7期日生、備前、赤穂行き

7期 日生・備前・赤穂


2004.6.5-6 2004年度の7期同期会は井上山荘を根城に焼物の備前、海の幸いっぱいの日生、そして忠臣蔵ゆかりの赤穂を訪ねました。例年に比べ文化の香りが高い集まりとなりました。幹事は井上夫妻である。

5日13:11相生駅にこだま657で東京組が到着。例によって写真をとっている野上さんの出迎えをうけ、車の大阪組と駅前に集合する。すばらしい天気でみんな元気な再会となった。

伊部南大窯跡にて 伊部駅にはこんな備前焼展示・販売がある

閑谷学校 閑谷学校


閑谷学校にて記念写真 まずは備前焼を見んとて山陽道経由備前市に向かう。最初に尋ねたのが国指定史跡の「伊部南大窯跡」というところ。桃山時代から江戸初期の焼物工場のようなところである。が今は何もない。次に伊部駅前に移動し備前焼の町の散策、買い物、備前陶芸美術館などを訪ねる。焼物が蹲(うずくま)るということを始めて知る。工業製品なら不良品であるがそれがまた持て囃されるのが「お宝」の世界か。しかし見ているとなかなか面白い。

次に訪れたのは寛文十年(1670年)岡山藩主池田光政公が庶民教育のために作ったという「閑(しず)谷学校」。山間に設けられた寄宿制の学校であったようである。江戸時代の庶民教育といえば浪人が開く寺子屋程度としか知らなかったがこういう素晴らしい学校もあったということを知りました。


鹿久居荘にて 鹿久居荘にて

風呂で汗を流した後は迎えのマイクロバスで今回の主目的でもある日生の食事にでかける。日生港に面した鹿久居荘である。蝦蛄(しゃこ)、煮蛸、活き蝦、など等。食事のあとは井上山荘に戻りいつものようなにぎやかな宴をスタートする。この一年の報告、もう作れないという美酒で夜が更けてゆく。今年で全員が還暦となった。最後は矢張り全寮歌で締める。

今回のホスト、井上夫妻です 山荘での楽しいひととき

翌朝は雨であける。梅雨入りである。山荘の周りの新緑が雨にしっとりと柔らかい。今日はまず備前焼人間国宝の藤原啓記念館を訪れる。朝方の雨も上がり薄日も差してくる天気となる。日生の五味の市はサンバースフェスティバルが開かれており大変な人出である。アナゴが名物とかで開いたのを沢山並べている。安い! 主婦ならずとも思わず買いたくなる。

山荘前にて 五味の市にて

次に訪れたのは赤穂城。城内三の丸には討ち入りの指揮をとった大石内蔵助にちなむ大石神社がある。大願成就を願う人はここへお参りすること。ただしかなり苦労しなければ達成できない(と思われる)。お城は復元工事が進んでおりずいぶん広い遺構が良く分かる。

そして今回の最後のイベントは「潮干狩り」の予定であったが潮回りと時間の都合により取るのはパスして赤穂海浜公園でバーベキューをすることになった。昔の塩田の跡地に造られたずいぶんと広い公園である。難破船のあるわんぱく広場のそばでのバーベキューとなった。どこでも何とかしてしまう生活力にあふれた一団である。

赤穂城にて 赤穂海浜公園でバーベキュー

来年は三宅さん幹事で、白馬あたりということになりました。来年も元気に集まりましょう。
(竹辺 記)