「が」 エルツ以外の隊員たちは集まったようだね
「演劇部員O」 緊急集合だっていうからみんな集まりがいいようだ
「が」 よし、そろそろ行くか、隊員たちよ良ーーーーく聞くんだ！君たちにここに集まってもらったのは他でもない、最近我々トリフェルズ演劇団は、学園内で「トリフェルズ過激団」などと影で呼ばれているのを君たちは知っているか！広報の私としてはとても悲しい！！！君たちは悲しくないのか？
「演劇部員」 過激団にしている張本人がよく言うよ・・・・
「が」 そこ！きみ、これが終わったら体育館の裏に来るように・・・（うぉほん）話を続けよう、この現状を打開するために私がこのアイテムを用意した。これを着て我々演劇部のイメージアップを図ろうではないか！
「演劇部員」 ・・・・本気？（本気と書いてマジと読む）
「が」 私はいつでも本気だ、さあ並びたまえ、私が夜なべをしてあつらえた物だ
「演劇部員」 とりあえず着てみるか
「が」 どうだ、私があつらえた演劇部イメージアップアイテム、名づけて「火消し三点セット！」この背に描かれた「え」の文字がまぶしいだろ、なおこれとは別にまといも用意したので誰が持つかはみんなで検討してくれたまえ
「演劇部員」 や・・・ヤー
「が」 違う！これからは江戸っ子らしくこう返事するのだ「がってんだ！」だ、心して発言するように！
「演劇部員」 が・・・がってんだ・・・
「が」 火消しジャケット、火消しパンツ、火消しシューズの装着は出来たみたいだな、みんなそろったところでK君からみんなに「お言葉」があるそうなので心して聞くように！
「部員K」 我々は学園のため、エルツのために戦い、学園のためエルツのために正義を守る！みんな一丸となってワーランドの平和のために頑張ろうではないか！
「演劇部員」 がってんだ！
「部員K」 よし、拳に力を込めて行くぞ！いち、にい、さん・・・
「演劇部員全員！」 だーー
「が」 うんうん、いいぞいいぞ
学園内・・・
「え」 あんたたちその格好はなに？私が居ない間になにがあったの？
「部員P」 え？団長・・・いや、「おかみさん」知らないんですか？何だか我々演劇部のイメージアップのためになるとかで
「え」 イメージアップ？誰がそんなことを言ってるのよ？
「部員P」 がーらんどくん
「え」 あのバカたれが・・・・
「部員P」 そ・それじゃ、これから消防訓練があるので
「え」 あ・・はい、行ってらっしゃい・・
またまた演劇部部室・・・
「え」 広報担当がーらんど、おとなしくでてきなさい！
「が」 言われなくても目の前にいるじゃないか
「え」 物にははじまりという物があります・・・
「が」 そうそう、エルツに渡したい物があったんだ、これこれ
「え」 それよりもこの騒ぎはなんなの
「が」 演劇部イメージアップ大作戦！もうみんなにトリフェルズ過激団なんて呼ばせない！
「え」 今まで言ってなかった人たちまで「トリフェルズ過激団」なんて言ってるじゃない、あの格好をしてから
「が」 そう？まあそれは聞かなかったことにして・・・・そうこれ、エルツ用に用意したんだよ、演劇部ユニフォーム、名づけて「おかみさんセット！」ほらほらこの帯なんかおかみさんみたいでいいでしょ
「え」 こんな恥ずかしい格好できるとでも思ってるの？
「が」 でもでも、学長の許可はもらってるんだもん、うふ
「え」 なんでそんなことに学長が首を突っ込んでるのよ？
「が」 はははは、実は演劇部員たちを自営消防団に仕立てたのだ、もう学長も大喜び、ほらこれなんか学長用のはっぴ
「え」 ・・・・それで消防訓練なんて言ってたのね・・・・
「が」 われら「え」組構成員たちは、日夜学園の平和のために身を粉にして活躍しているのだよ
「え」 だからって、なんでこの格好しなくちゃいけないのよ！
「が」 そんなこと言いながらもうきっちり着てるじゃないか
「え」 あら、いつの間に？
「が」 さあ、おかみさんもそろったところで消防訓練に出かけようではないか
「え」 もうやけくそだわ
「が」 そうそう、その心意気が学園平和に役立つのだよ
「え」 「え」組、正式旗揚げよ、みんな私についていらっしゃい
「が」 がってんだ！
かくして「え」組（演劇部）のものたちは、日夜学園平和のために「ぶいぶい」と言わせ始めたのでした・・・・
