シニアリーグのMLには久しぶりの投稿です。 すでに読まれた方も多いと思いますが、日本経済新聞(朝刊)連載 21世紀「勝者 の条件」第5部「逆境こそチャンス」#4(5月27日付け)で取り上げられたキー ワード「サイバー・シルバー」の要約をご紹介します。 ---------------------------------------------------------------------------- まずは、高齢者が蓄積した経験と人脈をフル活用したシニア・ベンチャ企業の事例 紹介。  @インターネット閲覧ソフトなどを組み込んだパソコン用OS    「トロン」の商品化を進めているソフト会社「セネット」。会長は元三菱電機 の役員(64才)。    かっての人脈を使って45人から2000万円の出資を得た。  A団塊世代の女性たちの関心を集めた「トスカーナ風」ファション(新しいウール 素材)。   百貨店や繊維メーカーをインターネットで繋いで、店頭と生産の現場を結び付 ける会員制情報サービス会社「ニュウネットワーク研究所」の所長は、元鐘紡   役員 (76才)。 高齢者は「情報弱者」どころかパワー・ユーザの一角である。米国では複数のパソコ ンを使う「パワーユーザ」の15%が55才以上で、16%の19才以下に匹敵して いる。「サイバー・シルバー」の年代が米国の「インターネット革命」の主役であ る。 退職から平均寿命までの年数は1900年では1.2年だったのが2000年には 20年になる。インターネットが高齢者の起業を助け、労働市場に(高齢者を)呼び 戻す。 日本のサイバー・シルバーも「パワーの片鱗」を見せている。 今年10月には、株式売買委託手数料が自由化される。自宅のパソコンでインター ネットを使った取り引きが盛んになる。最近ネット経由の口座開設が急増(100件 /日@松井証券)している。米国ではずでに30%がネット口座。日本でも2000 年末 には25万口座になる、と予想されている。日本の株式保有者200〜300万人だ が、 1200兆円といわれる個人金融資産の過半を占めるのは高齢者である。 高齢者たちがネット経由の口座を操って相場を動かす時代がもうすぐやってくる。 世界最速のスピードで進む日本の少子高齢化、情報化、が加速する(日本の) 21世紀にはかって「コウレイシャ」と呼ばれた人たちの姿はなくなる。「変身し た」高齢世代が生み出すヒト、モノ、カネ、そのパワーが「日本の危機」を「成長の バネ」に変える。 ---------------------------------------------------------------------------- 田口和男(遊網人) taguchi.kazuo@nifty.ne.jp http://www.mars.dti.ne.jp/~taguchik/