7期下部温泉、毛無山、身延山行き

7期 毛無山・身延山


2003.5.24-25 2003年度の7期同期会は武田信玄の隠し湯、下部温泉と日蓮上人ゆかりの身延山、久遠寺をたずね、近年恒例の山登りは毛無山(1964m)に挑戦しました。幹事は金子夫妻です。

24日10:14富士で東京組はふじかわ3号に乗り込み静岡から乗ってきた大阪組と1年ぶりの再会を果たす。約1時間で下部温泉に到着。ホテルの車で今日の泊まりの湯元ホテルに行き、荷物を預ける。野上夫人、金子夫人をホテルに残し、毛無山登山口まで車で送ってもらう。今年の登山は標高差約1100mと手ごわい。(11:55)登り始めは左へ大きく山裾をまわり尾根に取り付き、登って行く。約1時間で山の神に着く。天候はまあまあだがあまり見通しは期待できなそう。すぐ中山金山跡をとおりまた左へ巻き加減にのぼりパノラマ台に着く。残念ながら富士山は見えない。パノラマ台から登りがきつくなる。なだらかになり植生が変ってバイケイ草が見られるようになると頂上は近い。(14:55)頂上に到着。やはり富士山はまったく姿を見せない。がともかくここまで登りきったことに感激。写真をとり、「赤福」などを楽しんだ後下山とする。山は下りのほうが足にくる。ストックの必要性を痛感しながらも無事温泉へ帰る。
ホテルには井上夫妻も到着しており全員が顔を揃える。
山の神 頂上への登り

毛無山にて 還暦組

下部温泉の入り方は変わっている。源泉の温度は32度で入浴用の風呂の温度は31度とかなり低い。41度に暖めた風呂の方にまず2分間入り、その後31度の方に30分入るのが正しい入り方だそうだ。冷たい方に入った時はヒヤッとするがなれると気持ちが良い。風呂上りもさわやかで怪我の治療に良いそうだ。武田信玄も川中島の戦いで謙信から受けた傷をここで治したとか。湯治のおばあさんが入っていることがあるのでビックリしないこと。

今日の食事はボリュームたっぷりである。それと泉さん差し入れの最後の菊源氏大吟醸を堪能。そして還暦を迎えた方にそれぞれ希望の歌を贈りました。大事にとっておいてください。泉さんが蒙古で生まれたことを始めて知りました。

日蓮上人お手植えの杉 身延山頂上にて

身延山久遠寺本堂
25日:朝風呂で一日が始まるのが温泉宿のよいところである。例の31度の風呂は長湯が出来るのでうだうだと話の輪が広がる。食事、みやげ物屋冷やかしのあと身延に向かう。駅からタクシーに分乗し身延山に向かう。総門をくぐると広い山域に参拝の人が多く目に付く。昼食を摂る覚林坊に荷物を預け、ロープウェイで思親閣、身延山に向かう。日蓮上人お手植えの杉というのが何本か残っている。残念ながら今日も視界はあまり良くなく七面山がかろうじて見られたが南アルプスはまったく見えない。

時間に余裕がなかったので下りもロープウェイを利用し久遠寺へ参拝する。広大な境内に感動。さらに本堂前から287段108mの菩提梯を下る。本来ならばこれを登って覚りに至るわけであるが逆に煩悩の世界にまた戻ってきたということか。ともかく急な階段である。

三門を過ぎると門前町となる。名物の湯葉などの店が多い。途中から東谷へ入り覚林坊に向かう。

菩提梯
昼食は覚林房での豪華な湯葉ご膳である。今回の幹事は食事量への気配りが行き届いている。学生時代からまったく変わっていない。ご馳走様でした。極楽、極楽!
(注)房は食堂、坊は宿坊を指すそうである。したがって食事をしたのは覚林房。

来年度は日生(ひなせ)、山はなし、幹事は井上さんと決まりました。皆さん、お元気で。

(竹辺 記)