「え」組の人・・・


演劇部の部室にて、何か異様な雰囲気が漏れてきています。端から見るとまさしくの集会のような・・・・そんな光景です。



演劇部部室・・・


「が」 さあさあみんな集まって、これから重大な発表をするからな!
「部員たち」 またろくな・・・だからさ・・お茶をくれお茶・・・アンドレ伯爵がさ・・・痛くないから・・・
「が」 静かにしろって言ってるのがわからんのか!!
「部員たち」 ・・・・・・
「が」 よしそれでは発表する・・・とある事情により遅れていた体育祭が今度の土日に開かれることになった。君たちもいろいろな種目に参加することだろう・・・しかし今年はちょっと違う!!!体育祭実行委員のフェルデンからの提案でクラブ対抗バトンリレーを執り行うことになった。もちろん我が演劇部も参加する、簡単に言うと君たちの好きな勝負だ!!
「部員たち」 ををををををををっっっっっ!!!
「が」 クラブ対抗リレーのバトンが今年のみそだ!各クラブそれぞれ趣向を凝らしそのクラブらしいものをバトンにすることになっている。
「部員e」 はい、質問です。我が演劇部は何を持って走るのですか?
「が」 話は最後まで聞きたまえ、バトンはもう用意してある、私が昨日の晩夜なべをしてこしらえたものだ・・・・バトンとなるものはこれだ!ばっ!!!(白シーツを取る・・・)
「部員たち」 ・・・・カ・・カボチャの馬車?
「が」 そうだ、これに仮装したエルツにのってもらいバトンとする。
「部員たち」 ・・・・やめようよ
「が」 なにを弱気な!このバトンも審査の対象になるんだ!!これでなくては勝てん!!!
「部員たち」 でも馬車なのに車輪がないよこれ。・・・・ざわざわ・・・作り忘れたんじゃねえか?・・・いや、あれは陰謀だ・・・きっと面倒くさかったんだよ・・・お茶はないのか?・・・・
「が」 いちいちうるさい!車輪があってはバトンにならんではないか、それに今回のコースにはハードルが設置される予定だ、従って車輪があったのでは勝利は遠のいてしまう!まあ説明しておこう・・・我々演劇部員はこれにエルツを乗せて走ると、ここまでははなした通りだ・・・しかし、それだけではない!これを御輿のように担ぎ、そしてなお、頭には馬の頭部のはりぼてをかぶる。これで勝利間違いない!!!ははははははははははははははははははははは。
「部員O」 がーらんどくんが壊れてる・・・・
「部員たち」 
でもほかのクラブはなにを持って走るんだ?
「が」 君たち良い質問だ、私の知っている範囲でお答えしよう、まず強敵リッカー部・・・彼らはゴールを担ぐそうだ・・敵は一つなくなった・・・そして科学クラブ、まだ未確認だがガスクロマトグラフを抱えて走るそうだ・・・残念だがこれには今ひとつインパクトが足りない・・・しかもキョーレツに重い・・・
「部員たち」 そうだ!強敵生物部は?
「が」 生物部は・・・彼らは命を懸けて我々に望むそうだ・・・なあKくん・・・
「部員K」 ・・・・・
「が」 なにを黙っておる、せ・い・ぶ・つ・ぶ・のKくん
「部員たち」 なに裏切るのか?・・・・命知らずめ・・・腰が痛いぞ・・・
「が」 今回Kくんは生物部で参加するとのことだ・・・私は実に残念でならない・・・
「部員K」 ・・・はははは、もう怖いものなんて無いぞ!!
「部員P」 をを、開き直った!!!
「部員K」 はっはは、我々に勝てると思うか?えっ?我々がバトンとするのはアンドレ伯爵の館だ!!どうだ、これには勝てまい!!
「が」 ・・・強敵だ、あのバスティーユ牢獄を基礎ごと抱えて走るなんて・・・・しかもアンドレ伯爵付きで
「え」 なに騒いでるのよ、体育祭のリレーのこともう決まったの?
「が」 実は・・・でね・・・なんだよ・・・許せないだろ?
「え」 ・・・・許せないわ!
「が」 と言うことでおかみさんの一言でKくんの処罰が決まった・・・・バスティーユ牢獄にぶち込め!
「部員たち」 がってんだ!!!
「部員K」 なにすんだ!なんだバカヤロウ!!かかってこい!!
「え」 良い見せしめよ・・・・ふふ
「部員K」 ふがふがふがふが・・・・ぎゃーーーー・・・・・・・
「が」 体育祭が楽しみだ・・・

登場人物の名前は実在する方々とはあまり関係ありません、あしからず・・・



前回のお話:炎のアンドレ伯爵!


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