例外として法制定以前に建築され
たサヌールのグランドバリビーチ(1993年改装)のみが10階建てに
なっている。

●家の門口や車の運転台に乗っているお供え物は何?


これはチャナン(Canang)と呼ばれ、一家の主婦が毎朝家庭の精霊の存
在するところに、米飯と花と線香をお供えとして捧げるもの。祖霊に
捧げるためのものと悪霊のためのものとがある。バリの人々が熱心に
お供えを欠かさないのは、祖霊の供養と悪霊を怒らせないようにする
ためである。
チャナンは、精霊へのお供えとしてバス、タクシーの運転台、ホテル
のフロント等にも飾ってある。

●市松模様の意味は何?

大木の幹、町の角の石像等、至る所で白黒のチェック模様を見かける
が、これはポレン(Poleng)と呼ばれ、浄化の儀式を伴った神聖な場所
として聖別されたいる。

●家の入口で見かける竹飾りや縦長の鮮やかな旗は何?

寺院やお祭りの際に道路の両側に弓の様にしなった長い竹の細工を施
したものがたてられる。この竹ののぼりはペンジョールと呼ばれ、天
と地を繋ぐ龍を表わし、祖先の霊が地上に降りてくる時の道標となる。
また、縦長の鮮やかな旗は竹飾りの代用でウンプルウンプルと呼ばれ、
ペンジョールと同じ様に祖先の霊を迎えるためのものだが、色鮮やか
なため最近は装飾としても利用されている。

●独特の形をした大きな門は?


家の前や道路脇などで見かける大きな対照形をした門は、割れ門と言
い、この門は山の形に作られ、真ん中が空いている。家と家の境界や
村と村の境界を示し、ここを通ることで人は浄められ悪霊等が侵入出
来ないとされている。

●蛙の置物が多いのは?

蛙はもともと雨を呼ぶ生き物で雨乞いの象徴であり、神様からの雨の
恵みに対するお礼として街の至る所に蛙の置物が置かれている。

●いかさま博打に御用心

最近バリを舞台にカタコトの日本語で話しかけて来て、親しげに自宅
と称する場所に案内され、初めのうちは勝たせて、最後にはクレジッ
トカードや、多額の金品を巻上げる日本人を対象にした事件が多発し
ている。
バリでは賭博、麻薬、売春は固く禁じられています。決して誘いに乗
らない様に。



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