穂高岳山行

穂高岳山行


2000.07.21-23 4期荒木、7期金子、三宅、泉が念願の穂高岳に挑戦しました。文−三宅氏、写真−泉氏

行程:
 21日:上高地⇒横尾山荘 泊り横尾山荘
 22日:横尾山荘⇒涸沢小屋⇒穂高岳山荘(涸沢岳ピストン)泊り穂高山荘
 23日:穂高岳山荘⇒奥穂高⇒紀美子平(前穂高ピストン)⇒岳沢ヒュッテ⇒上高地 

(21日)荒木、金子、三宅は中央本線、バスを乗り継ぎ昼頃上高地へ。 河童橋は耐過重大丈夫?と懸念される程の混雑振り。 上高地直行バスの泉とは横尾山荘で合流。そして酒盛り。 横尾山荘は新装間も無い事もあり、山小屋と言うよりチョットした 旅館並。 手拭いもサービスされジャグジー付きの真新しい風呂は ゴルフ場のお風呂も顔負け?、全員ただ感心するのみ。(但し要予約)

(22日)屏風岩を左に見ながら涸沢を目指す。 早朝望めた穂高の稜線 も次第に雲に覆われていく。 例年に無く残雪多く、唐沢ヒュッテに行く までにも雪渓を登る事となる。 又、ヒュッテに着くころには稜線は厚い雲 に覆われ、雲から下は真っ白な雪景色。 涸沢カールの雪渓をかすめる パノラマコースは雪多く通行不可。唐沢小屋からザイテングラードまでも 雪渓をひたすら登る事となる。 ザイテングラードにかかる頃から雨具 着用し、強烈な風の中穂高岳山荘に着いたのは12時30分。 酒盛りを始めるにはいささか早過ぎるので、金子、三宅は猛烈な風と 視界3米の霧雨の中、何を思ってか又求めたのか涸沢岳ピストンに トライ。 2時頃からはビール、ウイスキーそして日本酒の熱燗で至福の 一時を過ごし夕食前にはすっかり出来あがる。 前日は非難小屋まで開放し、何と6〜七百人が泊ったらしいが、この日は 2百人余りで、一人一畳のスペースで明日の天候を祈りつつゆったりと 眠りに着く。

(23日)昨日同様猛烈な風と視界3メートルは変わらず。 奥穂高岳山頂では 何とか記念の写真を撮り、休む間もなく吊り尾根から紀美子平 に向かう。 天が私達に見方してくれたのか、紀美子平を目前にして 青空が一面に広がり、紀美子平では大パノラマが私達を迎えてくれた。 そこから急な岩場の前穂をピストン。  頂上からは今までの苦労を 報いるに十分値する素晴らしい眺めを楽しませ一同大満足。 後は岳沢ヒュッテ経由上高地に向けひたすら下り続けるのみ。 この岳沢 から前穂の登りは北アでも有数の登り道らしく、急峻な下りと折りからの 暑さで全員バテバテ。 足を引きずりながらも上高地についたのは ちょうど4時。  疲労の中にも全員満足!感謝!感謝!そして乾杯!