第1日(8月10日)15:20発の高速バスで新宿出発。お盆渋滞も全くなく、19:20飯田着。JRだと7,000円の新宿-飯田駅が何と3,800円と経済的。駅近くの飲み屋で前夜祭、隣の席では人形劇団グループが飯田フェスティバルの打上げ会で盛り上がっていた。
第2日(8月11日)JRで伊那大島、タクシーで鳥倉林道終点へ。以前は5時間半の塩川土場が登り口だったが、今は3時間40分の鳥倉尾根が人気。7時45分登り口、12時三伏峠着。曇りだが幸い雨は降らず、本谷山に着く頃には、塩見岳が見えた。塩見小屋は定員30名の小さい小屋で、宿泊客は40代-60代が殆ど。夕食時、小屋主に蝙蝠尾根のコース状況確認。17:30頃には空気も澄みわたり、農鳥、間の岳、北岳、甲斐駒、仙丈から中央アルプスの木曽駒、宝剣、空木、更には遠く木曽の御嶽山まで見渡すことができた。
第3日(8月12日)5:45塩見小屋発。台風一過の快晴といかず、朝から霧雨と強風。塩見頂上からの眺望は得られなかったが、風の中を歩いているだけで心地良かった。北股岳から蝙蝠尾根はアルプスらしい素晴らしいコース。雷鳥にも2回(計5羽)出会った。蝙蝠岳手前で昼食。この頃から、テープ貼りつきでビデオが動かず残念。蝙蝠頂上を越えしばらくして森林帯に入るが赤テープが20m位の間隔で貼ってあり、ひどいガスでなければ道を迷うことはない。ただコースが長いせいか、途中で行き会った人は僅か1人。水場は、徳右衛門岳下の一箇所しかないが、アルペンガイドによると南アルプスで一番美味しい水とあり、実際、美味しかった。蝙蝠尾根最後のジグザグ下りが中々きつく、18時前にようやく二軒小屋に到着。未予約のためロッジに泊まれず山小屋泊まり。我々4人以外は、マイカーで静岡から来た女性1名のみ。彼女は、4泊5日で、蝙蝠尾根-塩見-三伏-荒川三山-赤石-聖を経て茶臼岳まで行くとのこと。そのバイタリティーに感服。
第4日(8月13日)雨による増水のため、転付峠越をあきらめ、パジェロで二軒小屋-椹島、バスで畑薙第1ダム、タクシーで千頭、大井川鉄道で金谷、JRで静岡、東名高速バスで江田と乗り継ぎ、家(横浜)に着いたのが7時過ぎ。この間、畑薙第1ダムに出るため、東海フォーレストサービスの予約券(3,000円)を買う羽目に。1年間有効だが、一体、どう使えばいいんだろう?秋の紅葉もいいって言うけどね。(辻川記)