ZONA

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更新日 2009-01-30 | 作成日 2008-01-24

ZONA(ゾーナ)

リゾナーレ・ガーデンチャペル

 山梨県北杜市小淵沢町にある滞在型ホテル「リゾナーレ」のガーデンチャペル。この建築の象徴的なベール(白い球体部分)は有孔鋼板を曲げ丹念に塗装されたもの。ベール部分は完全な球、ガラス天井を持つ建物側は卵を倒した様な楕円球。この2つの球体で構成された一見シンプルな建築はベール部分が可動するというドラマチックな仕組みを備えている。メインの使用用途である結婚式のクライマックスでベールが静かに開いていくさまは、その場にいる全てに人々に大きな感動を与えると思う。設計はクラインダイサムアーキテクツ。

001.jpg模様が美しいです。
004.jpg横からの眺め。
021.jpgベールのアップ。
003.jpg来客者がまず望む階段。この先に大きなドラマがまってます。
006.jpgベールが開いてます。ホテルスタッフの練習中にお邪魔しました。
002.jpg背もたれは色違いのアクリルを一体成型してます。
011.jpg天気が良い午前中はベールの内側のスクリーンに光輪が現れます
014.jpg昼とは違う夜のベールの姿
015.jpgちょっと分かり難いけどガラス屋根にも唐草模様が入っています

 ここからは施工中のスナップをいくつか。
 バイザー(工事時のベールの呼名)の溶接を行なった職人さん達は普段は船を造ってる方達で、「海が見えないと落ち着かない」と、言っていたのが印象的でした。造船の職人さんの腕前はやはりさすが。日本を支えた技術者達を目の当たりにした気分でした。

012.jpg鉄骨建方の様子。今は芝生の下になっている建物の複雑な勾配のスラブの姿が見えています。
013.jpg据付が完了した鉄骨。溶接はまた明日といったトコロ。卵型の屋根を支える鉄骨は当然ながら複雑な曲線で構成されてます。
017.jpgバイザー(工事時のベールの呼名)の据付開始時の様子。大きく4つに分割して搬入しましたが、1つでもこの大きさ。
020.jpg作業用の仮設足場も当然ながら球体に合わせ、作業しやすい位置に設置。
019.jpg吊り込んでる最中のバイザー。施工中だけど模様がキレイ。
016.jpg据付が完了したバイザーの様子。このあと空いてる個所の有孔鋼鈑を溶接して仕上げます。

所在地 山梨県北杜市小淵沢町 129-1
 TEL 0551-36-5111

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