2003/05/07
             GeoFlair入力例

GeoFlair
 最大の特徴

         GeoFlairは、簡単に図形を作成・印刷したり、インタラクティブなコンテンツを作ることが
         できます。
         図形を簡単に入力するための多くの機能がありますが、
         その最大の特徴は、図形入力に際し、線と線、線と頂点等の接続に神経を使う必要がないと
         いうところにあります。例えば、ある線分上の点から別の線分を引くといった場合、モニタ
         上の線分の接続地点ではみ出さないように注意しながら、目を凝らして線分を描くといった
         必要はなく、簡単に正確な接続が得られます。印刷してみて、僅かにはみ出していたという
         失敗もありません。これは、斜めに引かれた線分上の任意の地点で可能です。この意味でオ
         ングリッドとは異なります。
         シナリオを簡単に作成するための多くの機能があります。
         図形を扱っていると、印刷物だけでは物足りないと感じることが良くあります。
         例えば、使う側から言えば、図形やその他オブジェクトの位置の変更・回転、線を加えたり
         目印を付けたりしてみたいと考えるでしょう。また、作る側から言えば、分かり易く順序立
         てた考えるプロセスの説明を加えたいと考えます。
         GeoFlairは、こういったことに答られるようなシナリオの作成ができます。

GeoFlairの
 ウインドウ

         上から、メニュバー・ツー
ル パレット・作図ウイン
ドウ
、 中央左側のウインド
ウはヘルプウインドウです。
ツールパレットのボタンを選
択し、作図ウインドウ上に作
図します。
ヘルプウインドウは、ツール
パレット左のヘルプウインド
ウ表示ボタンにより表示され
ます。
   作図例
         シナリオ作成ウインドウ
ツールパレットおよびウイン
ドウ上部のシナリオツールボ
ックスにより、各キーフレー
ムのオブジェクトの入力、編
集、設定を行います。
   シナリオ作成例

                                        
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GeoFlair
 作図例

         平成12年神奈川県公立高の数学入試問題の問七の図形を作図してみます。
          (下記手順で、操作に慣れると、2〜3分で正確な作図ができます。)

          問題 3つの内角がすべて鋭角の三角形ABCが円Oに内接している。いま、円Oの点C
             をふくまない弧AB上に、弧AD=弧DEとなるように2点D、Eをとる。
             また、点Aにおける円Oの接線と線分BDの延長との交点をF、線分ADの延長と
             線分BEの延長との交点をGとする。

          

          (1) ツールパレットより三角形を選択。
             三角形の頂点となる位置を作図ウインドウ中でクリックし鋭角三角形を描く。

          (2) ツールパレットより外接円を選択。
             三角形の3つの頂点をクリックすると、その三角形の内接円が描けます。

          (3) ツールパレットよりN:M分割点を選択。
             弧ABにあたる円周上をクリックし点滅させる。表示されるダイアログで
             3等分に設定すると、円弧上に3等分する2つの点が描けます。

          (4) ツールパレットより接線を選択。
             接点となるA点をクリックすると、A点を接点とする円の接線が描けます。

          (5) ツールパレットより直線を選択。
             A点を始点としてD点を通る直線を引く。直線がD点を通る位置になるとD点が
             点滅するので、この直線がD点を通っているかどうか簡単に確認できます。
             同様に2本の直線を引く。このとき直線を長めに引いておきます。

          (6) ツールパレットより延長線を選択。
             上で長めに引いた直線をクリック、点滅させ、長い部分の先端をクリックします。
             マウスカーソルを動かすと、線分の長さが変わるので、交点まで短くする。
             線分の先端が他の直線上にくると、この直線が点滅するので、線分がはみ出してい
             るかどうか簡単に確認できます。

          (7) ツールパレットより符号を選択。
             符号を付けたい頂点や点をクリックし、キーボードより入力します。


                                            
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GeoFlair
シナリオ作成例

         ボタンを押すと三角形が左から右へ回転しながら移動するというシナリオを作成してみます。

         (1)ツールパレットのシナリオ作成ボタンを押しシナリオ
  作成ウインドウを表示させる。
(2)シナリオツールボックスのキーフレーム1を選択
(3)ツールパレットより三角形を選択し、作図する。

         (4)シナリオツールボックスのジャンプ設定を選択、
  ダイアログの「ボタンクリック」で、ボタンを作
  成、ジャンプ先フレームを2に設定する。
(5)シナリオツールボックスのアニメーション1設定
  を選択、ダイアログよりアニメパターンを1(等
  速)、アニメーション時間を30(3秒)に設定
(6)三角形をフレーム2にコピーする。
  (shiftキーを押しながらシナリオツールボックス
  のキーフレーム2を選択するとコピーされます)

         (7)ツールパレットの移動・回転を選択し、三角形を右
  に移動、右回りに540度回転する。

以上でシナリオは完成。
シナリオの実行は、シナリオツールボックスのプレイボ
タンまたはツールパレットのシナリオ実行ボタン(別ウ
インドウ)で行う事ができます。


         シナリオを実行すると、まず三角形とボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、
         三角形は3秒間かけて右に移動しながら540度回転し、止まります。


                                            
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