ポン!其の2 子供にスキーを教えよう



動画再生できます

 子供にスキーを教えるのは根気が必要です。特に我が子の場合、親はイライラ、 カリカリ。「何でこんな事ができないんだ。何回言ったら分かるんだ。」スキー場で 怒鳴っているお父さんをよく見かけます。 我が家の長男も昨シーズンなんとか滑れるようになりました。 そこで子供にスキーを教える時の我が家なりのノウハウを紹介します。参考になれば いいのですが。

step1. スキーを始める年齢はやはり3歳を過ぎてからがいいと思います。 3歳を過ぎないと脚の筋力がまだ未発達で無理がありました。3歳まではソリ遊びや 雪だるま等、雪の上で楽しく遊ばせることが大切だと思いました。雪の上で遊ばせる時にどうしても 手袋がビショビショになってしまうので、安い手袋を防水処理して予備を持ってゆくと 重宝します。

step2. スキーはプラスチックのおもちゃのスキー板はお奨めできません。あれは 大人でも滑るのが難しい代物です。プラスチックスキーを子供に履かせて上手に滑ることのできない子供を怒っているお父さん、お母さんをみると「自分で滑ってみれば」と言いたくなります。本当に難しいんですよ。少し高価になりますが、やはり ちゃんとした板と靴を揃えるべきです。4点セットで1万円から1万5千円で購入 できます。(お父さんが1回飲みにゆくのをやめればなんとかなります?)

step3. ゲレンデに出たら斜度の無い平らな場所を探し、そこでスキー靴を履かせて 雪遊びやソリをさせ靴に慣れさせます。子供がスキーをしたいと言うまで遊ばせた 方が良いでしょう。(なかなかスキーをしたいと言ってくれませんが、お父さんここが我慢です。)

step4. スキーをしたいと言い出したらスキーをつけて平らな場所で親の後を歩かせます。 片方のスキーをはずして片足滑りで歩かせたり、親が子供の背中を押して滑らせたり、 子供のストックを引っ張って滑ったり、滑る感覚を覚えさせます。

step5. ここから親の体力が必要になってきます。ほとんど平ら位の緩斜面で 子供を引っ張り上げて一人で滑らせます。ここでは子供のストックは要りません。 逆斜面で自然に止まれるような場所を選びます。誰かに止めてもらうので無く自然に 止まることが大切です。ここで、プルーク(ハの字)を覚えさせます。子供には、「ハの字」と言うより「サンカク」と言ったほうがピンとくるようです。板を平行にして直滑降から滑り出し、サンカクにして止まります。だんだん平らな斜面から角度をつけてゆきます。慣れてきたら、両手を広げて「飛行機ブーン」の姿勢をとらせてサンカクで滑らせ、片方の手のひらでブーツを交互に触らせます。自然にターンができるようになります。
 斜面を登る技術を教える必要はありません。登る技術は子供の場合 滑るようになってから教えないとそこでいやになってしまうようです。

step6. 7m位の細引きを用意して子供の身体に結びます。親が子供の後ろで細引き を使い子供のスピードをうまくコントロールして滑ります。(これは想像以上にスピードコントロールができ、効果的です。 子供はもう自分一人で滑っているような気分のようです。) また、ここでプルーク(ハの字)の形を教えます。これである程度のスピードコントロールが出来るようになります。

step7. ここまできたらあとはリフトに乗って初級斜面で細引きを使って長い距離を 滑らせます。子供は滑っている間にどうすれば曲がるか、どうすればスピードコントロール が出来るかを学んでゆきます。これで10本位滑ればもう一人で滑れるでしょう。

 子供にスキーを教えるには根気と褒めるという事がポイントだと思います。あとストックを持たせないこと細引きを使ったことが上達の近道になりました。



子連れで遊ぼう!ポン